マスター教義の復習18
マスター教義聖句を応用する
マスター教義の目的の一つは,マスター教義聖句から学んだ教義を,実生活の状況にどのように応用するかを学ぶことです。この課では,新約聖書のマスター教義聖句を自分の生活の中で実践する練習をします。
マスター教義聖句
エリートサッカーチームのゴールキーパーを目指している,世界最高の選手150人を想像してみてください。コーチにとって選手をたった一人選ぶことがどれほど難しいか,想像できますか。
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選ばれる選手を絞り込むために,コーチはどのような基準を使用すると思いますか。
新約聖書には約8,000の節があります。これらの節のうち,24ある新約聖書のマスター教義聖句に含まれているのは,わずか53(約150分の1)です。新約聖書全体の中から,どの聖句をマスター教義聖句として研究すべきかを選択するという課題を,想像してみてください。
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マスター教義聖句の選択を手伝うよう頼まれたら,聖句を選択するのにどのような基準を用いますか。
以下のマスター教義聖句の中から,あまりよく知らないものを二つ選んでください。聖書の一節全体を読み,それらの聖句が世界中の青少年が焦点を当てるべきマスター教義聖句として選ばれた理由を考えてみましょう。
新約聖書マスター教義:1コリント-黙示
聖句の場所 |
重要語句 |
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聖句の場所 | 重要語句 「自分のからだは,……聖霊の宮で……ある。」 |
聖句の場所 | 重要語句 「ただ,主にあっては,男なしには女はないし,女なしには男はない。」 |
聖句の場所 | 重要語句 「アダムにあってすべての人が死んでいるのと同じように,キリストにあってすべての人が生かされるのである。」 |
聖句の場所 | 重要語句 復活には,栄光の3つの階級がある。 |
聖句の場所 | 重要語句 「時の満ちる〔神権時代において〕,神は……ことごとく,キリストにあって一つに帰せしめようとされ〔る〕。」 |
聖句の場所 | 重要語句 教会は「使徒たちや預言者たちという土台の上に建てられたものであって,キリスト・イエスご自身が隅のかしら石である。」 |
聖句の場所 | 重要語句 「主の日〔が来る前に〕まず背教のことが起〔こる〕にちがいない。」 |
聖句の場所 | 重要語句 「聖書〔は〕……救に至る知恵を,あなたに与えうる書物である……。」 |
聖句の場所 | 重要語句 天の御父は,「たましいの父」である。 |
聖句の場所 | 重要語句 「あなたがたのうち,知恵に不足している者があれば,その人は……神に,願い求めるがよい。」 |
聖句の場所 | 重要語句 「信仰も,……行いを伴わなければ,……死んだものである。」 |
聖句の場所 | 重要語句 「死人にさえ福音が宣べ伝えられた。」 |
聖句の場所 | 重要語句 「死人はそのしわざに応じ,……さばかれた。」 |
神との関係
マスター教義聖句が選ばれた理由の一つは,天の御父とイエス・キリストとの関係を強めることができる真理が含まれているからです。
聖句を応用する
マスター教義の目的の一つは,マスター教義聖句の中に見いだした真理を,現在,そして今後の生活で直面する状況に当てはめられるようにすることです。たとえば,1ペテロ4:6で教えられた,福音が霊界で死者に伝えられるという教義は,愛する人を失った友人を慰めるのに役立ったり,あなたが先祖のために神殿や家族歴史の業を行う励みになるかもしれないということです。