黙示14章
わたしは,もうひとりの御使いを見た。彼は永遠の福音をたずさえてきた
イエス・キリストの再臨について考えてみましょう。末日聖徒イエス・キリスト教会は,あなたが再臨を理解し,再臨に備えるうえでどのように助けているでしょうか。使徒ヨハネは,救い主の教会の回復や義人と悪人の分離を含む,救い主の勝利の再臨の前触れとなる出来事について預言しました。この課では,救い主と回復された教会が,あなたを含め,世界が主の再臨に備えるうえでどのように助けとなるかを理解できるようになります。
教会の目的
学校の授業で,組織された宗教の話題が出てきたと想像してください。あるクラスメートが,教会に所属する人や教会に出席する人が少なくなっているのは,教会がほんとうに役に立ってはいないと感じているからだ,と言いました。この発言によって,あなたは末日聖徒イエス・キリスト教会が奉仕するあらゆる目的について考えるようになりました。
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イエス・キリストが御自身の教会を組織された理由について,ほかの人々が理解すべきだと感じる事柄にはどのようなものがありますか。
末日聖徒イエス・キリスト教会は,あなたの心に浮かんだ多くの重要な目的を果たしています。十二使徒定員会のD・トッド・クリストファーソン長老は,末日聖徒イエス・キリスト教会の多くの重要な目的の一つを次のように説明しています:
「末日聖徒イエス・キリスト教会が,主の再臨に必要な備えを成し遂げるために ,特別に力を与えられ,権限を与えられているということです。まさにこの目的のために教会は回復されたのです。」
(D・トッド・クリストファーソン「主の再臨に備える」 『リアホナ』 2019年5月号,82)
1.以下の質問の答えを学習帳に書いてください:
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この目的を理解することは,あなたやほかの人々が教会のことをどのように捉え,参加するかに対し,どのような影響を与えるでしょうか。
少し時間を取って,救い主の教会の祝福とあなたの生活における主の回復された福音について深く考えてください。学ぶときに,救い主の再臨によりよく備えるためにこれらの祝福を活用する助けとして,聖霊からの促しや印象に耳を傾けてください。
ヨハネ,末日の回復の示現を見る
黙示録に記録されている示現の一部として,ヨハネは救い主の再臨の前に起こる多くの重要な出来事を目の当たりにしました。彼は,イスラエルのすべての部族の14万4,000人の忠実な大祭司が福音をつかさどり,人々を教会に導くために聖任されるのを見ました( 黙示7:4-8 ; 14:1-5 ; 教義と聖約77:11 参照)。また,救い主の再臨に世を備えるために働く多くの天使たちを見ました( 黙示14:6-20 参照)。
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なぜ神殿のほとんどが尖塔にモロナイ像を置いているのか,不思議に思ったことはありますか。
モロナイの像は,回復された福音が世界中で宣べ伝えられたことを象徴しています。モロナイを含む天の使者たちは,預言者ジョセフ・スミスを通して福音の回復において重要な役割を果たしました。 黙示14章 で,ヨハネは,救い主の再臨に世を備える助けとして,モロナイとそのほかの天使たちが果たす重要な役割について述べました。
黙示14:6 を読み,モロナイとその使命を思い出させるヨハネの記述から学べることを,見つけてください。
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何を見つけましたか。(回復におけるモロナイの役割についてさらに知りたい場合は, ジョセフ・スミス—歴史1:29-54 を参照してください。)
モロナイだけでなく, 黙示14:6 で述べられている天使は,イエス・キリストの福音を回復するのを助けた多くの天の使者を表すこともできるでしょう。以下の文を読んで,福音の回復において役割を果たしたほかの天使を見つけてください:
教義と聖約13章 ,前書き
黙示14:7 を読み,御使いが何と言ったかを見つけてください。
「さばきの時がきた」という表現は,イエス・キリストが地上のすべての者を裁く時を指しています。主の裁きは,再臨の時( マラキ3:1-5 参照),および最後の裁きの時( 2ニーファイ9:15 参照)の両方にあります。天の使者の助けを得て,イエス・キリストは御自身の福音を回復し,世が主の再臨に備える助けをされました。
2.以下の質問の答えを学習帳に書いてください:
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主の回復された福音と主の教会は,この世を主の再臨に備えるうえでどのような助けとなるでしょうか。なぜそう思ったのか,説明してください。
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主の再臨に備えるために主がなさる業は,主とあなたに対する主の望みについて何を教えているでしょうか。
この世を再臨に備えるわたしたちの役割。
ヨハネは「人の子のような者」( 黙示14:14 )の示現について述べ,この部分の記述を締めくくりました。 黙示14:14-15 を読み,ヨハネが目にしたことを見つけてください。
鎌とは,植えた作物を切り取り,収穫する(または刈り取る)のに使われる鋭くて湾曲した刃です。イエスが麦と毒麦のたとえを教えられたとき( マタイ13:24-30,36-43 参照),麦(義にかなった民)は「世の終りに」( マタイ13:40 )毒麦(不義な民)から分けられると言われました。ヨハネは示現の中で,悪人の滅亡に備えて,義人が悪人から分けて集められるのを目の当たりにしました( 黙示14:16-20 参照)。 黙示14:15 のあなたの「かまを入れて刈り取〔る〕」という言葉は,人々をイエス・キリストのもとに集めるという意味です。
イエス・キリストは,御自身の再臨に備えて人々を主のもとに集める業に携わるようわたしたちを招いておられます。これは,しばしば,イスラエルの集合と呼ばれます。
少し時間を取って,イスラエルの集合に携わることに関する主の預言者と使徒たちの最近の教えを復習してください。これを行うために,最近の総大会の話の中から「集合」というテーマをChurchofJesusChrist.orgまたは「福音ライブラリー」アプリで検索することができます。あるいは,ラッセル・M・ネルソン大管長とウェンディー・W・ネルソン姉妹の以下のメッセージを一つまたは複数復習することもできます。学びながら,イスラエルの集合を助け,再臨に世を備えるのを助けるわたしたちの役割を表す言葉を見つけてください。
「シオンのつわもの」(ラッセル・M・ネルソンとウェンディー・W・ネルソンによる青少年のためのワールドワイド・ディボーショナル,2018年6月3日)『リアホナ』別冊,ChurchofJesusChrist.org
「イスラエルの集合への姉妹の参加」『リアホナ』2018年11月号,68-70
「神に勝利を」『リアホナ』2020年11月号,92
3.以下の質問の答えを学習帳に書いてください:
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イスラエルの集合についてあなたが見つけた文の中で,あなたにとって特に意義深い言葉は何ですか。それはなぜですか。
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救い主の再臨に向けて自分自身とほかの人々を備えるために,あなたが行う具体的な事柄にはどのようなものがありますか。これらのことは,あなたが備えるうえでどのように役立つでしょうか。