「既存の教会のリソースと解決策」『ヤングシングルアダルトを強める』
既存の教会のリソースと解決策
YSAの計画を立てる際，以下のリソースと解決策を検討してください。以下のそれぞれのリソースについて，YSA委員会のメンバーがこれらの解決策をどれくらい柔軟に適用できるかに関する指針が与えられています。
教会ユニット
教会ユニット（支部，地方部，ワード，ステーク）は，ヤングシングルアダルトが礼拝し，救いと昇栄の業に参加する機会を提供します（エペソ4：11－13参照）。これらのユニットで，ヤングシングルアダルトは定期的に集まって神を礼拝し，イエス・キリストを信じる信仰を育み，儀式を受け，互いに交流し，霊的および物質的な課題に直面しているときに強さを見いだします（モロナイ6：4－6参照）。
あなたがYSAユニットに所属している場合は，検討できるアイデアについて「YSAユニット」の項を参照してください。
話し合いを進めるための質問例
-
わたしたちの地域の教会ユニットは，ヤングシングルアダルトをどのようにサポートしているでしょうか。
-
どうすれば教会ユニットでのYSAの経験をより良いものにできるでしょうか。
-
ワードのヤングシングルアダルトをステークや地区のヤングシングルアダルトとつなげるためにさらに取り組みができるでしょうか。
-
ヤングシングルアダルトが集まれる場所（集会所やインスティテュートの建物）はあるでしょうか。
-
教会ユニットで，ヤングシングルアダルトは有意義な奉仕の機会を得ているでしょうか。
具体的なガイドライン
-
ヤングシングルアダルトが持っている能力，強さ，影響力と，ヤングシングルアダルトが教会ユニットに及ぼし得る影響を心に留めておきます。ヤングシングルアダルトはほとんどの召しにおいて奉仕することができます（『総合手引き—末日聖徒イエス・キリスト教会における奉仕』14.0参照）。
-
個々のヤングシングルアダルトが持っている様々な必要と経験について，また，地理的に区分されたユニットで孤独を感じているかもしれない人たちをサポートする方法について検討します。
-
すべてのヤングシングルアダルトが知られていて，養いを受けているようにします。
考慮できることと発展のための考えられる選択肢
-
2時間目の集会にヤングシングルアダルトを集める方法を検討します（「2時間目」の項参照）。
-
ヤングシングルアダルトに自分が礼拝しているユニットで奉仕し，ユニットを強める機会があるよう，地元の指導者を励まし，指導者と協力します（「教会の召し」の項参照）。
-
現在ワードやステークに所属しているヤングシングルアダルトを引き付けるような経験を作り出します。例として：
-
ヤングシングルアダルトが出席するよう指定されたステーク内の一つのワード
-
毎週の活動
-
毎月の証会
-
毎週または月例の奉仕の機会
-
地元のギャザリング・プレイス（「YSAのギャザリング・プレイスを設ける」ChurchofJesusChrist.org参照）
-
-
YSAユニットを設立することが地域のヤングシングルアダルトを強める最良の方法であると感じる場合には，地元の指導者と協力して設立を提案します（「YSAユニット」の項参照）。
取るべき手順
-
適切な指導者委員会を通して変更を承認します。
-
地理的に区分されたユニットに参加しているヤングシングルアダルトに対して変更を導入する計画を立てます。
YSAユニット
YSAユニットは，人生において同じような段階にいるほかの聖徒たちとともに礼拝し，救いと昇栄の業に携わる機会をヤングシングルアダルトに提供します（エペソ4：11－13参照）。これらのユニットで，ヤングシングルアダルトは定期的に集まって神を礼拝し，イエス・キリストを信じる信仰を育み，儀式を受け，互いに交流し，霊的および物質的な課題に直面しているときに強さを見いだします（モロナイ6：4－6参照）。
話し合いを進めるための質問例
-
YSAユニットの利点や課題にはどのようなものがあるでしょうか。
-
ヤングシングルアダルトがYSAユニットに参加することを選ぶ理由，または選ばない理由は何でしょうか。
-
どうすればYSAユニットでの経験をより良いものにできるでしょうか。
-
地理的に区分されたユニットに出席しているヤングシングルアダルトをどのようにYSAユニットの活動に迎えることができるでしょうか。
-
地理的に区分されたユニットとYSAユニットの活動が競合しないようにするにはどうすればよいでしょうか。
具体的なガイドライン
-
新しいユニットの承認プロセスに従わずに新たなYSAユニットを設立してはいけません（『総合手引き—末日聖徒イエス・キリスト教会における奉仕』37.2参照）。YSAユニットを設立する必要がある場合は，ステーク会長と協力します。
考慮できることと発展のための考えられる選択肢
-
ヤングシングルアダルトの移行時期を，誕生日ではなくグループで同じ時期（例えば1月1日）にします。
-
既婚と独身のヤングアダルトを対象とする合同のユニットを設けます（大学周辺で最もよく見られます）。
取るべき手順
ステーク指導者と協力して以下を行います：
-
現在のユニットの管轄区域を調べ，希望する変更によって生じ得る影響を特定します。
-
影響を受けるユニットの会員の調査を完了します。
-
各ユニットの会員のバランスを確認するために，人口ピラミッドを完成させます。
-
提案するすべての変更について，「ワードまたは支部設立申請書」を完成させます（「指導者と書記のためのリソース」にあります）。
教会の召し
ヤングシングルアダルトは，神の王国に大いに貢献することができます。また，彼らの持つヤングシングルアダルトならではの視点や経験は，すべての教会員を祝福し，強めます。彼らはステーク内で，ビショップ，ステーク会長，ステーク祝福師を除いて，どんな召しも果たすことができます。
話し合いを進めるための質問例
-
ヤングシングルアダルトが救いと昇栄の業に携われるようにする新しい有意義な召しや割り当てにはどのようなものがあるでしょうか。
-
受けている召しにおいて自分は必要とされているとヤングシングルアダルトが感じられるよう，どのように助けられるでしょうか。
-
現在，ヤングシングルアダルトが十分に活かされていないのはどこでしょうか。
-
参加していないヤングシングルアダルトが最も受け入れそうな召しや割り当て，奉仕の機会にはどのようなものがあるでしょうか。
具体的なガイドライン
考慮できることと発展のための考えられる選択肢
-
指導者の召しを含め，ある召しにおいて奉仕できる人を特定するときにはヤングシングルアダルトを検討するよう指導者に勧めます。
-
すべてのヤングシングルアダルトがミニスタリングの割り当てを受けているようにします。
-
ヤングシングルアダルトが神殿で奉仕し，家族歴史活動に参加し，人々に福音を分かち合うための様々な機会を検討します。
-
ヤングシングルアダルトの影響がより広く地域社会に及ぶような召しや割り当てを考えます。
2時間目
日曜日の集会の2時間目は，ヤングシングルアダルトが天の御父とイエス・キリストを信じる信仰を築き，福音の理解を増し，帰属意識とつながりを感じ，自分の生活における福音のかかわりを十分に理解するのを助ける時間であるべきです。
話し合いを進めるための質問例
-
2時間目での経験を通してどのような成果を得ることが望ましいでしょうか。そのような成果を得るには，教会の集会でどのような経験をすることが最も効果的でしょうか。
-
ヤングシングルアダルトが必要としていることの中で，2時間目の集会で対処できるものは何でしょうか。
-
現在の2時間目の集会で，どのようなことが課題となっているでしょうか。
-
2時間目の集会を（信仰の強さ，学習スタイル，人生経験にかかわらず）すべてのヤングシングルアダルトにとって魅力的で，参加可能なものとするにはどうしたらよいでしょうか。
具体的なガイドライン
-
ほかの教会員が使用しているものと同じ聖文と教義の教科課程を使用します。
-
だれもが自由に交流や参加ができる安全な環境を維持します。
-
会員にとって多様な教師やクラスの選択肢があるようにします。
-
教会の承認されている集会パターンに従います（日曜学校の週は男女合同で行い，割り当てられた週に長老定員会と扶助協会を行います）。
-
変更を行った場合，地理的に区分されたユニットとYSAユニットの双方のヤングシングルアダルトにどのような影響があるか検討します。
考慮できることと発展のための考えられる選択肢
-
様々な学習スタイルを支援し，自分たちに関連する話し合いや経験の分かち合いを促し，人との有意義な社会的つながりを生み出すために，小規模なクラスを用意します。例として：
-
奉仕に焦点を当てたクラス
-
音楽に焦点を当てたクラス
-
マルチメディアに焦点を当てたクラス
-
-
対面で出席できない人が福音学習に参加できるように，オンライン，またはオンラインと対面の併用のクラスを開催します。
-
第5日曜日には，地元のヤングシングルアダルトにとって特に関連のあるテーマを取り上げます。例として：
-
現在の難しい課題や，課題となり得る事柄
-
自立
-
依存症からの立ち直り
-
適切な指導者評議会を通して2時間目の集会に関する変更を承認し，ヤングシングルアダルトに対して変更を導入する計画を立てます。
インスティテュート
宗教教育インスティテュートプログラムは，平日の福音学習クラスを通して，「互いに王国の教義を教え合〔う〕」（教義と聖約88：77）ようにという救い主の招きにこたえる機会をヤングシングルアダルトに提供します。
インスティテュートは，キリストを中心とした，聖文に基づく，学習者に焦点を当てたプログラムであり，参加者が神に近づき，イエス・キリストと回復された主の福音に対する信仰を強め，聖約の道において進歩するのを助けることを目的としています（ヨシュア1：8；ヨハネ5：39；2ニーファイ31：21参照）。
話し合いを進めるための質問例
-
インスティテュートや福音学習の大切さについて，教会指導者はどのようなことを教えているでしょうか。
-
地元のヤングシングルアダルトは，インスティテュートに関してどのような経験をしているでしょうか。
-
地元のヤングシングルアダルトにとってより関連性があり，参加しやすいように，インスティテュートプログラムをどのように調整できるでしょうか。
-
わたしたちは地元の宗教教育セミナリー・インスティテュート（S&I）の職員を知っているでしょうか。YSA委員会集会で彼らにどのような役割を果たしてもらえるでしょうか。
具体的なガイドライン
-
18歳から30歳までのすべてのヤングシングルアダルトは，学生であるかどうかにかかわらず，インスティテュートクラスへの出席を奨励されています。
-
宗教教育インスティテュートプログラムは，ヤングシングルアダルトの必要を満たすために，神権指導者とS&I職員の指示の下で設けられます。
-
キャンパスを拠点としたインスティテュートクラスを利用できない地域では，ステーク会長は，ステーク単位で行うインスティテュートを設けることができます。
-
ステーク単位で行うインスティテュートプログラムでは，一般に，大学生ではないヤングシングルアダルトの必要に焦点を当てます。単位の取得よりも，出席と学習に重点が置かれます。
-
学生は，インスティテュートを卒業するためや，教会の大学に移行する単位を取得するために，コースの修了要件を満たすことができます。
-
インスティテュートの卒業証書を得ることを希望するヤングシングルアダルトがいるかもしれませんし，希望しない人もいるかもしれません。地域のインスティテュートプログラムをどのようなものにするかは，卒業要件ではなく，ヤングシングルアダルトの必要に基づいて決めるべきです。
考慮できることと発展のための考えられる選択肢
-
複数のステークが合同でインスティテュートクラスを提供することもできます。
-
ヤングシングルアダルトは，クラスを食事や交流活動と組み合わせた「インスティテュート・ナイト」に興味を持つかもしれません。
-
地元のYSAのギャザリング・プレイスにどのようにインスティテュートを取り入れられるかを検討します。
-
日時，クラスの長さ，クラスの週数，特別なテーマに関するワークショップなど，インスティテュートクラスに対する調整を検討します。
取るべき手順
-
インスティテュートに関してこれまでどのような経験をしてきたか，どのように改善できるかを理解するために，ヤングシングルアダルトに耳を傾けます。
-
地域のヤングシングルアダルトの必要を最もよく満たす形でインスティテュートプログラムを組織し，調整するために，ステーク会長会や地元のS&I職員と密接に協力します。
奉仕
ヤングシングルアダルトには，「熱心に善いことに携わり」（教義と聖約58：27），自分が情熱を持っている事柄に実際に貢献するための，正式な機会や非公式な機会があるべきです。
話し合いを進めるための質問例
-
地域のヤングシングルアダルトが有意義な奉仕の機会を見つけるのを助けるために，JustServeをどのように活用できるでしょうか。（このリンクを使って，あなたの地域のJustServeの担当者に連絡してください。）
-
有意義な奉仕の機会は，ヤングシングルアダルトにどのように良い影響を及ぼすでしょうか。
-
有意義な奉仕の機会を探すに当たって，どのような課題があるでしょうか。
-
地元の地域社会に最も影響を及ぼすと思われるのは，どのような奉仕の機会でしょうか。
-
どの団体と一緒に活動できるでしょうか。
-
奉仕する中でどのように関係を築けるでしょうか。
具体的なガイドライン
-
有意義でない（皆が携わり続けるのに十分でない）奉仕の機会を避けます。
-
ヤングシングルアダルトができるだけ頻繁に奉仕の機会を選択できるようにします。
-
ヤングシングルアダルトが取り組みの指揮を執るようにします。
考慮できることと発展のための考えられる選択肢
-
JustServe，自立コース，依存症立ち直りプログラム，神殿・家族歴史活動，EnglishConnectなど，教会や地域社会の既存のリソースを活用する，または発展させます。
-
プロジェクトについて，ほかのワードや支部，ステークと協力します。
-
地域社会の既存の大きな取り組みについて，ほかの宗教団体，政府，非営利組織と協力します。
-
新しい大きな取り組み（例えば，無料食堂を作るなど）について，地域社会を助けます。
-
専任宣教師やパートタイムの奉仕宣教師の奉仕の機会を広げます。
-
奉仕に基づく召しを増やします（「教会の召し」の項参照）。
-
進行中のプロジェクト（家庭教師やメンター指導，フードバンクでの毎月のシフトなど）を正式なものにします。
神殿での奉仕と礼拝
ネルソン大管長は次のように教えています。「霊的推進力は，神殿で礼拝〔する〕……ことで増していきます。神殿の永遠の祝福に焦点を合わせることで，この世的な方法に対抗するようお願いします。神殿での皆さんの時間が，永遠にわたる祝福をもたらします。」（「今がその時である」『リアホナ』2022年5月号，126）
ヤングシングルアダルトは神殿に集まるとき，希望と平安と愛を感じ，直面している困難を乗り越えるために必要な光を受けるでしょう。
話し合いを進めるための質問例
-
神殿での礼拝と奉仕を通して，ヤングシングルアダルトは直面している問題に対処するためにどのような助けを得られるでしょうか。
-
ヤングシングルアダルトが神殿で礼拝や奉仕をするのを妨げているものは何でしょうか。どのように助けられるでしょうか。
-
ヤングシングルアダルトが神殿での礼拝や奉仕によって，生活の中でより大きな力を見いだすのを助けるために，どのようなことを教えるとよいでしょうか。
-
ヤングシングルアダルトが神殿の聖約を受け，聖約の道にとどまるために，どのように彼らを備えることができるでしょうか。
-
神殿で集まって奉仕するよう，どのようにヤングシングルアダルトに勧めたらよいでしょうか。
-
ヤングシングルアダルトが家族歴史を彼らの神殿活動の一部とするよう，どのように助けられるでしょうか。
具体的なガイドライン
考慮できることと発展のための考えられる選択肢
-
自身のエンダウメントや結び固めを受ける準備をしているヤングシングルアダルトのために，神殿準備クラスを組織することを検討します。
-
ヤングシングルアダルトが参加できる定期的な神殿参入の機会を作ります。ラッセル・M・ネルソン大管長は次のように教えています。「主の聖なる宮において，定期的に主と約束をする方法を見つけ，そしてそのとおりに喜びをもってその約束を守〔ってください〕。」（「模範的な末日聖徒になる」『リアホナ』2018年11月号，114）
-
ディボーショナルのテーマ，聖餐会のテーマ，家庭の夕べのテーマ，活動を，神殿または家族歴史に関するものにするよう計画します。
-
ヤングシングルアダルトがより活発に地元の神殿・家族歴史活動に参加できる方法について，神殿会長会を含む地元の神権指導者と評議します。
-
神殿で儀式執行者やボランティアとして奉仕する機会についてヤングシングルアダルトに知らせる方法を計画します。
YSAカンファレンス
YSAカンファレンスは，地域会長会の指示の下でヤングシングルアダルトのために任意で開催される大規模な活動です。YSAカンファレンスは，YSA実行委員会と地元の指導者によって選ばれたテーマに基づいて行うことができます。カンファレンスには，イエス・キリストを信じる信仰を強め，ほかのヤングシングルアダルトたちとの連帯感を育む助けとなるディボーショナル，ワークショップ，奉仕，活動が含まれるべきです。
話し合いを進めるための質問例
-
地域には効果的なカンファレンスを開催するのに関心を持つヤングシングルアダルトが十分いるでしょうか。
-
YSAカンファレンスを計画することでどのような益がもたらされるでしょうか。
-
YSAカンファレンスを開催するに当たって課題となることは何でしょうか。
-
カンファレンスは地元の地域以外に住むヤングシングルアダルトも参加可能にできるでしょうか。
-
これがわたしたちの取り組むべき解決策であるかどうかを知るために，ほかにどのようなことを検討するとよいでしょうか。
具体的なガイドライン
-
YSAカンファレンスを組織する承認を地域会長会から得ます。
-
YSAカンファレンス実行委員会を組織します。
-
YSA実行委員会と地元の指導者がカンファレンスの計画と実施において主導的な役割を果たすようにします。
-
カンファレンスの適切な開催地を選びます。
-
ヤングシングルアダルトの交流を促し，イエス・キリストを信じる信仰を築く経験を含めます。
-
ワークショップやディボーショナルのテーマは地元のYSAに関連のあるものにします。
-
ヤングシングルアダルトが参加に向けて調整できるように，十分な時間の余裕を持ってカンファレンスの告知を行います。
-
カンファレンスの間，深く考えたり，堅苦しくない形で交流したりするための自由な時間を取ります。
地域会長会がYSAカンファレンスを開催することにした際，計画の助けとしてヤングシングルアダルトカンファレンスに関する指針を使います。
YSAディボーショナル
YSAディボーショナルは，ビショップ，ステーク会長，または地域会長会の指示の下で開催される任意の行事です。YSAディボーショナルには通常，祈り，賛美歌または音楽の発表，一人または複数の選ばれた人による，ヤングシングルアダルトに関連のある福音を中心としたメッセージが含まれます。
話し合いを進めるための質問例
-
ディボーショナルを開くことでどのような益がもたらされるでしょうか。
-
どのような課題があるでしょうか。
-
ディボーショナルを通して，地域のヤングシングルアダルトが抱えているどのような必要に対処できるでしょうか。
-
ディボーショナルは，対面，放送，対面と放送の併用のうち，どの方法で行うべきでしょうか。
-
どの形式（話，ディスカッション，パネルなど）がメッセージや対象の聴衆にとって最も効果的でしょうか。
-
ほかの言語を話す人や障害のある人を含め，すべての人がディボーショナルに参加できるようにするにはどうすればよいでしょうか。
具体的なガイドライン
-
ディボーショナルを計画するときには，地域のヤングシングルアダルトの興味，必要，経験について検討します。
-
ヤングシングルアダルトがディボーショナルの中心的な企画者であり，指導者であるべきです。
-
ステーク会長会，ビショップリック，そのほかの指導者は，ディボーショナルの前後のサポートと宣伝を行うべきです。
-
ディボーショナルは，ワード，ステーク，または複数のステーク単位で開くことができます。
考慮できることと発展のための考えられる選択肢
-
様々な形式を検討します。自分たちの地域でこれまでに試したことのない形式を検討するのを恐れないでください。例として：
-
対面での集会
-
オンラインでの集会
-
パネルディスカッション
-
グループディスカッション
-
聖餐会形式のメッセージ
-
音楽の発表
-
ワークショップ
-
-
ディボーショナルのテーマは，常に霊的な要素を含み，ヤングシングルアダルトがキリストに近づくのを助けるものであるべきです。例えば，考えられるテーマとして：
-
救いと昇栄の業
-
教義に関するテーマ
-
奉仕の機会
-
課題となっている事柄
-
依存症からの立ち直り
-
教会歴史
-
緊急時の備え
-
自立
-
心の健康と情緒的なレジリエンス
-
メディアに関する安全策
-
キリストのような特質
-
YSAのギャザリング・プレイス
ヤングシングルアダルトとその友人たちは，集まって，自分たちを互いや神に近づけてくれる健全な活動や経験に参加するのが大好きです。ギャザリング・プレイスは，ヤングシングルアダルトとその友人たちの集いの場として（既存の集会所やインスティテュートの建物の中の）指定された場所であり，彼らはその場所で以下の一つまたは複数に参加します：
-
宗教教育や福音学習（インスティテュートクラス，『わたしに従ってきなさい』の学習グループ，福音についての話し合い，ディボーショナルなど）
-
奉仕や社交活動（JustServeのプロジェクトを含む地域社会や人道支援の奉仕，ダンス，文化行事，家庭の夕べグループなど）
-
神殿参入の準備を含む，神殿・家族歴史活動
-
自立や教育の機会（自立コースやBYUパスウェイ・ワールドワイドなど）
-
伝道活動（フェローシップや伝道の準備の活動など）
-
地域社会のアウトリーチ活動（「地域社会とつながる：教会のリソースを分かち合う」ChurchofJesusChrist.org参照）
詳しくは，「YSAのギャザリング・プレイスを設ける」（ChurchofJesusChrist.org）を参照してください。
話し合いを進めるための質問例
-
ヤングシングルアダルトが帰属意識を育むために，どのような社会的交流が助けとなるでしょうか。
-
社会活動によってイエス・キリストを信じる信仰をどのように強められるでしょうか。
-
ヤングシングルアダルトが集まる場所を設けることは，霊的および社会的な面で彼らにどのような祝福をもたらすでしょうか。
具体的なガイドライン
-
ステーク会長は，YSAのギャザリング・プレイスを管理するために，ステークYSA委員会（『総合手引き—末日聖徒イエス・キリスト教会における奉仕』14.1.1.2参照）を活用します。複数のステークのためのギャザリング・プレイスについては，この委員会には各ステークからのヤングシングルアダルトを含めるとよいでしょう。
-
ステークYSA委員会は，活動に関する教会の指針に従います（『総合手引き』20章参照）。
-
ステークYSA委員会がインスティテュートの建物を使用できる場合は，インスティテュートのディレクター（またはコーディネーター）がYSAのギャザリング・プレイスの支援に関して重要な役割を果たします。
-
運営資金や支出はステークのYSAの予算から出され（『総合手引き』14.2.1.3参照），必要な場合は地域の予算から補われます。