違いを尊重するにはどうしたらよいでしょうか

トランスジェンダーを自認する人が家族や友人の中にいる場合は，キリストの愛を祈り求めながら，救い主の模範に倣ってその人を愛するように努めましょう。互いに愛し合うようにという戒めには，この世でわたしたちと異なった事柄を経験している人々も含まれます。

ダリン・H・オークス管長は次のように教えています。「人生で経験する，実に多くの人間関係や状況で，わたしたちは違いを受け入れなければなりません。重要な状況において信念の違いを自分から否定したり，捨てたりするべきではありません。 しかし，キリストに従う者として，わたしたちは異なる価値観を有する人や，自分たちにとって基本となる教えを受け入れない人とも平和に暮らす必要があります。預言者への啓示で示された御父の救いの計画により，わたしたちはこの地球という環境に置かれ，そこで主の戒めを守らなければなりません。そしてこの計画の中には，主がわたしたちを愛されたように，わたしたちも文化や信条の異なる隣人を愛するというチャレンジが含まれているのです。モルモン書の預言者が教えたように，わたしたちは『神とすべての人を愛して』力強く進まなければならないのです（2ニーファイ31：20）。」（「違いがあっても周りの人を愛し，受け入れる」『リアホナ』2014年11月，28）