4 それは，預よ言げん者しゃイザヤの書しょに書かいてあるとおりである。その言こと葉ばは次つぎのとおりである。「荒あれ野ので叫さけぶ者ものの声こえがする。『主しゅの道みちを備そなえ，その道筋みちすじをまっすぐにせよ。』

5 見みよ，見みよ，預よ言げん者しゃたちの書しょに書かいてあるとおりに，主しゅは，世よの罪つみを取とり除のぞき，異い教きょうの諸しょ国こく民みんに救すくいをもたらし，イスラエルの羊ひつじの群むれに属ぞくする行ゆく方えの知しれない者ものたちを集あつめるために来こられるからである。

6 まことに，散ちらされて苦くるしんでいる者ものたちを集あつめるために，主しゅは来こられる。また，道みちを備そなえ，異い邦ほう人じんに福ふく音いんが宣のべ伝つたえられるようにするために来こられる。

7 地ちの果はてに至いたるまで暗くら闇やみに座ざしているすべての人ひとへの光ひかりとなり，また死し者しゃの中なかからの復ふっ活かつをもたらし，高たかい所ところに昇のぼって御おん父ちちの右みぎに住すむために来こられる。

8 その後のち，時ときが満みちて，律りっ法ぽうと証あかしが結むすび固かためられ，王おう国こくの鍵かぎが再ふたたび御おん父ちちに引ひき渡わたされる。

9 そして，主しゅはすべての者ものを裁さばかれる。すなわち，すべての者ものに裁さばきを行おこなうために降くだって来きて，不ふ信しん心じんな者ものが犯おかした不ふ信しん心じんな行おこないを立りっ証しょうされる。このことはすべて，主しゅが来こられる日ひに起おこる。

10 その日ひは力ちからの日ひである。まことに，すべての谷たには埋うめられ，すべての山やまと丘おかは低ひくくされ，曲まがった所ところはまっすぐになり，起き伏ふくの激はげしい所ところは平たいらになる。

11 そして，人ひとは皆みな，神かみの救すくいを見みるであろう。」

19 テオピロ閣かっ下か，あなたは次つぎのことをよく御ご存ぞんじです。ユダヤ人じんの方ほう法ほうで，またさい銭せん箱ばこにお金かねを受うけ取とるユダヤ人の律りっ法ぽうの慣かん例れいに従したがって，受うけ取とった豊ゆたかなお金の中なかから貧まずしい者もの全ぜん員いんにその人ひとの取とり分ぶんが定さだめられた。

20 取しゅ税ぜい人にんたちもこのように行おこなった。そこで，ヨハネは彼かれらに言いった。「定さだめられているもの以い上じょうに取とり立たててはいけない。」