2018
母親の務めに喜びを見いだす5つの方法
2018年8月


母親の務めに喜びを見いだす5つの方法

わたしはついに,子供と一緒に家にいるのが好きになる方法を見つけました。

父親と母親,そして新生児

母親になったばかりのころは,毎日繰り返される子供の世話にうんざりしていました。一日中アパートに閉じこもって二人の小さな子供の世話をしていたので,夫やほかの人たちが意気揚々と新しい道を突き進むのを見るのはつらいことでした。母親業を楽しみたいのはやまやまでしたが,悩みました。そこで,天の御父に祈りました。ものの見方と自分自身を変える方法を知ることができるよう助けてくださいと祈ったのです。簡単でありながらも力のある答えが返ってきました。

  1. 受けている恵みを数え上げる。自分の生活の悪い面ではなく良い面に目を向けるようにすると,感謝の気持ちが湧いてきて幸せになります。

  2. 日々の生活ですばらしいことやうれしいことを見つける。わたしは,子供たちがよく笑い,わたしを笑わせてくれることに気がつきました。子供たちが日々成長するのを観察できるのが楽しくなりました。一日に何度も繰り返さなければならないとしても,家事をすることに喜びを感じるようになってきました。これは,わたしが祈りと努力によって得た御霊の祝福です。

  3. 自分の子供と遊ぶ。時間を取って自分の子供と遊ぶのは,大きな祝福でした。そうすると,時間を上手に使えるようになって無駄を最小限に抑えられるようになり,子供がテレビを見たり,いたずらをしたり,けんかをしたりする時間が少なくなります。子供と遊ぶと,子供は喜びます。子供が喜ぶと,わたしも幸せになります。子供の遊びに加わると,子供とのきずなが強くなり,子供の目から世界を見ることができるようになります。子育ては苦労するかいがあることが分かりました。

  4. 自分以外に目を向ける。ほかの人に目を向けると,自分の問題をくよくよと考えなくなります。わたしはいらいらや悲しみ,落ち込みから解放され,代わりにキリストの純粋な愛を感じるようになりました。確かにそうだと分かっているのですが,わたしはこれを時々学び直さなければなりません。わたしは自分のすることをすべて自分のためにするのではありません。神がわたしに託してくださった貴い子供たちのためにそれを行うのです。神のような者になるよう子供たちに教えると,わたしも神のような者に成長します。

  5. 長い目で見る。目の前に置かれたいつ果てるともしれない仕事にうんざりしたときには,人生のこの時期がいかに貴く得難い時期であるかを考えます。子供が親の元にいるのはほんの短い間です。わたしは彼らが学べるよう助け,彼らが成長して天の御父が望まれるすばらしい人物に成長するのを見る時間を大切にしています。

このような促しに従ったところ,母親の務めに対するわたしの考え方は完全に変わりました。以前は,人生の大冒険に取り残されたと感じていました。しかし今は,自分の子供こそが人生の大冒険なのだということが分かります。探し求めていた喜びと目的は,いつもわたしの目の前にあったのです。わたしはただの家政婦などではなく,教師であり,相談相手であり,親友なのです。母親の務めは大いなる祝福であり,また大きなチャレンジでもあります。そして,これによって成長し,学び,精錬されて,天の御父が期待しておられるような人物になれることに,わたしは感謝しています。