ソーシャルメディア：あなたは何を分かち合っていますか

アレクサンドラ・ビレイラ

わたしたちはソーシャルメディアを，福音がもたらす喜びを人々に見てもらう窓として用いることができます。

あなたはソーシャルメディアで何を分かち合っていますか。あなたに喜びをもたらすものを分かち合っていますか。人生での経験について投稿していますか。「いいね」や称賛を求めていますか。最も重要なこととして，イエス・キリストの福音について投稿していますか。

伝道中，福音を分かち合うことはわたしにとってとても実りある経験だったので，ペルーに帰ってからもそれを続けたいと思いました。しかしすぐに，伝道中のように自分が望むすべての人に働きかける時間はないことを悟りました。

そこで，ソーシャルメディアに目を向けました。

伝道中の経験や，毎週の『わたしに従ってきなさい』の学習から得た考え，そのほかの福音に関連した洞察を人々と分かち合うために，ブログを作成しました。そして，ブログを分かち合ううちに，分かち合ったことへの感謝を伝える友人からのうれしいメッセージを受け取るようになりました。それは予想していませんでした！そこでわたしは考えました。「ソーシャルメディアでもっと何かできるのではないだろうか。」そして，Instagram（インスタグラム）とYouTube（ユーチューブ）で福音を分かち合うプラットフォームを作る作業が始まったのです。

ソーシャルメディア伝道の秘訣

ソーシャルメディアで信仰を分かち合うことは複雑なものである必要はありませんが，ソーシャルメディアは批判やこの世的な考え，表面的な投稿であふれている場合があるために，分かち合うのが怖いと感じることがあるかもしれません。時には，わたしたちの信仰を分かち合うべき場所とはほど遠いように感じることもあります。しかし実際には，ソーシャルメディアは非常に多くの作り話とうそであふれているからこそ，わたしたちがイエス・キリストの弟子として受けている喜びと平安と真理を分かち合う必要があるのです。

わたしはよく次のように尋ねられます。「アレクサンドラ，あなたがソーシャルメディアを通して福音を分かち合う動機は何ですか。それを自然に分かち合い，日々の生活に関連づける秘訣は何ですか。」わたしの答えは常に同じです。「秘訣なんてありません！鍵は福音に従って生活し，福音を日々の生活の一部にすることです。」

福音に従って生活し，信仰を深めようと努力すればするほど，人々に福音を分かち合いたいと強く望むようになります。人々に証を分かち合うために多くの時間をささげようとするわたしの動機は，天の御父との霊的な経験から生じています。

自分の経験から，福音を分かち合うことはとても簡単で，救い主の羊の群れの一員であることの日々の経験を分かち合えばよいということを学んできました。自分の分かち合ったことがだれかに影響を与えているかどうかは必ずしも分かりませんが，「小さな，簡単なことによって大いなることが成し遂げられる」（アルマ37：6）と知っています。

信仰を分かち合うようにという救い主の招き

世の中には，自分が何者であり，なぜ希望をもって前進し続けるべきなのかを思い起こさせてくれるものを探している人々がいます。そして，わたしたち以上にこれらの真理をうまく分かち合える人がいるでしょうか。キリストに従う者として，わたしたちは神の約束と，神が御自分の子供たちのために用意されたすばらしい計画について知っています。「見いだす場所を知らないということだけで真理を得られずにいる」（教義と聖約123：12）人たちがいることを覚えていてください。そしてわたしたちはその人たちが真理を見いだすのを助けることができるのです。

十二使徒定員会のディーター・F・ウークトドルフ長老は次のように述べています。

「皆さんの経験談を，個人的に，ソーシャルメディア上で，またグループ内で，そしてどこででも分かち合ってください。

イエスが最後に弟子たちにお告げになったことの一つは，世界中に出て行き，よみがえったキリストの話を伝えることでした。今日わたしたちは，その大いなる務めを喜んで受け入れています。」¹

イエス・キリストの弟子であることには，現実の生活だけでなくソーシャルメディア上での行動も含まれるべきです。福音の真理を宣言するために声を上げるとき，わたしたちはイエス・キリストから託されている大いなる責任を果たすことができます。

わたしたちがどのようにして毎日主のために時間を作っているか，困難や悲しみに立ち向かっているか，平安を見いだしているかを，世の人々に示しましょう。大切なことを分かち合うことによって，わたしたちはイスラエルを集めるために神の御手に大いに使われる者となると知っています。

天の御父はわたしたちを必要としておられます。画面の向こうに隠れるのをやめて，それを使って人々とつながりましょう。主の業に参加して，わたしたちに喜びを与えてくれるものではなく，喜びを与えてくださる御方について，すなわち救い主イエス・キリストについて投稿しましょう。