アンモンと兄弟たちは,レーマン人に福音を教えるために身を粉にして働きました。レーマン人は敵対的であり,宗教についてあまり知りませんでした。
アルマ18章にある,宣教師アンモンとラモーナイ王の会話を見てみましょう。
- ラモーナイ王は,アンモンの力と勤勉さから,アンモンが大霊に違いないと思いました。
- アンモンは「大霊」がどんなものか分かりませんでした。もしやラモーナイは神について話しているのでしょうか。しかし,ラモーナイは「神」の意味が分からないと言いました。
- アンモンには,ラモーナイが至高の存在を信じていることが分かりました。ただ違う呼び名を用いているだけです。
- そこでアンモンは別の言い方で質問しました。「王様は大霊のましますことを信じますか。」(26節)ラモーナイは,信じると答えました。大霊を信じていたのです。アンモンは,その大霊が神であると説明しました。
伝道において,わたしたちはこれを「共通の信念の上に築く」と呼んでいます。それは,互いの違いではなく,すでに共通認識として持っていることに焦点を当てることを意味します。
このことを心に留めて,友人に福音を分かち合う機会を探してください。ほとんどの人は,ある種の神や崇高な力を信じています。相手の神についての理解が,あなたの理解と異なっていても心配しないでください。共通点に焦点を当てましょう!