Recognizing Inaccurate Thought Patterns
福音実践

自分に当てはまるものはありますか?

07/10/24 | 2 min 所要時間
ゆがんだ思考を自覚することは,ポジティブに変わっていくための最初のステップです。

だれもが,時には否定的な考え方をするものです。でも,否定的で不適格な思考パターンにはまり込んでしまうことがあります。それは,多くの場合,最悪の事態を想定したり,結論を急いだりすることから生じるものです。

ゆがんだ思考パターンのリストを紹介します。

  1. 白黒思考:物事や人を,完全に良い,あるいは完全に悪いものとして見る。いつもまたは決してというような言葉を使ってしまう。
    例:「自分はいつも言ってはいけないことを言ってしまう!」
  2. レッテル貼り:起こった事柄について,大ざっぱあるいは不正確なレッテルを貼るような発言をする。
    例:「自分は聖文をよく理解できないので,頭が悪いに違いない。」
  3. 先読み:他人の考えを勝手に解釈したり,最悪の結果を想定したりして結論を急ぐ。
    例:「みんなが自分をあざ笑っているのが分かる。」
  4. 自己批判:現実には多くの要因が伴う状況なのに自分のせいにする。
    例:「彼らが折り返し電話をくれなかったのは,自分に対して怒っているからに違いない。」
  5. 感情的決めつけ:自分がどう感じるかで状況を判断してしまう。
    例:「幸せを感じないのは,自分が間違ったことをしたからに違いない。」
  6. 過度の一般化:一つの経験をすべての経験に当てはめて一般化する。
    例:「応募した仕事に採用されなかったから,今後も採用されないことは明らかだ。」
  7. 悲観的思考:ネガティブな細部に注目し,それをくよくよと考え続ける。
    例:「テストはAだったけど,100点ではなかった。」
  8. 過小評価:良い経験をしても,たいしたことないと感じるのですべての経験を否定する。
    例:「確かに,それは自己ベストだったけど,自分はほかのだれよりもずっと遅いんだ。だからその記録は,実際には意味がないんだ。」
  9. 拡大解釈:自分の弱点を大げさに言ったり,他人の長所と比較したりする。
    例:「コーチはわたしの古い靴を一目見て,チームからわたしを追い出すだろう。」
  10. べき思考:物事がどうあるべきか,どうあってはならないかを自分に言い聞かせる。
    例: 「もっと良く知っておくべきだった。」

自分自身の生活の中で,行っていることに気づいたものがありますか。今週,あなたの考えにさらに注意を払いましょう。来週は,より肯定的な思考パターンを発展するためのアイデアを分かち合います。

自分自身が最高で,すばらしく,優れた人物であることを忘れないでください。それを否定する人を信じてはいけません。わたしたちは,成長過程にあるのです。

思考のリスト

あなたが経験するゆがんだ思考のリストを作ると役に立つかもしれません。来週,このリストを良いツールとして活用する方法を紹介します。

注:本記事は,情緒的レジリエンスに関する継続的なシリーズの一部で,こちらの手引きを基に作成しています。

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