「不可欠な会話」『For the Strength of Youth—青少年の強さのために』2021年5月号
日曜午前の部会
不可欠な会話
抜粋
わたしたちは,子供が改心するのをただ待っているだけではいけません。たまたま改心するというのは,イエス・キリストの福音の原則ではありません。救い主のようになることは,たまたま起こるものではないのです。意識して愛し,教え,証することによって,子供たちは幼いころから聖霊を感じられるようになります。聖霊は,子供たちがイエス・キリストに帰依する証を得るために不可欠です。……
イエス・キリストの福音に関する家族の会話は,御霊を招くのに不可欠な会話です。そのような会話が子供たちとの間にあるとき,わたしたちは子供たちが「その基の上に築くならば,倒れることなどあり得ない」「堅固な基」を築くのを助けていることになります(ヒラマン5:12)。
このような大切な会話があると,子供たちは以下のことができるようになります。
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悔い改めの教義を理解する。
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生ける神の子キリストを信じる信仰を持つ。
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8歳になったときにバプテスマと聖霊の賜物を受けることを選ぶ。
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祈り,主の御前をまっすぐに歩む(教義と聖約68:28)。……
子供たちは学び,成長する過程で,信仰の試しに遭います。しかし,適切な備えがあれば,ひどい逆境の中でも信仰と勇気と自信を育むことができるのです。
「子供の心を備え」るようにと,アルマは教えています(アルマ39:16参照)。わたしたちは次世代を担う若者たちを,信仰の擁護者となり,「自分の思うとおりに行動すること,すなわち永遠の死の道を選ぶことも,永遠の命の道を選ぶことも自由である」ことを理解できるよう備えているのです(2ニーファイ10:23)。子供たちには,「永遠とは決して誤解してはならないものである」という偉大な真理を理解する権利があります。
子供たちと簡単ながら不可欠な会話をすることによって,現世で「永遠の命の言葉を享受し,来るべき世において永遠の命,すなわち不死不滅の栄光を享受〔できる〕」よう助けることができますように(モーセ6:59)。