教会での奉仕
奉仕から得られる成長
著者はともにアメリカ合衆国ユタ州在住です。
奉仕によって成長できるように,わたしたちは支部の新会員がすぐに召しを与えられるべきであると感じました。
わたしたちは,2000年に台湾高雄ステークの最も小さい支部の支部会長として,また初等協会の会長として奉仕するように召されました。聖餐会の出席人数は,若い家族や4人の活発な長老と宣教師を含む約20名ほどでした。その後,主がわたしたちの支部を栄えさせてくださると信じ,二人の長老を伝道に送り出しました。
支部で奉仕しているとき,すべての改宗者は「友人,責任,『神の善い言葉で養う』」必要があるというゴードン・B・ヒンクレー大管長(1910-2008年)の勧告を思い出しました。1奉仕によって成長できるように,支部の新会員がすぐに召しを与えられるべきであると感じたのです。宣教師は求道者をわたしたちに紹介し,彼らはバプテスマ後2週間以内に責任を受けました。彼らはほかの会員たちとともに奉仕しながら友情を育みました。
新たにバプテスマを受けたすべての兄弟たちは,1か月以内にアロン神権を受け,聖餐を祝福し,パスをしました。さらに,次のステーク大会までにメルキゼデク神権を受けられるように彼らを備えました。
新しい長老たちは儀式をどのように行うかを教えられ,その後,彼らはもっと新しい長老たちに教えました。わたしたちは実行から学んだことを信じ,教えることから学んだことを心に留めました。支部の会員たちには,模範を示し,相談相手となり,教え,訓練し,そして互いに支え合う責任がありました。
わたしたちはホームティーチャーや家庭訪問教師,家庭の夕べ,ワードの活動や持ち寄り食事会などを通して新しい改宗者をフェローシップしました。新会員は日曜日と週日の宗教教育を通して神の言葉により養われました。インスティテュートの生徒は2人から25人に増えました。わたしたちの小さな支部をさらに養うために,わたしたちは毎月バスで往復10時間かけて台湾台北神殿に参入し,奉仕しました。通常ステークは,神殿に行く2台目のバスの空席を埋めるのに苦労していました。支部が大きくなり,幾つもの家族が神殿の祝福に備えたので,わたしたちは自分たちのバスをいっぱいにするための目標を設定しました。最初の年には2回の神殿訪問で,ステークのほかのユニットが神殿に行く1台目のバスを満席にしたのに対し,2台目はわたしたちの小さな支部だけで満席になりました。それから間もなくして,ステークはそれぞれのワードが少なくとも1年に1度は神殿用のバスを満席にするようにチャレンジしました。
2年目までに,わたしたちの改宗者の定着率は30パーセントから90パーセント以上に増え,聖餐会の出席は100人ほどになり,そこには活発な長老が25人含まれていました。支部はワードになり,古い教会堂は新しい礼拝堂に改装されました。
最も小さい支部はステーク内で一番強いワードになりました。これはすべての改宗者が友人,召し,神の言葉で養われてきたからです。