リアホナ
バプテスマの後:モロナイ6:4の詳細な研究
2024年12月


デジタル版のみ:わたしに従ってきなさい

バプテスマの後:モロナイ6:4の詳細な研究

個々の言葉や語句を研究することで,モロナイ6:4をより深く掘り下げることができます。

改宗者にバプテスマを施す準備をしている宣教師

「バプテスマ」

「あなたがたが入らなければならない門とは,悔い改めと,水によるバプテスマである。」(2ニーファイ31:17

「働いて」

わたしたちが聖霊の賜物を受けるとき,聖霊は特別な方法でわたしたちに働きかけ,わたしたちの汚れを取り,清め,聖めてくださいます(3ニーファイ27:20参照)。

「清められる」

バプテスマの後には「火と聖霊によって罪の赦しが与えられる。」(2ニーファイ31:17

「聖霊はまた聖め主でもあられ,火によるかのように人の霊から不純物と邪悪な物を焼き払い,清めてくださいます。」

「キリストの教会の民」

主の民が組織されるときはいつでも,主の権能の下にあります。人々はバプテスマと確認を受け,主の名を受けるという聖約に入ることによって,イエス・キリストの教会に加わります。

「その名が記録された」

「主の教会において,記録の作成は常に重要視されてきました。」イエス・キリストの教会は,会員が霊的に成長し,必要を満たすのを教会が助けることができるように,会員の記録をつけています。

「覚えられ」

教会の公式記録に名前が載り,教会指導者から注意を引いてもらうだけでなく,わたしたちは互いに「覚えられ」ることができます。

「わたしたちは会員として,教会の活動や集会に出席するとき,……常に注意して見慣れない人を捜すべきです。わたしたちは,新しい友人が教会で受け入れられ歓迎されていると感じるように助けるために,簡単なことを行えます。……彼らはわたしたちの心遣いを通して教会に溶け込めると感じ,新しい友達を作り,そして最も大切なこととして,救い主の愛を感じることでしょう。」

「神の善い言葉によって養われる」

「家庭と教会での霊感に満たされた教育は, 神の善い言葉による養いというきわめて重要な要素を満たす助けとなります。」わたしたちは教えてくださるすべての皆さんに大変感謝しています。」

「わたしたちが話す一つ一つの言葉によって,人々の信仰を強めたり,弱めたりすることがあります。したがって,話す言葉によって人々を養い,強めることができるように御霊の助けを受ける必要があります。

人々を養うためにどのような言葉を使ったらよいかという点で御霊の導きを受けるには,二つの非常に大切な鍵となる事柄があります。それは,毎日聖文を研究することと信仰の祈りをささげることです。……

わたしたちが養わなければならない神の善き言葉とは,福音の素朴な教えを指しています。単純であることや繰り返しを恐れる必要はありません。……

……御霊の励ましを感じ取り,御霊が命じることに従い,そして従順であるためには幼子のような心を持つことが必要です。それこそ,神の善き言葉によって養われるのに必要なことです。」

「祈りを心に留めさせ」

心に留めるとは,目を覚ましている,警戒する,油断がないという意味です。定期的に,謙遜に,心から祈ること,すなわち天の御父に自分の状態を確認していただくことは,わたしたちが霊的な危険に警戒し,誘惑を避け,御霊に導いていただく助けとなります(マタイ26:41アルマ13:2834:39参照)。

「だけ」

「わが魂はもだしてただ神をまつ。わが望みは神から来るからである。主こそわが岩,わが救……である。」(詩篇62:5-6;強調付加)

「神と和解した後にあなたがたが救われるのは,ただ神の恵みによること,また神の恵みを通じてであることを覚えておきなさい。」(2ニーファイ10:24;強調付加)

「キリストの功徳」

キリストの功徳には,その罪のない生涯と無限の贖罪が含まれ,それらはわたしたちの罪と死からの贖いを可能にします(2ニーファイ2:6-8参照)。

「彼らの信仰の創始者であり完成者」

イエス・キリストは初めであり終わりであり,アルパでありオメガであられます。贖罪と復活を通して,主はわたしたちの信仰の土台を備え,信仰を完成させ,完全なものにしてくださいます。

  1. デビッド・A・ベドナー「いつも罪の赦しを保つ『リアホナ』2016年5月号,59参照

  2. 『聖句ガイド』「イエス・キリストの教会」の項,福音ライブラリー参照

  3. 『総合手引き—末日聖徒イエス・キリスト教会における奉仕』33.0,福音ライブラリー

  4. ウリセス・ソアレス「キリスト・イエスにあって一つ『リアホナ』2018年11月号,38

  5. ジェフリー・R・ホランド「神からこられた教師『聖徒の道』1998年7月号,28

  6. ヘンリー・B・アイリング「わたしの子羊を養いなさい『聖徒の道』1998年1月号,96,97