「インスティテュート卒業式の手順」,『セミナリーおよびインスティテュート卒業式のガイド』(2021年)
「インスティテュート卒業式の手順」,『セミナリーおよびインスティテュート卒業式のガイド』
インスティテュート卒業式の手順
注:以下でビショップあるいはステーク会長と記されている箇所は,それぞれ支部会長と地方部会長として読み替えることができます。
ガイドライン
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毎年行われる卒業式は,インスティテュートの生徒が払った努力と,彼らが達成したことをたたえる一つの機会です。
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卒業式は毎年開催してください。
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インスティテュートの卒業式は,キャンパスかステークレベルのプログラムとして開催します。地元の管理者や指導者が適切であると判断すれば,ステークプログラムのインスティテュートをキャンパスプログラムやほかのステークのプログラムと一緒に卒業式を行うこともできます。
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できれば,卒業式は学校年度の終了後に行ってください。
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卒業式を行わないことが決定された場合,卒業の推薦を受けている生徒は卒業証書を申請することができ,インスティテュートプログラムは年度の終了後に証書を印刷します。
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生徒が卒業の要件を満たすには,最低でもインスティテュートコースを14単位分修了する必要があります。それには4つのコーナーストーンコース(8単位)と,3つの選択コース(6単位)が含まれます。
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コースの修了には,(1)出席,(2)コースの読書課題,(3)「学習の質を高める経験」(ELE)の3つの要件を満たす必要があります。これらの3つの要件を満たしていない生徒には,埋め合わせをする機会が与えられます。卒業が見込まれる候補者には,卒業式での表彰を申請するよう勧めてください。
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卒業が見込まれる候補者は,卒業申請をするために,宗務指導者による推薦を得る必要があります。
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卒業証書には,教会教育管理会会長と宗教教育セミナリー・インスティテュート(S&I)教育長の署名のみが事前に印刷されます。
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適切であれば,年次卒業式でインスティテュートプログラムが,修了証書を取得した生徒を発表するとよいでしょう。
役割と責任
現在のインスティテュート諮問評議会(IAC)に割り当てられているステーク会長(『総合手引き—末日聖徒イエス・キリスト教会における奉仕』,14.1.2,ChurchofJesusChrist.org;ステークインスティテュート,ChurchofJesusChrist.org参照)またはステーク会長が指名した人:
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卒業式の準備と計画に関して,地元のインスティテュートディレクターと相談する。
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最終的な卒業式のプログラムを承認する。
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卒業式で話したり,卒業式での表彰と卒業証書の授与を手伝ったりすることができる。
すべてのステーク会長,またはステーク会長の指名を受けた人:
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ビショップが宗務指導者による保証・推薦の要件を,インスティテュートディレクターから説明された通りに理解していることを確認する。生徒には宗務指導者による推薦を求め,卒業の申請を完了する責任があります。
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ステーク内のヤングアダルトがどこのインスティテュートに出席しているかに応じて,複数のインスティテュートプログラムから,複数のメールを受け取る可能性があることを理解する。
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卒業式に出席して,ステークの会員たちが修了証を手にできるように支援する。
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自分のステークから卒業式に参加する生徒がいる場合,壇上に座るよう招かれる。
ビショップまたはその顧問:
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それぞれの生徒から宗務指導者の推薦を求められたとき,卒業が見込まれる候補者を推薦する。
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それぞれの候補者を推薦するかどうかは,ビショップまたはその顧問の裁量で判断する。ビショップまたは顧問が,その生徒の卒業申請に対して,宗務指導者による推薦書に署名しない限り,申請には不備が残ることになり,その生徒は卒業式で表彰されません。
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インスティテュートの卒業候補者を推薦できない場合,その理由を説明する責任がある。
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自分のワードから卒業式に参加する生徒がいる場合,ワードの会員の成果をたたえるために,卒業式に参列するように招かれる。
インスティテュートにおける宗務指導者による推薦
インスティテュートディレクター:
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宗務指導者による推薦がインスティテュートを卒業するための要件であることを,各ステーク会長が理解していることを確認する。
ステーク会長,または会長の指名を受けた人:
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各ビショップがこの要件を理解していることを確認する。
ビショップまたはその顧問:
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各候補者と面談する。インスティテュート卒業のために生徒を推薦するということは,その生徒がインスティテュートで学んだイエス・キリストの福音の原則と教義を理解し,生活に当てはめようと努力していることを意味します。また,「生徒がふさわしく,『青少年の強さのために』で示されている標準や,ヤングアダルトのための同じような標準に従って生活する決意があることを確認〔します〕。」(『総合手引き』31.1.7)
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卒業が見込まれる候補者を推薦するかどうかの判断基準として,定期的に計画されているヤングアダルトとの面接を利用することができる。インスティテュート卒業候補者のために,宗務指導者による推薦のための面接を別に行う必要はありません。
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それぞれの候補者を推薦するかどうかは,ビショップまたはその顧問の裁量で判断する。ビショップまたは顧問が,その生徒の卒業申請に対して,宗務指導者による推薦書に署名しない限り,申請には不備が残ることになり,その生徒は卒業式で表彰されません。
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インスティテュートの卒業候補者を推薦できない場合,その理由を説明する責任がある。