指導者と役割の養成
ステークのセミナリー卒業式ガイド


「ステークのセミナリー卒業式ガイド」,『セミナリーとインスティテュートの卒業式ガイド』(2021年)

「ステークのセミナリー卒業式ガイド」,『セミナリーとインスティテュートの卒業式ガイド

ステークセミナリー卒業式ガイド

卒業式ガイドライン

卒業要件を満たすことは,青少年が定期的にクラスに出席し,レッスンに参加し,毎日の聖文研究を生涯にわたるパターンとして確立することです。それを通して,青少年が救い主イエス・キリストへの改心を深める助けとなります。(「単位取得と卒業」『総合手引きー末日聖徒イエス・キリスト教会における奉仕』15.1.5,および「宗教教育セミナリー・インスティテュートの目的」,『福音ライブラリー』参照)。家族のサポート,福音への理解度,能力,献身の度合いは,青少年により異なります。卒業要件は,生徒が置かれている現状に合わせて満たすように考えられています。

セミナリーを卒業するには,生徒は8学期分のセミナリーを修了し,宗教指導者の推薦を受けなければなりません。

  • 学習コースを修了するには,生徒は少なくともクラスの75パーセントに出席し,タームないし学期ごとに必要な読書課題を完了し,全員で行う学習理解度調査に参加する必要があります。

  • 生徒の卒業に向けた進捗状況に関する情報は,S&I代表者に尋ねるか,両親と神権指導者がmySeminary.ChurchofJesusChrist.orgで見ることができます。

  • これらの要件を満たしていない生徒は,補習を受けることができます。

卒業式のプログラムに関する詳細

  • 卒業式は,セミナリーの生徒全員が払った努力と達成をたたえる機会です。

  • 卒業式は毎年ステークレベルで行ってください。

卒業証書準備の詳細

  • セミナリーの卒業証書には,教会教育管理会理事長と宗教教育セミナリー・インスティテュート教育長の署名だけが,あらかじめ印刷されています。

  • 可能であれば,セミナリーの卒業式は学校年度の終了後に行ってください。そうすることで,卒業証書を卒業式で渡すことができます。証書類はステークの代表(通常は担当の高等評議員)に届けられ,ステークのセミナリー卒業式で生徒に渡されます。

  • 学校年度の終了前にセミナリーの卒業式を行う場合,空の証書カバーを渡しておくことができます。証書類が届いたら,卒業生に郵送するか,ステークやワードの指導者に渡すことができます。

  • 宗務指導者による推薦を受けていない生徒への証書は,後日授与できるように,ビショップに渡しておいてください。推薦を受けていないセミナリーの生徒は,卒業式では表彰されません。

修了証書

セミナリーの単位取得条件を,すべて満たしてください。ステークの必要に応じて,地元のセミナリープログラム管理者はステークの指導者と相談して,修了証書を印刷して渡すべきか,それをいつ,どこで行うかについて決定します。修了証書は学期ごとに,または年度ごとに印刷して渡すことも,渡さずに済ますこともできます。証書はセミナリーの卒業式で渡すことも,セミナリーのクラスやほかの方法で渡すこともできます。

役割と責任

ステーク会長:

  • ステークのセミナリー卒業式を準備,計画するために,割り当てを受けたステークのセミナリーの校長またはコーディネーターと相談する。

  • 宗務指導者による卒業見込み者の推薦を監督する。

  • ステークのセミナリー卒業式プログラムの調整を,ステークのセミナリースーパーバイザーか高等評議員に割り当てる。

ビショップ:

  • セミナリーの卒業見込み生徒を,それぞれ推薦するかどうかを決める。生徒を推薦したかどうかは,セミナリープログラムと共有しません。

  • 推薦しない生徒には理由を知らせる。その生徒がセミナリー卒業式に参加しない場合,ビショップは該当する生徒の親や保護者に特別な配慮を示す必要があります。

  • ステークの卒業式プログラムに掲載できるように,推薦する生徒の一覧をステーク会長に報告してください。

セミナリーにおける宗務指導者による推薦

ステーク会長およびビショップ:

  • 生徒がセミナリーを卒業するために行われるビショップの推薦は,「生徒がふさわしいことと,福音の標準に従って生活する決意があることを証明するものです。」(『総合手引き—末日聖徒イエス・キリスト教会における奉仕』 [2020], 15.1.5ChurchofJesusChrist.org

  • ビショップまたはビショップリック顧問は定期的に行う青少年との面接を,卒業見込みの生徒を推薦するかどうかを決める基準にすることができる。これらの生徒に対し,宗務指導者による推薦のための面接を別個に行う必要はありません。

  • 卒業見込みの各生徒を推薦するかどうかは,ビショップの判断に任されている。

  • セミナリーの校長またはコーディネーターは,宗務指導者による推薦がセミナリーを卒業するための要件であることを,すべてのステーク会長が確実に理解できるようにする。

  • ステーク会長は,宗務指導者による推薦がセミナリーを卒業するための要件であることを,ビショップおよび支部会長が確実に理解できるようにする。

  • ステークのセミナリー卒業式では,推薦を受け証書を受ける資格を満たした生徒だけを表彰の対象とする。

セミナリー卒業式プログラム案

〔ステークの名称〕

セミナリー卒業式

〔開催日/開催時刻(推奨時間—1時間)〕

〔場所〕

管理者:

司会者:

伴奏者:

指揮者:

歓迎のあいさつ:

開会の賛美歌:

開会の祈り:

セミナリープログラムに参加することについての話:

生徒の話(一人以上):

音楽の発表:

生徒の話(一人以上):

S&I代表者の短い話(S&Iの目的,卒業した生徒の努力を褒めたたえること,単位取得条件について言及することができます):

ステーク会長会の一員の話(インスティテュートへの登録を紹介することができます):

セミナリー卒業証書の授与:

閉会の賛美歌:

閉会の祈り:

以下は,プログラムに印刷する人々の名前とウェブサイトの推奨リストです: