「マスター教義:2ニーファイ28:30—『教えに教え,訓戒に訓戒を加えて』」『モルモン書 教師用手引き』(2024年)
「マスター教義:2ニーファイ28:30」『モルモン書 教師用手引き』
マスター教義:2ニーファイ28:30
「教えに教え,訓戒に訓戒を加えて」
一つ前の「2ニーファイ28:27-32」の課で,2ニーファイ28:30と,神は受け入れようとする者に対して教えに教えを加えられ,真理を明かされることを学びました。この課は,あなたが2ニーファイ28:30の場所と重要語句を暗記し,この聖句の教義を説明し,また霊的な知識を得るための原則を実際の状況に応用するのに役立ちます。
学習活動案
暗記し,説明する
一つ前の「2ニーファイ28:27-32」の課で,神は受け入れようとする者に対して教えに教えを加えて真理を明かされることを学びました。この真理を説明するための備えとして,次の質問をよく考えてから以下の筆記活動を行ってください:
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「教えに教え〔を加え〕」とはどういう意味だと思いますか。
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神がすでに与えられている真理を受け入れることが,どのようにしてさらに多くの真理を受け入れる備えになると思いますか。
人が神の助けを必要とするような以下の状況の中から,一つ選んでください:
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今直面している困難について助言が必要なとき。
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救い主ともっと強い関係を築きたいとき。
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祝福師の祝福について理解したいとき。
2ニーファイ28:30で学んだことで,あなたが選んだ状況に役立つと思うことを簡単な文章で説明してください。
実践練習
断食証会に出席する同じワードの青少年たちについての,以下の二つのシナリオを読んでください。青少年たちは集会中に,それぞれ違う考えを抱きました。
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友之は自分のどこがいけないのか悩み始めました。彼は神を信じ,末日聖徒イエス・キリスト教会は真実であると信じています。それでも,自分の証は同じワードのほかの会員より弱いと感じました。ほかの人が証していることのすべてを,いつか自分も知ることはできるのだろうかと悩んでいます。
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理沙は,会の途中からほかの人の証に注意を払うのをやめました。内心では「皆が言っていることはどれも聞いたことがあるし,それがすべて真実なこともわたしは知っている」と思っています。それに,自分の証がもう十分に強いと思っており,聖文を読んだり,セミナリーに出席したい気持ちも弱まっています。
こうした状況にある友之や理沙を助けるために,あなたなら霊的な知識を得るための各原則をどのように活用するかを説明してください。もし必要なら,以下の質問が役立つでしょう。
信仰をもって行動する
『マスター教義に関する基本文書』の「霊的な知識を得る」の項の第7段落を読んでください。
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友之または理沙が信仰をもって行動するのを助けるために,あなたならこの段落から何を分かち合いますか。
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2ニーファイ28:30にある真理は,友之または理沙が信仰をもって行動するのをどのように助けるでしょうか。
永遠の視点から概念や疑問について調べる
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あなたが2ニーファイ28:30で学んだ中で何を分かち合えば,友之や理沙が自分の状況を主と同じ視点で見ることに役立つでしょうか。
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ほかのどのような真理を分かち合えば,彼らが永遠の視点から自分が懸念を持っていることを見るのに役立ちますか。
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あなたが神について知っていることで,彼らが主の視点で自分を見る助けとなることは何ですか。
神が定められた情報源を通してさらに理解を深める
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友之や理沙が親または教会の指導者に自分の考えを話すことは,どのように彼らの助けとなり得るでしょうか。
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彼らの助けになりそうな聖句や聖典の物語として,あなたが思いつくものはありますか。