セミナリー
アルマ8-12章:概要


「アルマ8-12章:概要」『モルモン書 教師用手引き』(2024年)

「アルマ8-12章」『モルモン書 教師用手引き』

アルマ8-12章

概要

アルマとアミュレクは信仰を行使し,アモナイハの人々に悔い改めるよう叫びました。二人は,欺きによって自分たちを止めようとする人々と対峙しましたが,聖なる御霊がその欺きを二人に知らせてくださいました。法律家のゼーズロムがアルマとアミュレクに真剣な質問を始めると,アルマは自分の心をかたくなにしない者は神のことを学ぶことができると教えました。また,贖いの計画を教え,人々に自分の心を評価するよう促しました。

教えるための準備

以下の情報は,各課の事前準備のアイデアを教師に提供するものです。

アルマ8章

この課の目的:この課は,生徒が生活の中で天の御父に耳を傾け,従うのに役立ちます。

アルマ9章

この課の目的:この課は,主が与えてくださった祝福を生徒が認識し,覚えておけるようにすることを目的としています。

  • 生徒の準備:生徒には,1,2分かけて,これまでに天の御父とイエス・キリストから受けた祝福の例を幾つか書き留めておいてもらうとよいでしょう。

  • 表示する内容:レーマン人とアモナイハの人々を比較する表(ホワイトボードに表示またはコピーします);「主はあなたに何を与えてくださったでしょうか」という見出しの下にある,生徒が深く考えるための質問

  • オンラインレッスンに関する提案:レッスンの締めくくりとして,生徒自身が受けた幾つかの祝福と,どうやってその祝福を覚えておくかについて話してもらうとよいでしょう。一人の生徒を担当に決めて,画面に表示される順にほかの生徒を指名してもらうこともできます。生徒が嫌なら,話さなくてもよいことを明確にしてください。あなた自身の考えも分かち合うとよいでしょう。

アルマ10-11章

この課の目的:この課では,生徒が聖なる御霊をより受け入れ,真理を知り,サタンの巧妙な策略を認識できるよう助けます。

  • 生徒の準備:生徒に,サタンが自分を欺こうとする方法を深く考えてもらいます。

  • 表示するコンテンツ:偽りの教えについての表(ホワイトボードに表示またはコピーします)

  • 生徒用資料(任意)アルマ11:26-37,40-41に基づく台本。二人の生徒に渡し,アミュレクとゼーズロムの会話を読み上げるか,演じてもらいます。(この資料を使う場合は,「そこでゼーズロムが……と問うので」〔アルマ11:28〕や「彼は……と答えた」〔アルマ11:29〕などの文章は省くこと。)

  • ビデオ:笑顔の裏に隠れた悪を警戒しなさい」(9:52;タイムコード0:30-2:35を見ます)

  • オンラインレッスンに関する提案:ゼーズロムはどの程度の賄賂をアミュレクに贈ろうとしたのかを生徒が理解できるように,弁護士など,高収入な仕事を持つ人があなたの地域で6週間働くとどれくらい稼げるのか,インターネットで検索してもらうとよいでしょう。

アルマ12章

この課の目的:この課は,生徒が自分の心と神の言葉を受け入れる意欲を評価するのに役立ちます。

  • 生徒の準備:生徒には,この課の自己評価のコピーを渡しておくとよいでしょう。自分自身を評価し,その答えが自分自身にどのような影響を与えるかを深く考えてもらいます。

  • 生徒用資料:何かを作るための粘土。この粘土を使って,かたくなな心と柔軟な心について考えてもらいます(一部の生徒に乾いた粘土か硬い粘土を渡すと,かたくなな心と柔軟な心の違いについて話し合うのに役立つでしょう)。

  • 画像:ホワイトボードに描いた,かたくなな心と柔軟な心のイラスト(レッスン中,イラストにメモを追加してもかまいません)。

  • オンラインレッスンに関する提案:事前に数人の生徒に頼んで,自宅にある柔らかい物と硬い物を見せる準備をしてもらうとよいでしょう。その生徒たちには,柔軟な心を持ち,心をかたくなにしないことの重要性を理解するうえで,それらの物がどのように役立つかを説明してもらいます。

マスター教義の復習11

この課の目的:この課は,生徒がモルモン書の最初の12のマスター教義聖句から重要語句を暗記し,霊感を受けた質問をし,その質問に答えることで,さらに理解を深めることを目的としています。

  • 生徒の準備:生徒には,最初の12のマスター教義聖句の中から,さらに学びたい聖句を選んでもらいます。選んだ聖句と,その聖句をさらに学ぶのに役立つと思う質問を1問以上分かち合う準備をして,クラスに来てもらいます。

  • 配付資料:最初の12のマスター教義聖句とその重要語句

  • オンラインレッスンに関する提案:生徒に,選んだマスター教義聖句と考えた質問の一つを,チャットで共有してもらうとよいでしょう。その後,生徒同士で質問に答え合ってもらいます。