「7月23日イエス・キリストの弟子になるとはどのような意味だろうか使徒10-15章」『わたしに従ってきなさい—アロン神権定員会と若い女性クラス用:教義のテーマ 2023年』
「7月23日イエス・キリストの弟子になるとはどのような意味だろうか」『わたしに従ってきなさい—アロン神権定員会と若い女性クラス用:教義のテーマ 2023年』
「イエスと弟子たち」© Balage Balogh/Art Resource, NY
7月23日
イエス・キリストの弟子になるとはどのような意味だろうか
ともに評議する
クラスまたは定員会の会長会の一員が司会をする:約10-20分
集会のはじめに,若い女性のテーマまたはアロン神権定員会のテーマを斉唱します。それから救いと昇栄の業についての話し合いを主導します。以下の質問から一つまたは複数,あるいはあなた自身の質問を使いましょう(「総合手引き—末日聖徒イエス・キリスト教会における奉仕」10.2,11.2参照)。話し合ったことに基づいて行動する計画を立てます。
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福音に従って生活する。わたしたちは生活の中でどのように主の御手を見てきたでしょうか。
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助けの必要な人々の世話をする。わたしたちが経験していることにおいて,どのように互いに支え合うことができるでしょうか。
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福音を受け入れるようすべての人を招く。福音を分かち合うためのツールとして,どのようにしてテクノロジーをよりうまく用いることができるでしょうか。
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家族を永遠に結ぶ。家族がキリストのもとに行くよう,わたしたちはどのように助けているでしょうか。
レッスンの終わりに,必要に応じて次のことを行います。
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教えられた原則について証する。
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クラスや定員会のメンバーに,集会中に立てた計画や招きについて再確認する。
教義を教える
成人指導者または青少年が司会をする:約25-35分
自分自身を霊的に備える
使徒行伝の11章には,初めて「弟子たちがクリスチャンと呼ばれるようになった」(26節)ときのことが記されています。キリストの弟子の一人として知られ,主の御名によって呼ばれることは,神聖な特権であり責任です。M・ラッセル・バラード会長は次のように述べています。「神が愛しておられる独り子の御名を身に受けることがどんなにすばらしいことか御存じですか。それがどんなに重要なことか理解しているでしょうか。人を救うことのできる名は,救い主の御名以外,天下にありません。」(「名前の大切さ」『リアホナ』2011年11月号,79)
クリスチャン,すなわちイエス・キリストの弟子になるとは,あなたにとってどのような意味でしょうか。クラスや定員会のメンバーにとって,どのような意味でしょうか。主の御名を受けることは,あなたにどのような影響を及ぼすでしょうか。キリストのまことの弟子として行動した人の模範から霊感を受けたときのことについても考えてみるとよいでしょう。
教える準備をする際,使徒10-15章を読むことに加え,「サポート資料」にある総大会のメッセージを一つ以上読むとよいでしょう。
一緒に学ぶ
イエス・キリストの弟子になるとはどのような意味かをクラスや定員会のメンバーが理解しやすいように,次の文を完成させてもらうとよいでしょう。「イエス・キリストの弟子とは,……人です。」使徒11:19-26を読んでもらい,21,23-24,26節で,自分が主の弟子であることをこれらの教会員たちがどのように示したかについて分かることを見つけてもらいましょう。イエス・キリストに従う者になることは,わたしたちの思いや振る舞いにどのような影響を及ぼすでしょうか。以下のような活動が,この話し合いに役立ちます。
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イエス・キリストの弟子とはどのような人であるかについて話し合うとよいでしょう(「サポート資料」にあるロバート・D・ヘイルズ長老の言葉を参照)。青少年に,霊感を与えてくれるイエス・キリストの教えと,主の模範から学んだことを幾つか分かち合うように言うとよいでしょう。「サポート資料」にある聖句の幾つかや,彼らが知っているそのほかの聖句を調べて,アイデアを見つけることができます。これらの聖句から救い主について学んだことをホワイトボードに書き出してもらいましょう。その後,ホワイトボードに書かれた教えや模範に心から従う方法について話し合ってもらいます。
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クラスや定員会のメンバーに,クリスチャンになるとはどういう意味か考えるように言います。イエス・キリストに従う者の生活に見られると思う特質のリストを作ってもらうとよいでしょう(例として,ヨハネ13:34-35参照)。青少年を二つのグループに分け,各グループに以下のメッセージのどちらかを読んでもらい,リストに追加したいと思う特質を見つけてもらういます:テレンス・M・ビンソン長老「救い主の真の弟子」(『リアホナ』2019年11月号,9-11),マッシモ・デ・フェオ長老「純粋な愛—イエス・キリストの真の弟子すべてに見られる真のしるし」(『リアホナ』2018年5月号,81-83)。青少年に,リストの中で自分が伸ばしたいものについて深く考えてもらいます。
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クラスや定員会のメンバーに,イエス・キリストの御名によって呼ばれるとは自分にとってどのような意味があるか尋ねるとよいでしょう。自分が末日聖徒イエス・キリスト教会の会員であることをだれかが知ったときの経験を分かち合ってもらうとよいかもしれません。イエス・キリストに従う者や,主の教会の会員として知られることについて,わたしたちはどのように感じているでしょうか。また,青少年に,幾つかの聖句や「サポート資料」にあるメッセージの一つを研究して,自分が受けているイエス・キリストの御名にふさわしく生活するよう霊を鼓舞してくれる洞察を見つけてもらってもよいでしょう。イエス・キリストの御名によって呼ばれることは,わたしたちが行う選択にどのような影響を及ぼすでしょうか。
キリストの教会の会員として,わたしたちは主の弟子であり,主の御名によって呼ばれます。
信仰をもって行動する
クラスや定員会のメンバーに,今日受けた印象に従って行動するために何をするか深く考えて書き留めてもらいます。希望があれば,自分の考えを分かち合ってもらってもよいでしょう。印象に従って行動することで,天の御父やイエス・キリストとの関係がどのように強まるかについて考えるよう促します。
サポート資料
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マタイ5:38-47;6:19-21;7:1-5;25:31-40;ルカ10:25-37;ヨハネ13:34-35;14:15(イエス・キリストの教え)
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マタイ4:1-11;マルコ6:35-44;ルカ4:16-19;22:39-42;23:33-34;使徒10:38(イエス・キリストの模範)
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エレミヤ15:16;モーサヤ5:7-15;アルマ46:12-15;3ニーファイ27:3-8(救い主の御名を受ける)
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リサ・L・ハークネス「主の御名を尊ぶ」『リアホナ』2019年11月号,60-62
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ポール・B・パイパー「すべての人は御父から与えられている御名を受けなければならない」『リアホナ』2018年11月号,43-45
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ロバート・D・ヘイルズ長老は次のように教えています。「わたしたちの主,イエス・キリストの弟子になるとは,どのような意味でしょうか。弟子とは,バプテスマを受け,進んで救い主の御名を受け,主に従う人です。見習いが師匠のようになろうと努力するように,主の弟子は現世において主の戒めを守ることにより,主に似た者になろうと努めます。
多くの人は弟子と聞くと,単に『従う者』という意味だと考えます。しかし,真の弟子が意味するのは,そのような人物に『なる』ということです。つまり,個人の特質の一覧表を研究して実践する以上のことなのです。主の弟子は,自らの人格にキリストの特質を織り込み,霊のタペストリーを作るように生活します。」(「主イエス・キリストの弟子となる」『リアホナ』2017年5月号,46)
救い主の方法で教える
教師として,生徒に経験と証をたくさん述べてもらうことにより,心を高める話し合いを導くことができます。