わたしに従ってきなさい 2024年
『わたしに従ってきなさい—家庭と教会用』を活用する


『わたしに従ってきなさい—家庭と教会用』を活用する」『わたしに従ってきなさい—家庭と教会用:モルモン書 2024年』

『わたしに従ってきなさい—家庭と教会用』を活用する」『わたしに従ってきなさい—家庭と教会用:2024年』

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聖文を研究する家族

『わたしに従ってきなさい—家庭と教会用』を活用する

だれのためのリソースか

このリソースは,個人として,家族として,また教会のクラスで,モルモン書から学びたいと望むすべての人のためのものです。聖文を定期的に研究したことのない人は,このリソースを使って始めるとよいでしょう。すでに聖文研究の良い習慣が身についている人は,このリソースを使うことでさらに意義深い経験をする助けが得られるでしょう。

家庭での個人と家族

福音を学ぶのに理想的な場所は家庭です。教会の教師はあなたを支えてくれます。また,あなたはワードのほかの会員からも励ましを受けることができます。しかし,霊的に生き残るためには,あなたとあなたの家族は「神の善い言葉」(モロナイ6:4。ラッセル・M・ネルソン「開会のあいさつ『リアホナ』2018年11月号,6-8も参照)から日々養いを受ける必要があります。

どのような形であろうと,あなたに役立つ方法でこの資料を使ってください。概要では,モルモン書に見いだされる幾つかの永遠の真理に焦点を当て,個人で,または家族や友人と一緒に聖文を研究するときに助けとなるアイデアや活動が提案されています。研究する際は,御霊の導きに従って,あなたにとって意義深い永遠の真理を見つけてください。神があなたに伝えておられるメッセージを探し,受けた促しに従ってください。

教会での教師と学習者

初等協会のクラス,青少年または成人の日曜学校のクラス,アロン神権定員会,または若い女性のクラスを教える場合には,教える準備をする際にこのリソースにある概要を使うように勧められています。『わたしに従ってきなさい—家庭と教会用』は,あなたの日曜日のクラス用の教科課程です。このリソースにある学習のアイデアは,家庭と教会で学ぶためのものです。教える準備をする際には,まずあなた自身が聖文から学ぶ経験をすることから始めましょう。聖文を調べ,聖霊の導きを求めることが,最も重要な備えとなるでしょう。天の御父やイエス・キリストにさらに似た者となるための助けとなる,永遠の真理を探してください。『わたしに従ってきなさい』は,これらの真理の幾つかを見つけ,聖文の背景を理解する助けとなります。

福音の学習は,理想的には家庭を中心として教会がサポートする形で行うものであることを心に留めておいてください。言い換えれば,あなたの主要な責任は,あなたが教える人たちが家庭で福音を学び,実践するのをサポートすることです。聖文について,彼らが自分の経験や考え,疑問を分かち合う機会を提供してください。見つけた永遠の真理を分かち合うよう招いてください。これは,資料の特定の範囲を取り上げるよりも大切なことです。

初等協会

初等協会を教える準備は,あなたがモルモン書を個人で,また家族とともに研究することから始まります。研究する際には,初等協会のクラスの子供たちについて聖霊から受ける霊的な印象や洞察に心を開いてください。よく祈りながら取り組むとき,子供たちがイエス・キリストの福音を学ぶのを助けるためのアイデアについて,御霊から霊感を受けることができます。

教える準備をする際,このリソースにある教え方のアイデアを参照することで,さらなる霊感を受けられるかもしれません。『わたしに従ってきなさい—家庭と教会用』の各概要には,「子供を教えるためのアイデア」というセクションがあります。これらのアイデアは,霊感を受けるきっかけとなる提案だと考えてください。あなたは初等協会のクラスの子供たちを知っていますし,今後クラスでの交流を通して,彼らのことがさらによく分かるようになるでしょう。神も子供たちのことを御存じであり,子供たちを教え,祝福する最良の方法を霊感によって教えてくださいます。

クラスの子供たちは,『わたしに従ってきなさい』の活動の幾つかをすでに家族と一緒に行っているかもしれません。それでかまいません。反復は効果的です。子供たちに,家庭で学んだことを互いに分かち合ってもらうとよいでしょう。ただし,家庭で学んでいなくても子供たちが参加できる方法も計画しておく必要があります。子供たちは,様々な活動を通じて繰り返し福音の真理について教わることで,より効果的にその真理を学ぶことができます。学習活動の一つが子供たちにとって効果的であることが分かったら,繰り返し行うとよいでしょう。年少の子供たちを教えている場合は特にそうです。以前のレッスンで行った活動を復習してもよいでしょう。

日曜日が5回ある月において,初等協会の教師は第5日曜日に予定されている『わたしに従ってきなさい』の概要の代わりに,「付録B:初等協会用—生涯にわたって神の聖約の道を歩めるよう子供たちを備える」にある学習活動の一つまたは複数を行うよう勧められています。

日曜学校の青少年および成人のクラス

日曜学校のクラスに集うおもな理由の一つは,イエス・キリストに従おうと努力するときに互いに支え合い,励まし合うことです。これを行う簡単な方法は,「今週,『わたしに従ってきなさい』を使ってモルモン書を研究したとき,聖霊がどのようなことを教えてくださいましたか」といった質問をすることです。この質問に対する答えは,イエス・キリストとその福音を信じる信仰を築く有意義な話し合いにつながるかもしれません。

その後,『わたしに従ってきなさい』にある研究の提案に基づく話し合いを促すとよいでしょう。例えば,研究のアイデアとして,アルマ36章を調べ,悔い改めにおける救い主の役割について教えている言葉のリストを作るよう提案されているとします。クラスの参加者に,見つけた言葉を分かち合ってもらい,それについて話してもらうことができます。または,時間を取ってクラス全体でリストを作ることもできます。

アロン神権定員会と若い女性のクラス

アロン神権定員会と若い女性のクラスが日曜日に集まる際に,その目的は日曜学校のクラスとは多少異なります。これらのグループは,互いにイエス・キリストの福音を学ぶのを助け合うだけでなく,救いと昇栄の業を達成することについてともに評議するために集まります(『総合手引き—末日聖徒イエス・キリスト教会における奉仕』1.2参照)。彼らは,クラス会長会と定員会会長会の指示の下にこれを行います。

そのため,定員会やクラスの各集会ではまず初めに,例えば,福音に従って生活する,助けの必要な人々にミニスタリングをする,福音を分かち合う,神殿・家族歴史活動に参加する,などの取り組みについて,定員会やクラスの会長会の一員の進行によって話し合いをするべきです。

こうしてともに評議する時間を取った後,レッスンの教師はクラスや定員会がともに福音を学ぶのを導きます。成人指導者や,クラスまたは定員会の会員に,教える割り当てを与えることができます。クラス会長会または定員会会長会は,成人指導者と相談して,これらの割り当てを行います。

教える割り当てを受けた人は,『わたしに従ってきなさい』の各週の概要にある学習の提案を使って準備します。各概要で,このアイコン は青少年に特に関連のある活動を示しています。しかし,概要にあるどの提案でも,青少年のための学習活動として使うことができます。

定員会とクラスの集会のアジェンダの例は,付録Dを参照してください。

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