『わたしに従ってきなさい』
5月19-25日:「神から出ているものは光である」:教義と聖約49-50章


「5月19-25日:『神から出ているものは光である』:教義と聖約49-50章」『わたしに従ってきなさい—家庭と教会用:教義と聖約 2025年』

「教義と聖約49-50章」『わたしに従ってきなさい—家庭と教会用:2025年』

日の出

5月19-25日:「神から出ているものは光である」

教義と聖約49-50章

救い主はわたしたちの「良い羊飼い」(教義と聖約50:44)であられます。主は,時々羊が迷い出てしまうこと,そして荒れ野には多くの危険があることを御存じです。そこで主は,愛をもってわたしたちを御自身の教義という安全地帯に導いてくださいます。「偽りの霊……たちは地に出て行き,世の人々を欺いて」(教義と聖約50:2)いるので,主はそのような危険から遠ざかるよう,わたしたちを導いてくださいます。主に従うということはしばしば,正しくない考えや伝統を捨てることを意味します。これは,リーマン・コプリーやオハイオのほかの人々にも当てはまることでした。彼らは回復された福音を受け入れましたが,依然として幾つかの正しくない教えを信じていました。教義と聖約49章で主は,結婚や救い主の再臨などのテーマに対してリーマンが以前に信じていた教えを正す真理を宣言されました。そしてオハイオの改宗者たちが「〔彼らが〕理解できないもろもろの霊を受け〔た〕」(教義と聖約50:15)とき,主は御霊の真実の現れを識別する方法を彼らに教えられました。良い羊飼いは,「恵みと真理の知識とにおいて,成長しなければならない」「幼い子供」(教義と聖約50:40)であるわたしたちに対して忍耐強い御方です。

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家庭と教会で学ぶためのアイデア

教義と聖約49章50:24

イエス・キリストはわたしに福音の真理を受け入れるよう望んでおられる

教会に入る前,リーマン・コプリーは「シェーカー派」としても知られる,「キリスト再出現信者連合会」という宗教団体に所属していました。リーマンと話した後,ジョセフ・スミスはシェーカー派の教えの幾つかについて主に明確な説明を願い求めました。主はそれにこたえて,49章にある啓示を与えられました。章の前書きでは,シェーカー派の教えの幾つかに触れています。

シェーカー派の教えを正すために,主は49章でどのようなことを教えておられるでしょうか。この啓示には,主の完全な真理を知らない人々を主が愛し,心にかけておられることを示す,どのような証拠があるでしょうか。そのような人々に,あなたは愛と関心をもってどのように働きかけることがでますか。

2節で主が述べておられることについて,どのようなことが印象に残りましたか。このことを,映画の一部だけを見たり,パズルの1ピースだけを見たり,口論の片側の言い分だけを聞いたりするときのことと比較するとよいかもしれません。この主の警告は,教義と聖約50:24とどのような関係があるでしょうか。主からさらに光を受けるためにあなたが行っていることについて考えてください。

リーマン・コプリーとシェーカー派」『啓示の背景』117-121も参照してください。

教義と聖約49:15-17

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男女の間の結婚は,神の計画において不可欠である

天の御父の計画をむしばむ目的で,サタンは結婚に関する誤った考え方を生み出そうとしています。一方,主は預言者を通して,結婚に関する真理を明らかにし続けておられます。この真理の幾つかは,教義と聖約49:15-17創世2:20-241コリント11:11;「家族—世界への宣言」に書かれています。見つけた真理のリストを作ってください。なぜ結婚は神の計画にとって,これほど大切なのでしょうか。

ウリセス・ソアレス長老は,「イエス・キリストの回復された福音は,現世と永遠の両方における男女間の完全なパートナーシップの原則を宣言しています」(「主とのパートナーシップの下で」『リアホナ』2022年11月号,42)と教えています。ソアレス長老のメッセージを研究し,「男女のパートナーシップを強固にする」原則を探すとよいかもしれません。その原則を,あなたの生活にどのように当てはめることができるでしょうか。ほかの宗教を信じている人から,なぜ結婚が大切なのかと尋ねられたら,どう答えますか。あなたはなぜこの知識に感謝しているのでしょうか。

「トピックと質問」「結婚」「家族」の項,「福音ライブラリー」;デビッド・A・ベドナー「結婚—神の永遠の計画に不可欠なもの」『リアホナ』2006年6月号,50-55;「結婚のルネサンス」(ビデオ)「福音ライブラリー」も参照してください

2:3

結婚のルネサンス

アイリング管長が,幸福な結婚と実りある家庭のルネサンスを起こすために,わたしたち皆がすべきこと,について語るのを聞きましょう。

個人の状況に配慮する。幸せな結婚と家族生活はイエス・キリストの福音において理想ですが,すべての人が現世にいる間にその祝福にあずかれるわけではありません。このテーマについて話し合う際には,個人や家族の様々な状況,特に永遠の約束が成就するよう「忍耐強く主を待ち望〔んで〕」いる人々に配慮してください(教義と聖約98:1-3参照)。

神殿の外にいる家族

教義と聖約50章

主の教えはサタンの欺きからわたしを守ってくれる

オハイオの新しい教会員たちは,聖文で約束されている霊的な現れを受けることを切望していました。しかし,サタンは彼らをしきりに欺こうとしていました。聖霊のまことの現れを認識する方法を理解できるよう助けてほしいと,この会員たちから言われたとしたら,あなたは教義と聖約50章のどの原則を教えますか(特に22-2529-3440-46節参照)。真理と誤りの違いを知ることができるように,救い主はこれまであなたにどのような助けを与えてこられましたか。

1コリント14:1-282テモテ3:13-17も参照してください。

教義と聖約50:13-24

御霊によって,教える者も学ぶ者もともに教化される

イエス・キリストの福音に従って生活していると,家庭でも教会でも,教え,学ぶ機会がたくさん出てきます。教義と聖約50:13-24を研究する一つの方法として,教える者と学ぶ者の絵を描くとよいかもしれません。福音を学ぶことや教えることについて教えている言葉をこの聖句から抜き出して,それぞれの絵の横に書き出します。教えるときや学ぶときに御霊が大切であることを学んだ経験には,どのようなものがありますか。自分の福音の学び方,教え方で,どこが改善できるか考えてみるとよいかもしれません。

教義と聖約50:23-25

「神から出ているものは光である」

教義と聖約50:23-25にある救い主の言葉について深く考えながら,自分の生活の中でどのようにして神の光を受け,どのようにして「暗闇を……追い払〔って〕」いるか考えてください。例えば,どのように時間を使うか,どの娯楽やメディアに熱中するか,どの会話に加わるかを決める際に,この聖句はどのような指針になるでしょうか。この聖句は,ほかにどのようなことを決める際の助けになりますか。「主は光」(『賛美歌』47番)のような賛美歌から,さらに何か考えが浮かぶかもしれません。

神の光の中を進む」『青少年の強さのために—選択の指針』16-21も参照してください。

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子供を教えるためのアイデア

教義と聖約49:12-14

わたしはイエス・キリストに従うことができる

  • この聖句にある原則を子供たちに教えるために,紙で作った足跡4枚と,イエス・キリストを信じる信仰,悔い改め,バプテスマ,聖霊を受けることを表す4枚の絵を準備します(今週の活動ページの絵を参照)。子供たちに,足跡を床の上に置いてもらい,足跡の横に絵を置いてもらいましょう。次に,あなたが教義と聖約49:12-14を読みます。読んでいる間子供たちには,代わる代わる足跡の上を歩いてもらいます。絵に描かれている事柄を行うならばイエス・キリストに従っていることになるということを,子供たちに理解してもらいます。

  • 子供たちに,教義と聖約49:12-14と,使徒2:38信仰箇条4条を比較してもらってもよいでしょう。子供たちはどのような類似点を見つけたでしょうか。これらの真理はなぜ大切なのでしょうか。

教義と聖約49:15-17

男女の間の結婚は,神の計画において不可欠である

  • この聖句を紹介するに当たって,シェーカー派は,人は結婚するべきではないと信じている宗教団体だったことを説明するとよいでしょう(教義と聖約49章の前書き参照)。子供たちに,教義と聖約49:15-17で主が結婚について教えておられる事柄を見つけてもらいます。「結婚は……神によって定められている」とは,どのような意味でしょうか。「家族—世界への宣言」の最初の3つの段落を一緒に読むとよいかもしれません。その後,結婚と家族が天の御父にとって大切なのはなぜかを話し合います。

教義と聖約50:23-25

「神から出ているものは光である」

  • 教義と聖約50:23-25の導入として,光と闇の違いについて子供たちと話し合います。わたしたちに光が必要なのはなぜでしょうか。『青少年の強さのために—選択の指針』(17ページ)の「神の光の中を進む」の最初の段落と,教義と聖約50:23-25を一緒に読むとよいでしょう。神の光を受ける方法と暗闇を追い払う方法について話し合います。その後,「もっとかがやこう」(『子供の歌集』96)など,霊的な光に関する歌を子供たちと一緒に歌うとよいでしょう。

教義と聖約50:40-46

イエス・キリストはわたしの良い羊飼いであられる

  • 教義と聖約50:40-46を読んだ後に,この概要の最後にある救い主の絵を見せ,次のような質問をするとよいでしょう:羊飼いは自分の羊たちについてどのように感じるでしょうか。救い主はどのような点でわたしたちの羊飼いなのでしょうか。

そのほかのアイデアについては,今月号の機関誌『フレンド』を参照してください。

良い羊飼い

「優しい羊飼い」Yongsung Kim画

子供向けの活動ページ