「12月22-28日:神の御子という比類ない贈り物:クリスマス」『わたしに従ってきなさい—家庭と教会用:教義と聖約 2025年』
「クリスマス」『わたしに従ってきなさい—家庭と教会用:2025年』
12月22-28日:神の御子という比類ない贈り物
クリスマス
預言者ジョセフ・スミスは次のように宣言しました。「わたしたちの宗教の基本原則は,使徒と預言者たちがイエス・キリストについて立てた証です。すなわち主が亡くなり,葬られ,3日目に再びよみがえって,天に昇られたことです。わたしたちの宗教に関するほかのすべての事柄は,それに付随するものにすぎません。」(『歴代大管長の教え—ジョセフ・スミス』49-50)それから160年以上の後,この声明は大管長会と十二使徒定員会に霊感を与え,救い主の降誕から2,000年を記念して,「生けるキリスト:使徒たちの証」が発表されました(ラッセル・M・ネルソン「イエス・キリストの力を生活に取り入れる」『リアホナ』2017年5月号,40参照)。
わたしたちは末日聖徒として,現代の預言者や使徒を通して絶えず啓示が与えられているという祝福に喜びを感じています。預言者や使徒が霊感を受けて勧告と警告,励ましの言葉を与えてくれることに感謝しています。そして何よりも,クリスマスの季節だけでなく年間を通して,イエス・キリストについての彼らの力強い証から,わたしたちは祝福を受けています。これらは,単なる優れた執筆家や講演者の啓発的な言葉ではありませんし,聖文に精通している人の教えとも違います。神から選ばれ,召され,権能を与えられた「全世界におけるキリストの名の特別な証人」(教義と聖約107:23)の言葉なのです。
家庭と教会で学ぶためのアイデア
「この御方以上に深遠な影響を及ぼしてきた人物は存在しません」
「これまでに地上に生を受けた人々およびこれから生を受けるすべての人々に対して,〔イエス・キリスト〕以上に深遠な影響を及ぼしてきた人物は存在しません」という言葉を支持することを言うとしたら,あなたはどのようなことを言いますか。「生けるキリスト」の中から,救い主の深遠な影響について証している箇所を探してください。救い主はあなたにどのような影響を与えてこられましたか。
キリスト教になじみのない人から,なぜクリスマスを祝うのかと聞かれたとします。あなたはそれにどう答えますか。この質問を念頭に置きながら「生けるキリスト」を読み,浮かんだ考えや感じたことを書き留めるとよいでしょう。
「なぜ救い主が必要なのでしょう」(ビデオ)「福音ライブラリー」も見てください。
イエス・キリストは墓からよみがえられた
「生けるキリスト」の中で,使徒たちは救い主の復活について証し,復活した主が御姿を現された3つの訪れについて述べています(第5段落参照)。これらの訪れについては,ヨハネ20章;3ニーファイ11章;ジョセフ・スミス—歴史1:14-20に書かれています。そのうちの幾つかを読むとよいでしょう。これらの現れにおいて主が語られた言葉や行われたことから,救い主について何が学べるでしょうか。
イエス・キリストの神権とイエス・キリストの教会が回復された
今年,教義と聖約を研究してきた中で,救い主の「神権と……教会が〔どのようにして〕回復された」かについてさらに学ぶ機会がありました。回復された真理や原則のうち,あなたにとって特に大きな意味を持ってきたものはどれですか。回復について教えている次の聖句を幾つか読むとよいでしょう:教義と聖約1:17-23;13章;20:1-12;65章;110章;112:30-32;124:39-42;128:19-21。回復された福音の真理は,あなたがイエス・キリストを知り,愛するうえでどのような助けとなるか,深く考えてください。
イエス・キリストはいつの日か地上に戻って来られる
クリスマスは,イエス・キリストがお生まれになった日を振り返るだけでなく,主が再び来られる日を楽しみに待つ時です。「生けるキリスト」の最後から2段落目の中から,主が戻って来られることについてどのようなことが分かりますか。「もろびと,こぞりて」や「天なる神には」(『賛美歌』116番,121番)など,再臨について教えているクリスマスの賛美歌を読んだり,歌ったり,聴いたりしてもいいかもしれません。
「イエス・キリストは世の光,命,そして希望です」
「生けるキリスト」の最終段落で,救い主について挙げられている特質や称号に注目してください。そのうちの幾つかについて学ぶ時間を取るとよいでしょう。以下はその例です:
光:イエス・キリストは,あなたにとってどのような点で光のようであられるでしょうか。あなたにとって,主が与えてくださる光を象徴しているものは何でしょうか。それを絵を描いたり,その写真を撮ったりするとよいでしょう。主の光を分かち合うために,あなたは何をしたいと思いますか。(ヨハネ8:12;3ニーファイ18:24;教義と聖約50:24も参照)
命:命がイエス・キリストについて述べるのに適した言葉なのはなぜだと思いますか。主はどのような意味であなたに命を与えてくださっているでしょうか。主と主の福音がなかったなら,あなたの人生はどのようなものになっていたでしょうか。(ヨハネ10:10;1コリント15:19-23;教義と聖約66:2も参照)
希望:イエス・キリストと主の福音のおかげで,あなたにはどのような希望がありますか。将来に希望が持てないと感じている人を知っていますか。その人に,あなたがイエス・キリストに抱いている希望をどのように分かち合えか,深く考えてください。(ローマ8:24-25;エテル12:4;モロナイ7:41も参照)
「トピックと質問」「イエス・キリスト」の項,「福音ライブラリー」も参照してください。
わたしたちは比類ない贈り物を授けてくださった神に感謝しています
「生けるキリスト」の中で,使徒たちは救い主のことを天の御父からの「贈り物」と呼んでいます。「生けるキリスト」で述べられていることをもとに,次の文を完成させてみましょう。「イエス・キリストを通して,神はわたしに……という賜物を授けてくださいます。」これらの賜物をもっと十分に受けるために何ができるか,深く考えてください。
「生けるキリスト」を研究することは,あなたの救い主への信仰と愛にどのような影響を及ぼしてきましたか。
ラッセル・M・ネルソン「イエス・キリストが授ける4つの賜物」(大管長会クリスマス・ディボーショナル,2018年12月2日)「福音ライブラリー」;「『生けるキリスト:使徒たちの証』から抜粋」(ビデオ),ChurchofJesusChrist.orgも参照してください。
子供を教えるためのアイデア
わたしはイエスの降誕を祝うために自分の証をすることができる
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「生けるキリスト」を子供たちに紹介する方法を考えてください。子供たちに,タイトルにあるキリストという名前と,大管長会と十二使徒会の署名を指さしてもらいます。これは,大管長会と十二使徒会が世の人々に伝えたいと思った,イエス・キリストについての証であることを説明するとよいでしょう。
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「生けるキリスト」から取った言葉を子供たち一人一人に配り,その言葉を表している絵を探してもらいます。または,描いてもらってもよいでしょう。その後,子供たちに「生けるキリスト」の中からその言葉を見つけてもらいます。それらの絵や言葉を冊子にまとめてもよいかもしれません。
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イエス・キリストについての証をどのように得たかを互いに分かち合ってください。救い主の絵を子供たちに回して,絵が回ってきたら(「生けるキリスト」で教えられている真理を含め)救い主について知っていることを言ってもらうとよいでしょう。
イエス・キリストはよい働きをしながら巡回されました
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子供たちと「生けるキリスト」の第2段落を読み,イエスが行われたことについて話し合ってください。主の生涯についての絵を見るのもよいでしょう(今週の活動ページと『福音の視覚資料集』参照)。絵の中で救い主が何をしておられるかを子供たちに話してもらいます。主がされたように人々に仕えるには,どのようなことができるでしょうか。「福音ライブラリー」にある「Light the World—世界に,光を」のビデオを見ると,何かアイデアが浮かぶかもしれません。
「イエス・キリストは世の光,命,そして希望です」
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「ああ,ベツレヘムよ」(『賛美歌』122番)など,救い主の降誕によって世にもたらされた光や命や希望を歌っているクリスマスの賛美歌を子供たちが見つけられるよう助けてください。賛美歌を一緒に歌い,イエスがどのように光や命や希望を自分の人生にもたらしてくださっているかを,子供たちに分かち合ってもらいます。