『わたしに従ってきなさい』
12月15-21日:家族は創造主の計画の中心を成す:家族—世界への宣言


「12月15-21日:家族は創造主の計画の中心を成す:家族—世界への宣言」『わたしに従ってきなさい—家庭と教会用:教義と聖約 2025年』

「家族—世界への宣言」『わたしに従ってきなさい—家庭と教会用:2025年』

家族

12月15-21日:家族は創造主の計画の中心を成す

家族—世界への宣言

わたしたちは生まれる前から家族の一員でした。つまり,天の両親の家族の一員だったのです。この規範は地上でも続きます。地上での家族は,最善を尽くして天での完全な規範に倣うために与えられています。

もちろん,地上での家族が理想的な家族になるという保証はありませんし,家族として機能する保証もありません。しかし,ヘンリー・B・アイリング管長が教えているように,家族は「神の子供たちをこの世界に歓迎する最善の機会を与えてくれます。地上で唯一,わたしたちが天で感じた愛に最も近い愛,すなわち両親の愛によって迎えるのです。」(「神の家族の集合」『リアホナ』2017年5月号,20)家族が不完全でサタンの攻撃にさらされることを御存じであった神は,わたしたちを贖い,わたしたちの家族を癒すために,御自分の愛する御子を送られました。そして,神は末日の預言者たちに,家族を守り強めるための宣言を送られました。もし預言者に従い,救い主に信仰を寄せるならば,この世での家族が神の定めておられる理想に及ばないとしても,家族には,この世においても,天においても希望があります。

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家族は創造主の計画の中心を成す

家族—世界への宣言」は明らかに,家族についての宣言です。しかし同様に,神の救いの計画についての宣言でもあります。宣言を研究する一つの方法は,前世現世来世という言葉を紙に書き,この宣言がそれぞれのテーマについて教えていることを書き出すことです。このようにしてこの宣言を研究すると,どのようなことが学べるでしょうか。結婚と家族が神の計画に不可欠なものである理由を理解するうえで,どのように役立つでしょうか。宣言で述べられている真理は,あなたの選択にどのような影響を与えるでしょうか。

結婚や子育てについて,様々な理由で恐れを抱く人が大勢います。もし友人から「結婚したいとも家族を持ちたいとも思わない」と言われたら,あなたは何と言いますか。宣言を調べて,友人が神の計画に希望を見いだしたくなるような事柄を探すとよいでしょう。

あなたが尋ねられるかもしれない,あるいは自問するかもしれないもう一つの質問はこれです。「自分の家族の状況が家族の宣言で述べられていることと一致していない場合はどうすればよいのでしょうか。」次の二つから,預言者の助言が得られます:ディーター・F・ウークトドルフ長老のメッセージ「イエス・キリストは親の強さです」(『リアホナ』2023年5月号,55-59)の中の「大きな変化」の項と,D・トッド・クリストファーソン長老のメッセージ「なぜ結婚,なぜ家族か」の最後の4段落(『リアホナ』2015年5月号,52-53)です。

あなたはこの二つを読んで,何を行いたくなりましたか。

ダリン・H・オークス「計画と宣言」『リアホナ』2017年11月号,28-31;「トピックと質問」「家族」の項,「福音ライブラリー」も参照してください。

「人は皆,天の両親から愛されている霊の息子,娘です」

わたしたちはしばしば,家族の宣言を家庭生活の指針であると考えます。しかしこの宣言は,天の家族と永遠の属性に関する重要な真理も教えています。わたしたちが皆,この家族の一員であると知ることは,あなたにとってなぜ大切なのでしょうか。この真理は,あなたの選択にどのような影響を及ぼすでしょうか。

神の子です」『賛美歌』189番も参照してください。

「家庭生活における幸福は,主イエス・キリストの教えに基づいた生活を送るときに達成されるに違いありません」

家族の宣言第6,7段落は,「家庭生活における幸福」のための規範と考えてください。これらの段落を読みながら,「実りある結婚と家庭」についての原則を見つけてください。あなた自身の家族やほかの家族に見てきたこれらの原則の例について考えるとよいでしょう。これらの原則は,イエス・キリストを家庭生活の基とするうえでどのような助けとなるでしょうか。

次に,家族関係のどこを強化したいか考えるとよいかもしれません。救い主の助けを得て,受けた印象に従って行動するための計画を立ててください。

L・ホイットニー・クレートン「最高級の家」『リアホナ』2020年5月号,107-109も参照してください。

子供たちに本を読む父親

両親は,愛と義をもって子供たちを育てなければなりません。

「わたしたちは……責任ある市民……に,……家族を維持し,強める……よう呼びかけるものであります」

家族の宣言最後の段落には行動するようにとの呼びかけがあります。その呼びかけにどのように応じるかを考えるときには,宣言のタイトルを研究することが助けになるかもしれません。例えば,「宣言」とは何でしょうか。この言葉は,この文書のメッセージについてどのようなことを示唆しているでしょうか。大管長会と十二使徒評議会に,世界に向けて家族に関する宣言を発表する資格があるのはなぜでしょうか。また,この宣言の主要なメッセージだと思う事柄のリストを作ってもよいかもしれません。あなたの生活において,家庭において,地域社会において,これらのメッセージをどのように推進していけるでしょうか。

ボニー・L・オスカーソン「家族の宣言の擁護者」『リアホナ』2015年5月号,14-17も参照してください。

6:55

Defenders of the Faith

Marie Madeline Cardon and her family were holding a Church service in their home in Italy when an angry mob of men gathered and began shouting for the missionaries to be brought outside. It was Marie who marched out of the house to confront the mob.

そのほかのアイデアについては,今月号の機関誌『リアホナ』および『For the Strength of Youth—青少年の強さのために』を参照してください。

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子供を教えるためのアイデア

家族は天の御父の計画において大切である

  • とても大切なのでみんなに伝えたいと思うことを,子供たちに考えてもらいます。子供たちに「家族—世界への宣言」を見せ,これは天の御父にとって家族がどれほど大切かをすべての人に伝えるために,預言者と使徒によって書かれたものだということを説明します。家族はなぜ主にとってそれほど大切なのでしょうか。

    2:3

    What Is the Purpose of Family?

    The family is the divine building block of society.

  • 宣言の中で,わたしたち全員が知る必要があると感じることを子供たちと分かち合ってください。その真理について感じることを,子供たちに分かち合ってもらいます。もしわたしたちがこれらのことを知らなかったならば,わたしたちの生活はどう変わっていたでしょうか。「主の計画にしたがう」(『子供の歌集』86-87)など,宣言の中で述べられている真理に関連する歌を一緒に歌うとよいでしょう。

  • 計画と宣言」(『リアホナ』2017年11月号,30)の第4項で,ダリン・H・オークス管長は家族の宣言がどのように書かれたかを説明しています。オークス管長の説明を子供たちと一緒に読み,主が家族についてのこれらの真理をわたしたちに教えるために,御自分の僕たちに霊感を与えてくださったことに自分たちが感謝している理由について話し合うとよいでしょう。

  • 子供たちに,家族の宣言で述べられている真理を表している絵や写真を見せる(あるいは絵を描いてもらう)のもよいでしょう。神殿や,祈っている家族,一緒に遊んでいる家族,結婚式のカップルなどの絵や写真がよいかもしれません。そして子供たちに,その絵や写真に関連する文を家族の宣言の中から見つけてもらいます。主はこれらの事柄について,宣言の中でどんなことを教えておられますか。

女性と子供たち

天の御父は家族が幸せになることを望んでおられます。

配慮する。家族の宣言で教えられている真理を教えるとき,宣言で述べられている理想のとおりではない家族で育っている子供たちがたくさんいることを知っておいてください。そのような子供たちをどのように励まし,鼓舞することができるか考えてください。

わたしは「天の両親から愛されている霊の息子,娘です」

  • 神の子です」(『子供の歌集』2-3)を一緒に歌います。「神の子です,〔子供の名前〕」と言いながら,その子供にボールをパスするとよいでしょう。ボールを受け取った子供は,同じ言葉を別の子供の名前を入れて言いながら,ボールをその子供にパスします。子供たちが家族の宣言の中から「天の両親から愛されている霊の息子,娘」という言葉を見つけられるよう助け,この真理についてあなたの証を述べてください。

イエス・キリストに従うときに家族は最も幸せである

  • 家族を強めることについて話し合いを始めるに当たり,歯や体,建物など,ほかのものを強くするためにわたしたちがしていることについて子供たちと話し合うとよいでしょう。その後,それを強い家族を築くことと比較します。家族の宣言第7段落で述べられている,キリストのような者になるための原則を子供たちに見つけてもらいます(今週の活動ページも参照)。このような原則に従うと,幸せな家庭生活を送ることができるようになります。

そのほかのアイデアについては,今月号の機関誌『フレンド』を参照してください。