「2月8-14日。教義と聖約12-13章:ジョセフ・スミス—歴史1:66-75」:『わたしと同じ僕であるあなたがたに』」『わたしに従ってきなさい 個人と家族用:教義と聖約2021年(2020年)
「2月8-14日。教義と聖約12-13章:ジョセフ・スミス—歴史1:66-75」『わたしに従ってきなさい—個人と家族用:2021年』
2月8-14日
教義と聖約12-13章;ジョセフ・スミス—歴史1:66-75
「わたしと同じ僕であるあなたがたに」
ジョセフ・スミスとオリバー・カウドリは, 聖文の中で学んだ真理について祈ったとき,さらなる知識を受けました(ジョセフ・スミス—歴史1: 68参照)。あなたは彼らの模範にどのように従いますか。
印象を書き留める
恐らく世界中のほとんどの人々は,ペンシルベニア州ハーモニーと呼ばれる場所について聞いたことがないでしょう。しかし,主はしばしば御自分の王国における最も重要な出来事の舞台として,無名の地を選ばれます。1829年5月15日,ハーモニー付近の森の中で,復活したバプテスマのヨハネがジョセフ・スミスとオリバー・カウドリに姿を現しました。ヨハネは二人の頭に手を置くと,彼らを「わたしと同じ僕」と呼び,彼らにアロン神権を授けました(教義と聖約13:1)。
バプテスマのヨハネは救い主にバプテスマを施し,主がおいでになる道を備えた人物です(マタイ 3:1-6,13-17参照)。そのヨハネと同じ僕となるということは,この20代の二人の若者にとって,謙遜にさせられる,恐らく圧倒されるような思いであったに違いありません。当時ジョセフとオリバーは,ハーモニーの町と同様にあまり知られていませんでした。しかし,神の業における奉仕は,だれに認められるかではなく,常にどのように仕えるかが問題でした。時として,どんなにささやかで人目につかない働きであるとしても,あなたもまた主の偉大な業における同じ僕なのです。
個人の聖文研究のためのアイデア
主はわたしに,シオンの大義を確立する助けるとなるよう望んでおられる。
ジョセフ・ナイト・シニアとその妻ポリーがジョセフ・スミスと出会ったのは,当時20歳であったジョセフがニューヨーク州コールズビルにある夫妻の農場で働き始めたときのことでした。ジョセフ・ナイトは,ジョセフ・スミスがそれまで雇った中で最もよく働く人であったと述べています。金版に関するジョセフ・スミスの証を信じたジョセフ・ナイトは,ジョセフ・スミスがペンシルベニア州ハーモニーの自宅でモルモン書を翻訳していたとき,ポリーを伴って,彼のもとを訪れました。ポリーはすぐさま信じました。残りの生涯を通して,ジョセフとポリー夫妻は,回復された福音に忠実でした。ナイト家一族の60人以上が教会に加わり,ニューヨーク州およびオハイオ州,ミズーリ州,ノーブー,最終的にはソルトレーク・シティーにおける教会の設立を助けました。
ジョセフ・ナイトは,自分がどのように主の業を助けることができるか知りたいと望みました。それに対する主の答え(現在の教義と聖約12章)は,あなたを含め,「この業を起こして確立したいと望むすべての者」(7節)に当てはまります。「シオンの大義を起こして確立する」(6節)とは,あなたにとって何を意味しますか。そうした業に携わるうえで,7-9節にある原則と特質は,どのように助けとなるでしょうか。
「ナイト家とホイットマー家」『啓示の背景』https://www.churchofjesuschrist.org/study/manual/revelations-in-context/title-page?lang=jpnも参照してください。
バプテスマのヨハネによってアロン神権が回復された。
わずか一章の中に,バプテスマのヨハネが明らかにした,アロン神権に関する多くの真理が含まれています。この章(章の見出しを含む)から学べる事柄をすべて書き出すとよいでしょう。見つけた語句の幾つかを研究すると役立つでしょう。始めるに当たり,以下に例を幾つか紹介します:
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「天使の働きの鍵」:2ニーファイ 32:2-3;モロナイ 7:29-32;ジェフリー・R・ホランド「天使の務め」『リアホナ』2008年11月号,29-31;『聖句ガイド』「天使」の項,scriptures.ChurchofJesusChrist.org
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「悔い改めの福音の鍵」:3ニーファイ27:16-22;教義と聖約84:26-27;デール・G・レンランド「神権と救い主の贖いの力」『リアホナ』2017年11月号,64-67
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「レビの子ら」:民数3:5-13;教義と聖約84:31-34;『聖句ガイド』「アロン神権」,「レビ」の項,scriptures.ChurchofJesusChrist.org
アロン神権の儀式を通して,あなたはこれまでどのような祝福を受けてきましたか。
わたしは儀式を通して神の力を受けることができる。
元中央扶助協会会長会顧問のキャロル・スティーブンズ姉妹はこう教えています。「神権の儀式と聖約により,わたしたちは神により約束された満ちあふれる祝福を受けることができるのです。これは救い主の贖罪のおかげで可能になったのです。これらの神権の儀式と聖約を通して神の息子娘は力,すなわち神の力を帯び,永遠の命が得られるようになります。」(「教会員には何があるか御存じですか」『リアホナ』2013年11月号,12)
ジョセフ・スミス—歴史1:66-75( 71節の最後の注釈を含む)を読むとき,ジョセフとオリバーがバプテスマについて尋ねるよう霊的な促しを受けるきっかけとなったのは何であったかを考えてください。また,神権の儀式にあずかった後,二人にもたらされた祝福に注目してください。あなた自身が儀式を受けた後に記した日記があればその箇所を,あるいはそうした出来事の思い出の記録を読むとよいでしょう。神権の儀式を通して,あなたはこれまでどのような祝福を受けてきましたか。
教義と聖約84:20-22;『聖徒たち』1:65-68も参照してください。
家族の聖文研究と家庭の夕べのためのアイデア
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教義と聖約12:8。主の業を行うに当たって,この節に挙げられているような特質が必要となるのはなぜでしょうか。
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教義と聖約13章。アロン神権の回復に対するあなたの家族の信仰は,何によって築かれるでしょうか。アロン神権の回復に関するビデオ“Restoration of the Aaronic Priesthood”(ChurchofJesusChrist.org),またはこの概要に付随する絵は,アロン神権が回復されたときの様子を家族が思い描く助けとなるでしょう。ジョセフ・スミス—歴史1:68-74で読んだことに基づいて,この出来事を絵に描いて楽しんではでどうでしょうか。生活の中における神権の力について,家族にそれぞれの証を分かち合ってもらうのもよいかもしれません。
history.ChurchofJesusChrist.orgにある“Priesthood Restoration Site(神権の回復にまつわる史跡)”も参照してください。
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ジョセフ・スミス—歴史1:68。疑問に対する答えを見つけるに当たり,わたしたちはどのようにジョセフ・スミスとオリバー・カウドリの模範に従うことができますか。家族で一緒に読むとき,途中で読むのをやめて,今読んでいる事柄について質問のある人がいるか尋ねるのを習慣とするとよいかもしれません。
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ジョセフ・スミス—歴史1:71,脚注*(ジョセフ・スミス—歴史,78-80ページ)。オリバー・カウドリの言葉について,家族はどのような印象を受けるでしょうか。家族にとって「決して忘れられない〔日々〕」とはどのような出来事ですか。
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ジョセフ・スミス—歴史1:73-74。聖霊はジョセフとオリバーにどのような影響を及ぼしましたか。家族が聖文を理解し,主にあって喜びを得られるように,御霊の助けを受けたのはいつのことでしたか。
子供を教えるためのそのほかのアイデアについては,『わたしに従ってきなさい—初等協会用』の今週の概要を参照してください。
歌の提案:「神権の回復」『子供の歌集』60