「12月20-26日。クリスマス:神の御子という比類ない贈り物」『わたしに従ってきなさい—個人と家族用:教義と聖約 2021年』(2020年)
「12月20-26日。クリスマス」『わたしに従ってきなさい—個人と家族用:2021年』
12月20-26日
クリスマス
神の御子という比類ない贈り物
このクリスマスにあなたの思いを救い主に集中する一つの方法は,「生けるキリスト—使徒たちの証」を研究することです。この概要では,この預言者たちの証をあなたとあなたの家族の福音研究の一部にする方法を提案します。
印象を書き留める
1838年,預言者ジョセフ・スミスは次のように宣言しました。「わたしたちの宗教の基本原則は,使徒と預言者たちがイエス・キリストについて立てた証です。すなわち主が亡くなり,葬られ,3日目に再びよみがえって,天に昇られたことです。わたしたちの宗教に関するほかのすべての事柄は,それに付随するものにすぎません。」(『歴代大管長の教え—ジョセフ・スミス』49-50)何年もの後,ラッセル・M・ネルソン大管長は次のように言いました。「まさしく預言者のこの言葉が発端となって,15人の預言者,聖見者,啓示者が主の降誕2000年を記念して証を発表し,それに署名しました。その歴史的な証は『生けるキリスト』と題されています。その真理を暗記した会員は大勢いますが,ほとんど存在すら知らない人もいます。イエス・キリストについてより深く学びたければ,『生けるキリスト』を研究するよう強くお勧めします。」(「イエス・キリストの力を生活に取り入れる」『リアホナ』2017年5月号,40)
わたしたちは末日聖徒として,現代の預言者や使徒を通して絶えず啓示が与えられているという祝福を喜んでいます。霊感による勧告と警告と励ましの言葉に感謝しています。そして何よりも,クリスマスの季節や一年を通して,イエス・キリストについての彼らの力強い証によって祝福を受けています。これらは,優れた執筆家や講演者の感動的な言葉や,聖文の専門家の洞察以上のものです。神から選ばれ,召され,権能を与えられた「全世界におけるキリストの名の特別な証人」の言葉なのです(教義と聖約107:23)。
個人の聖文研究のためのアイデア
「この御方以上に深遠な影響を及ぼしてきた人物は存在しません」
「生けるキリスト」の第1段落とともに,ルカ2:10-11を読むとき,どんな思いが浮かびますか。「これまでに地上に生を受けた人々およびこれから生を受けるすべての人々に対して,〔イエス・キリストほどに〕深遠な影響を及ぼしてきた人物は存在しません」という言葉を支持して,あなたならどのようなことを言いますか。「生けるキリスト」の中から,救い主の深遠な影響について述べている真理を探してください。あなたは救い主からどのような影響を受け,「大きな喜び」(ルカ2:10)を得てきたでしょうか。
「イエス・キリストは……墓からよみがえられました」
「生けるキリスト」の中で,使徒たちは救い主の復活について証し,復活された主が御姿を現された3つの訪れについて述べています(第5段落参照)。これらの訪れに関して,ヨハネ20-21章;3ニーファイ11-26章;ジョセフ・スミス—歴史1:14-20を読むとよいでしょう。これらの現れにおいて主が語られた言葉や行われたことから,救い主について何が学べるでしょうか。
「イエス・キリストの神権とイエス・キリストの教会が……回復された」
今年,教義と聖約を研究してきた中で,救い主の「神権と……教会が〔どのようにして〕回復された」かについて多く学ぶ機会がありました。回復された真理や原則のうちで,あなたにとって特に大きな意味を持ってきたものはどれですか。回復について教えている次の聖句を幾つか読むとよいでしょう。教義と聖約1:17-23;13章;20:1-12;65章;110章;112:30-32;124:39-42;128:19-21。イエス・キリストを知り,礼拝するうえで,回復された福音の真理はどのように役立っているか深く考えてください(教義と聖約93:19参照)。
「イエス・キリスト〔は〕いつの日か地上に戻って来られる」
クリスマスは,イエス・キリストがお生まれになった日を振り返るだけでなく,主が再び来られる日を楽しみに待つ時です。「生けるキリスト」の最後から2段落目の中から,主が戻って来られることについてどのようなことが学べますか。「もろびと,こぞりて」や「天なる神には」など,再臨について教えているクリスマスの賛美歌を読んだり,歌ったり,聴いたりするのも興味深いかもしれません(『賛美歌』(116番,121番)。
「イエス・キリストは世の光,命,そして希望です」
「生けるキリスト」の最終段落で,救い主について挙げられている特質と称号に注目してください。次の聖句は,イエス・キリストがどのように「世の光,命,そして希望」であられるかについて深く考えるのに役立つでしょう。ルカ2:25-32;1コリント15:19-23;モロナイ7:41;教義と聖約50:24;84:44-46;93:7-10。主はどのような意味であなたの光,命,そして希望であられますか。救い主のそのほかの特質や称号で,あなたにとって最も意味深いものは何ですか。
「生けるキリスト」を研究することは,あなたの救い主への信仰と愛にどのような影響を及ぼしてきましたか。
家族の聖文研究と家庭の夕べのためのアイデア
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「生けるキリスト」救い主について「生けるキリスト」の中で教えられている真理を家族が理解するのを助けるために,幾つかの重要な言葉を選んで,それらの言葉を説明している絵を一緒に見つけたり描いたりするとよいでしょう。そして,それらの絵や言葉を冊子にまとめることもできます。
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「わたしたちは……証します」証するとはどういう意味かについて,「生けるキリスト」からどのようなことが学べますか。救い主の降誕を祝うために,キリストについての自分たちの証を書き留めてみましょう。
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「イエス・キリストは『よい働きをしながら……巡回』されました」今度のクリスマスに,あなたの家族は救い主の奉仕の模範にどのように従うことができるでしょうか。どのようにして「平和と善意」を家族や地域社会に広めますか。どのような方法で「病人を癒す」手助けができるでしょうか。「福音メディア」アプリや福音メディアライブラリー(medialibrary.ChurchofJesusChrist.org)にあるクリスマスのビデオから,アイデアが見つかるかもしれません。
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「わたしたちは御子という比類ない贈り物を授けてくださった神に感謝しています」イエス・キリストのおかげで,わたしたちはどんな贈り物を受け取っているでしょうか。家族で「生けるキリスト」から答えを見つけ,救い主からの贈り物を象徴する品をプレゼント用に包装しましょう。クリスマスの日かその週を通して,プレゼントを開け,それぞれの品に関連した聖句を読みましょう。ほかにもたくさん見つけることができるでしょうが,幾つかの聖句を紹介します。ルカ2:10-14;1ペテロ2:21;モーサヤ3:8;アルマ11:42-43;教義と聖約18:10-12。主からもたらされるそのほかの贈り物を見つけるために,「主はみ子をつかわし」(『子供の歌集』20)など,救い主に関する歌を歌うこともできます。
子供を教えるためのそのほかのアイデアについては,『わたしに従ってきなさい—初等協会用』の今週の概要を参照してください。
歌の提案:「天には栄え」『賛美歌』123番