「1月9-15日 マタイ2章;ルカ2章:わたしたちはそのかたを拝みにきました」『わたしに従ってきなさい—個人と家族用:新約聖書 2023年』
「1月9-15日 マタイ2章;ルカ2章」『わたしに従ってきなさい—個人と家族用:2023年』
1月9-15日
マタイ2章;ルカ2章
わたしたちはそのかたを拝みにきました
マタイ2章とルカ2章を読み,そのときに受けるすべての霊的な洞察に注意を払ってください。この概要にある研究のためのアイデアは,これらの章の中から,関連する重要な原則を見つけるのに役立つでしょう。
印象を書き留める
まさしくその誕生の日から,イエスが普通の子供でないことは明らかでした。イエスの幼少期を驚くべきものとしたのは,天に現れた新しい星や喜びにあふれる天使の宣言だけではありませんでした。国,職業,そして背景を異にする実に多種多様な人々が,たちまちのうちにイエスに惹かれたという事実もまた,驚くべきことでした。「わたしに従ってきなさい」(ルカ18:22)という招きを,まだイエスが口にされる前であるというのにです。もちろん,すべての人がイエスのもとに来たわけではありません。イエスを無視する人も大勢いましたし,嫉妬深い統治者はイエスの命をつけねらいさえしました。一方,義を求める,謙遜で純粋で献身的な人々には,イエスがどのような御方であるか,すなわち約束されたメシヤであられることが分かりました。彼らの献身はわたしたちの心を奮い立たせます。羊飼いたちにもたらされた「大きな喜び」のよきおとずれは,「すべての民」に対するものでした。「救主……主なるキリスト」がその日,わたしたちすべてのためにお生まれになったからです(ルカ2:10-11参照)。
個人の聖文研究のためのアイデア
イエス・キリストは粗末な環境の中でお生まれになった。
イエス・キリストは「世が造られる前に」父なる神のみそばで栄光をお持ちでしたが(ヨハネ17:5),進んで貧しく卑しい境遇の下に生まれ,地上の人々の中で生活されました。ルカ2:1-7を読みながら,イエス・キリストの誕生についてのこの話が主について何を教えてくれるか深く考えてください。この話の中で,今まで気がつかなかった詳細や洞察を探してみましょう。それらに気づくことは,救い主に対するあなたの気持ちにどのような影響を与えるでしょうか。
「幼子キリスト―降誕の物語」(ビデオ)ChurchofJesusChrist.orgも参照してください。
キリストの降誕についての証人は大勢いる。
キリストの降誕と幼少期に,様々な社会的立場にあった人々が主の証人となり,主を礼拝しました。こうした人々の話を調べるときに,キリストを礼拝し,キリストの証人となる方法について何が学べるでしょうか。
キリストの証人 |
キリストを礼拝し,キリストの証人となることについて何が学べるか |
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キリストの証人 羊飼い(ルカ2:8-20) | キリストを礼拝し,キリストの証人となることについて何が学べるか
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キリストの証人 シメオン(ルカ2:25-35) | キリストを礼拝し,キリストの証人となることについて何が学べるか
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キリストの証人 アンナ(ルカ2:36-38) | キリストを礼拝し,キリストの証人となることについて何が学べるか
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キリストの証人 博士たち(マタイ2:1-12) | キリストを礼拝し,キリストの証人となることについて何が学べるか
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1ニーファイ11:13-23;3ニーファイ1:5-21;「キリストの誕生を告げ知らされる羊飼い」と「神殿で紹介される幼子イエス」(ビデオ)ChurchoJesusChrist.orgも参照してください。
親は家族を守るために啓示を受けることができる。
ヨセフは,天の助けがなければ,行うよう命じられたこと,すなわち幼いころのイエスを守ることは決してできなかったでしょう。博士たちと同様,ヨセフも危険について警告する啓示を受けました。マタイ2:13-23でヨセフの経験について読みながら,今日わたしたちが直面している物理的および霊的な危険について考えてください。あなたやあなたの愛する人たちを守るために神の導きを感じた経験について深く考えてください。これらの経験を周囲の人と分かち合うとよいでしょう。どうすれば,今後そのような導きを受けることができるでしょうか。
加えて,神の御子の世話をするという責任に直面したヨセフの心境が描写されているビデオ「最初のクリスマスの精神」(ChurchofJesusChrist.org)を見てもよいかもしれません。
子供のころから,イエスは御父の御心を行うことに心を向けられた。
若い男性のころ,救い主は実に力強く福音を教えられました。神殿の教師たちですら救い主の「賢さやその答」に驚くほどでした(ルカ2:47)。若い男性のころの救い主について,この聖句から何が学べるでしょうか。あなたの知っている若人たちは「自分の父の務めを行う」(欽定訳〔英文〕ルカ2:49から和訳)ためにどのような努力をしているでしょうか。青少年や子供は,あなたが福音の理解を深めるのをどのように助けてくれたでしょうか。ルカ2:40-52とジョセフ・スミス訳マタイ3:24-26に記されている,イエスが子供時代に示した模範から,ほかに何が学べるでしょうか。
「ジョセフ・スミス訳」とは何か。
何世紀にもわたって聖書から「分かりやすくて貴い」真理が取り去られていたため(1ニーファイ13:28。モーセ1:41も参照),主はジョセフ・スミスに,霊感に基づいて聖書を改訂するよう命じられました。それが聖書の「ジョセフ・スミス訳」として知られているものです。預言者によって加えられた多くの改訂が,末日聖徒版聖典の付録に含まれています。マタイ24章のジョセフ・スミス訳は,「ジョセフ・スミス—マタイ」として知られ,高価な真珠に掲載されています。詳しくは,『聖句ガイド』「ジョセフ・スミス訳(JST)」の項;「福音トピックス」「聖書の正確さ」の項(topics.ChurchofJesusChrist.org)を参照してください。
家族の聖文研究と家庭の夕べのためのアイデア
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ルカ2章。家族に,ルカ2章に出てくる人物を一人選び,その人物と救い主とのやり取りが書かれた聖句を幾つか読み,自分が学んだことでイエス・キリストを信じる信仰を増し加えてくれることを分かち合ってもらいます。「マリヤのララバイ(子守歌)」や「クリスマスの歌」(『子供の歌集』28-29,32-33)を一緒に歌いましょう。救い主の降誕についてこれらの歌からどのようなことが学べるでしょうか。
絵を使うことでキリストの降誕についての話し合いをどのように活発にできるか検討してください。(例えば,『福音の視覚資料集』またはhistory.ChurchofJesusChrist.org/exhibit/birth-of-Christを参照)
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マタイ2:1-12。博士たちの模範から,救い主を探し求め,見つけることについて何が学べるでしょうか。
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ルカ2:41-49。「父の務め」とは何でしょうか(欽定訳〔英文〕ルカ2:49から和訳。モーセ1:39;「総合手引き:末日聖徒イエスキリスト教会における奉仕」1.2,ChurchofJesusChrist.org参照)。ルカ2:41-49の話から,その務めについてどのようなことが分かりますか。あなたの家族が御父の務めを行える幾つかの方法を紙に書き,それを瓶の中に入れておくとよいでしょう。これからの1週間,家族で天の御父の業を手伝う方法を探す際,瓶の中からアイデアを選ぶことができます。あなたの経験を分かち合う機会を計画してください。
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ルカ2:52。ルカ2:52から,イエスの生涯における成長の過程についてどのようなことが学べるでしょうか。「ますます知恵が加わり,背たけも伸び,そして神と人から愛され〔る〕」ために,個人や家族としてどのような目標を設定できるでしょうか。
子供を教えるためのそのほかのアイデアについては,『わたしに従ってきなさい—初等協会用』の今週の概要を参照してください。
歌の提案:「星の光る夜に」『子供の歌集』24