「1月9-15日 マタイ2章;ルカ2章:わたしたちはそのかたを拝みにきました」『わたしに従ってきなさい—初等協会用:新約聖書 2023年』
「1月9-15日 マタイ2章;ルカ2章」『わたしに従ってきなさい—初等協会用:2023年』
1月9-15日
マタイ2章;ルカ2章
わたしたちはそのかたを拝みにきました
あなたが教える子供たちは,天の御父の大切な息子や娘です。聖文から子供たちを教えようとするとき,御父に助けを求めてください。御父は,強調すべき原則へとあなたを導き,御父の子供たちの心に触れる活動のアイデアを思いつかせてくださいます。
分かち合うよう招く
キリストの誕生について知っていることを子供たちに話してもらいます。この物語の中でいちばん好きな部分はどこですか。
教義を教える:年少の子供たち
イエスがお生まれになった。
イエスは救い主となるため,天の御父のもとを離れて地上に生を受けられました。子供たちがキリストの降誕の物語を覚えられるよう,どう助けたらよいでしょうか。
活動案
-
キリストの降誕の物語を読む際に,子供たちに物語を演じてもらうか,今週の活動ページを使って物語を復習できるようにします。(「だい5しょう:イエス・キリストのこうたん」『新約聖書ものがたり』13-15,または該当するビデオChurchofJesusChrist.orgも参照)
0:0 -
キリスト降誕の置物があれば持参し,子供たちには,あなたがキリストの降誕の物語を話すのを聞きながら,置物のパーツを適切な場所に置いてもらいます。キリスト降誕の絵を見せてもよいでしょう(例えば,『わたしに従ってきなさい—個人と家族用』の今週の概要を参照)。置物や絵の中の様々な人を指さして,それぞれの人について知っていることを子供たちに話してもらいます。
-
イエスの降誕について歌っている子供たちの好きな歌を一緒に歌います。その際,救い主についてのあなたの証を述べる機会を探しましょう。子供たちに,イエスを愛している理由を話してもらいます。
わたしはイエスに良い贈り物をすることができる。
博士たちはイエスに,黄金,乳香,没薬の贈り物をしました。子供たちにも愛や奉仕,従順といった贈り物をイエスにささげることができることを,この物語からどのようにして教えることができるでしょうか。
活動案
-
博士たちの絵を見せながら,マタイ2:1-12の物語を子供たちと一緒に読みます。
-
わたしたちがイエスにささげることのできる贈り物を表す絵や物を,プレゼント用に包装します。贈り物を開けるのを子供たちに手伝ってもらい,この贈り物をどのようにして救い主にささげることができるか話し合います。
-
例えば,「よい友達になる」「祈る」など,イエスにささげることのできる贈り物の絵を,子供たちに各自描いてもらいます。贈り物のリストを書いてもらってもよいでしょう。書いたリストをクラスで分かち合い,今日イエスにささげられる「贈り物」を一つ,子供たちに選んでもらいます。
イエスはかつて,わたしのような子供だった。
子供のころの救い主について学ぶと,子供たちに救い主を身近に感じてもらうことができるかもしれません。自分が今イエスのようになる方法についてこの聖句からどんなことが学べるか,子供たちに尋ねます。
活動案
-
ワードの青少年の一人にクラスを訪問してもらい,イエスが少年だったころに神殿で教えていた話をしてもらいます。
-
前もって何人かの子供たちに,自分が赤ん坊だったときの写真を,皆に見せるために持って来るよう,頼んでおきます。子供たちに,自分がどのように成長してきたかについて尋ねます。イエスがどのように成長されたかを話します(ルカ2:40,52参照)。「イエス様も子供でした」(『子供の歌集』34)など,救い主について歌っている歌を子供たちと一緒に歌います。
-
ルカ2:52を読み,「知恵」と「背たけ」の意味について説明します。子供たちに,知恵が加わり,神と人から愛されることを示す動作をしてもらってもよいでしょう。例えば,本を読んでいる様子,困っている人を助けている様子を演じてもらいます。
教義を教える:年長の子供たち
古代の預言者は救い主の降誕を預言していた。
預言者と信者たちは,救い主の降誕を何世紀にもわたって待ち望んでいました。この事実を理解すると,救い主の生涯と使命について,子供たちは深く理解できるようになります。
活動案
-
誕生日や休日など,楽しみにしていることについて子供たちに話してもらいます。子供たちに,ヒラマン14:2-5を読んで預言者たちが待ち望んでいたことを見つけてもらいます。
-
救い主の降誕についての預言(イザヤ7:14;9:6;1ニーファイ11:18;ヒラマン14:5参照)を一緒に読みます。必要に応じて助けながら,預言されていることを子供たちに挙げてもらい,成就した預言をルカ2:1-21とマタイ2:1-12から見つけてもらいましょう。
-
子供たちに,マタイ2:1-12またはルカ2:1-21に出てくるものの絵を描いてもらいます。イエスがお生まれになったことに感謝している理由を話してもらいましょう。
イエスはますます「知恵が加わり,背たけも伸び,そして神と人から愛された。」
イエスのように,あなたが教えている子供たちにも大切な使命があり,彼らはそのために備えなければなりません。子供たちは,イエスの模範から何を学べるでしょうか。
活動案
-
あなたがルカ2:40,52を読むのを聞きながら,イエスが何を行われたかを子供たちに聞き取ってもらいます。自分が小さかったころからどのように成長してきたか,子供たちに話してもらいます。福音を少しずつ学んだあなた自身の経験を分かち合い,救い主について証してください。
-
ルカ2:40,52の言葉を表現する活動をしましょう。例えば,それぞれの子供の身長を測る(「イエスは……背たけも伸び」),または好きな聖句を発表してもらってもよいかもしれません(「強くなり」)。子供たちが,自分がどんなふうに成長しているかに気づき,それを家族と分かち合えるよう助けます。
-
ルカ2:40,52を読んでから,イエスが自分たちの年齢だったころ,どのような子供だったと思うか,子供たちに発表してもらいます。イエスは母親にどのように接したでしょうか。兄弟姉妹に対してはどうだったでしょうか。
わたしはイエスの模範に従うことができる。
イエスは少年のころから,神殿で福音を教えておられました。同様に,クラスの子供たちも,周りの人々にたくさんのことを教えることができます。
活動案
-
一人の子供に,ルカ2:41-52の話をかいつまんで話せるよう準備してきてもらいます。子供たちが話を理解できるよう,「父の家にいる」(49節)とはどのような意味かを教えます〔訳注—英語では「父の業に携わっている」となっている〕。例えば,あなたやあなたの両親がしている仕事について子供たちに伝えてもよいでしょう。イエスの地上の父親であるヨセフの「業」(仕事)は何でしたか(マタイ13:55参照)。イエスの天の御父の「業」は何ですか(ルカ2:46-49参照。モーセ1:39も参照)。
-
子供たちと一緒にルカ2:46-49を読み,「イエスはどのような方法で『父の業』を行っておられたでしょうか」と尋ねます。必要に応じて助けながら,自分が天の御父の業を手伝うことのできる方法を,子供たちにホワイトボードに書いてもらいます。絵で描いてもらってもよいでしょう。
-
少年イエスのように自分にも福音を教えることができるという自信を子供たちにつけさせるために,『若人の強さのために』にある原則を教え合う練習をしてもらいます。
家庭で学ぶよう励ます
子供たちに,イエス・キリストの誕生について学んだことを家族に教えるよう勧めます。