わたしに従ってきなさい
第2,第3日曜日


「第2,第3日曜日の集会」『わたしに従ってきなさい—メルキゼデク神権および扶助協会用』(2017年)

第2,第3日曜日の集会

第2,第3日曜日の集会

毎月の第2,第3日曜日, メルキゼデク神権定員会と扶助協会は,最新の総大会から,生ける預言者や使徒,そのほかの教会指導者の教えを研究します。最近の大会から,どのメッセージについて話し合ってもよいでしょう。

ほとんどの場合,定員会会長会かグループの指導者,あるいは扶助協会会長会が,会員の必要に基づいて,研究する大会のメッセージを選択しますが,ビショップまたはステーク会長の意見を取り入れてもよいでしょう。指導者は, 第1日曜日の評議会集会 で話し合ったテーマに関連したメッセージを選ぶか,あるいは御霊の導きを基に別のメッセージを選んでもよいでしょう。指導者と教師は,前もって選択されたメッセージを読んで考えを分かち合う備えをして来るよう会員に勧める方法を見つける必要があります。以下に提案されている学習活動は,「救い主の方法で教える」にある原則に基づいており,会員が総大会のメッセージから学べるようにするものです。

シャロン・ユーバンク「あなたの光をともしなさい

定員会または扶助協会の会員に,義にかなった忠実な女性から,それぞれの生活にどのような良い影響を受けてきたかを考えてもらいます。その女性がユーバンク姉妹のメッセージで述べられているような,義にかなった女性が持つ特質の一つかそれ以上をどのように表しているかを,数人に分かち合ってもらうことを検討します。どうすれば「末日の教会の数字的な発展と霊的な発展の両方に寄与する重要な力」となることができるかについて,わたしたちはユーバンク姉妹から何を学びますか。

ニール ・F・マリオット「神とつながり,破れを繕う

このメッセージは,天の御父や周囲の人から隔てられていると感じている会員の助けになるでしょう。あなたが教える人々が「破れ」とは何かを理解できるようにするには,何が助けになるでしょうか。様々な破れを表す絵を持って来るとよいかもしれません。マリオット姉妹は,破れをどのように定義していますか。わたしたちと神,そしてほかの人々との関係に破れを生じさせるものとは何でしょうか。会員に,わたしたちの生活における破れを修復するためにできる事柄の提案を,マリオット姉妹のメッセージから探し出してもらいます。時間を与え,神とほかの人々に近づくために何をするよう御霊から促しを受けたかを書き出してもらいます。

ジョイ ・D・ジョーンズ「計り知れない価値

わたしたちが自分の神聖な身分について理解するとき,どのような祝福が生活に注ぎ込まれるでしょうか。この質問に答えるために,定員会または扶助協会の会員は,ジョーンズ姉妹のメッセージに登場するマリアマやレヌ,タイアナの話を一緒に復習するとよいでしょう。ジョーンズ姉妹はわたしたちが「自分の神聖な身分を喜んで受け入れて覚えている」ための助けとして,どのような助言を与えていますか。会員に,ジョーンズ姉妹のメッセージから,神にとっての自分の真の価値を理解するうえで助けとなる聖句や引用文を見つけて話し合ってもらいます。これらの聖句や引用文の一つを,自分の神聖な価値を思い起こさせるような言葉を必要としている人に分かち合ように勧めます。

ディーター ・F・ウークトドルフ「3人の姉妹

ウークトドルフ管長のメッセージを復習する方法の一つとして,定員会または扶助協会を小さなグループに分けます。それぞれのグループに,ウークトドルフ管長のメッセージに登場する姉妹の一人について読むよう割り当てるとよいでしょう。各グループは,その姉妹に向けてウークトドルフ管長の勧告を要約した手紙を書き,書いた内容をほかのグループに分かち合うとよいでしょう。3人目の姉妹のようになるために,わたしたちは何ができますか。自分が所属する定員会または扶助協会を,苦しんでいる人々にとって「安全な家庭」とするにはどうすればよいでしょうか。

ディーター ・F・ウークトドルフ「帰郷—その切なる望み

ほかの人を祝福するために神が自分を用いられる方法を,あなたの教える人々が気づけるよう助けるにはどうすればよいでしょうか。ウークトドルフ管長のメッセージの「神はあなたを用いられる」という見出しの項を復習し,弱さがあっても神の王国で奉仕するよう努める人々に与えられた約束を探すように勧めるとよいでしょう。また,このメッセージを読むことで,会員は,神がほかの人を祝福するために自分を用いられた経験,あるいは自分を祝福するためにほかの人を用いられた経験を思い起こし,分かち合えるかもしれません。会員に時間を与えて,この話し合いによって,行うよう霊感を受けたと感じる事柄について深く考えてもらいます。

ボニー ・L・オスカーソン「目の前の必要

オスカーソン姉妹のメッセージについて話し合いを始める方法の一つは,最上部に「今日だれがわたしを必要としているだろうか」と書かれた紙を全員に配ることです。扶助協会または定員会の会員は,数分間この質問についてよく考えて,答えとなる人の名前を幾つか挙げるとよいでしょう。その後,オスカーソン姉妹のメッセージから,リストに挙げた人々あるいは霊感を受けて名前を追加した人々に仕えることのできる方法について,アイデアを探し出してもらうとよいでしょう。学んだことを数人に分かち合ってもらってもよいでしょう。

ダリン ・H・オークス「計画と宣言

定員会やグループ,または扶助協会の会員は,家庭や地域社会,教会で家族の宣言について「教え,〔さらに〕宣言に従って生活する」ようにとのオークス長老の勧めをどのように行動に表すことができるでしょうか。互いに考えを分かち合うように勧めます。そうすることで,家族の宣言から,教義上の声明に関するメッセージを探し出す助けになるでしょう。これらの声明は,「家族が現代の試練」に立ち向かううえで,どのように助けになるでしょうか。オークス長老のメッセージの第4項(IV.)には,そうした声明の例が幾つか含まれています。

D ・トッド・クリストファーソン「天から下ってきた生きたパン

扶助協会と定員会の会員は,クリストファーソン長老のメッセージを復習するとき,質問が幾つか心に浮かぶかもしれません:聖さとは何でしょうか。どのようにして聖さを求めればよいですか。聖餐を受けることは,わたしたちが努め励む中で,どのように助けになりますか。会員は,クリストファーソン長老のメッセージから,これらの質問の答えとなり得る言葉を分かち合うとよいでしょう。さらに聖くなるよう努める中で,わたしたちは「仲間の聖徒たち」としてどのように互いに助け合いますか。

ジェフリー ・R・ホランド「それだから,あなたがたもいずれ完全な者となりなさい

あなたが教える人々の中には,救い主の教えに従って生活できる見込みが自分にはないと感じる人がいるかもしれません。ホランド長老の教えは,このように感じているかもしれない人々をどのように慰め励ますことができるでしょうか。扶助協会または定員会の会員に,このメッセージから,自分は「力不足だ」と感じ悩んでいる人に分かち合うことのできる教えを探してもらうとよいでしょう。あるいは,このメッセージから,「〔キリスト〕をさらに愛し敬うようになり,キリストのようになりたいという望みが大きくな〔る〕」よう彼らの霊を鼓舞するような教えを見つけられるかもしれません。

ゲーリー ・E・スティーブンソン「霊的な日食

定員会または扶助協会の会員の中で,日食を見たことのある人はいるでしょうか。もしいるなら,そのうちの一人に頼んで,スティーブンソン長老が「霊的な日食」について述べているたとえについて説明してもらうとよいでしょう。どのような障害によって,「イエス・キリストの光と主の福音が持つ偉大さや輝き,ぬくもりを遮〔られる〕」恐れがあるでしょうか。ソーシャルメディアは,どのように「福音の美しさやぬくもり,天の光」からわたしたちの気をそらすことがあるでしょうか。「福音の眼鏡」をかけると,わたしたちはどのように霊的な盲目から守られるでしょうか。スティーブンソン長老のたとえは,福音の視点を保つことについて,何を教えているでしょうか。

クエンティン ・L・クック「永遠の中の日常」

クック長老のメッセージは様々な方法で,謙遜になるよう努め励むことの大切さを思い起こさせてくれます。その教えについて話し合う方法の一つは,会員たちを二つのグループに分けることです。一つのグループに,クック長老のメッセージから謙遜さを身につけるのに役立つであろう提案を,もう一つのグループには,人が高慢を表す方法を探してもらいます。話し合った事柄をもう一方のグループに向けて説明してもらいます。また会員は,それぞれの生活の中でさらに「日々謙遜であること」を示せる方法を分かち合い,この謙遜さが神にお会いする備えをするうえでどのように助けとなるかについて,よく考えるとよいでしょう。

ロナルド ・A・ラズバンド「神聖な計らいにより

ラズバンド長老のメッセージについて話し合うよう勧めるために,何人かの会員に,縫製用の型紙,建物の青写真,レシピなどを持って来てもらい,これらが役立つ理由について話し合うとよいでしょう。ラズバンド長老のメッセージにあるどの例や教えが,会員を霊的に鼓舞し,それぞれの人生のための神の計画に気づかせてくれるでしょうか。クラスの参加者は,主が自分の生活を導いてくださるのを目にした経験を分かち合うとよいでしょう。彼らは神の導きを「大切にしている」ことを神に示すために,何をしてきましたか。神の「神聖な計らい」に気づくことは,なぜ大切でしょうか。

ラッセル ・M・ネルソン「モルモン書—この書物なしの人生とは

ネルソン会長は会員に,次の3つの質問について考えるよう勧めています。(1)「モルモン書がなかったとしたら,どんな人生でしょう。」(2)「モルモン書なしに知り得なかっただろうことは何でしょう。」(3)「モルモン書なしに得られなかっただろうものは何でしょう。」定員会やグループ,または扶助協会の会員に,これらの質問について深く考えて,自分ならどのように答えるかを分かち合うように勧めます。彼らはこのメッセージの中に,モルモン書を「ダイヤモンドやルビー」よりも尊ぶよう感化する,どのような教えを見いだすでしょうか。

デール ・G・レンランド「神権神権と救い主の贖いの力

定員会または扶助協会の会員が,自分が救い主の贖いの祝福にあずれるようになるうえで,神権がどのように助けとなるかを理解できるように,どのように助けることができるでしょうか。次の二つの見出しをホワイトボードに書くとよいでしょう。「なぜわたしたちにはイエス・キリストの贖罪が必要なのか」,「神権はどのようにしてわたしたちに贖いの祝福を『届ける』か。」会員に,レンランド長老のメッセージを調べて,それぞれの見出しの下に書くべき言葉を探し出してもらいます。神権とその儀式は,神の子供たちに関わる天の御父の目的を成し遂げるうえで,どのように助けとなるでしょうか。

ディーター ・F・ウークトドルフ「天の光をもたらす者

会員に,ウークトドルフ管長のメッセージを調べ,神の光があるか,あるいはないかが,わたしたちの生活にどのように影響するかを見つけてもらいます。ウークトドルフ管長が参照した聖句を研究し,霊的な光に関連した真理を見つけてもらってもよいでしょう。日食に関するたとえは,霊的な光を求めるに当たっての選択の自由の役割について何を教えていますか。イエス・キリストの神聖な光をほかの人,特に自分の家族や「光を探し求めている教会の青少年」と分かち合うために,わたしたちに何ができるでしょうか。

ヘンリー ・B・アイリング「主は御自分の教会を導かれる

定員会または扶助協会の会員に,自分の召しやそのほかの召しが神から与えられたものであるという信仰を強める必要があった経験を分かち合ってもらいます。彼らは自らの信仰をどのように働かせたでしょうか。その召しが神から与えられたことを,どのようにして知るようになったでしょうか。会員に,アイリング管長のメッセージを調べて,管長が個人的な経験から学んだ真理で,自分自身と,主が召されたほかの人を信頼し,忍耐強くあるうえで助けとなると思われる真理を見つけてもらいます。

ジーン ・B・ビンガム「あなたがたの喜びが満ちあふれるためである

ビンガム姉妹のメッセージは,定員会または扶助協会の会員が,人生の困難にあっても,キリストのもとに来ることで喜びを見いだす方法を理解する助けになるでしょう。ビンガム姉妹のメッセージについて話し合う方法の一つとして,ホワイトボードに喜びという言葉に続く道を描くとよいかもしれません。何人かの会員に,ビンガム姉妹のメッセージから,真の喜びへと導く提案を書いてもらいます。会員に,ビンガム姉妹の勧告に従って行動できる方法を考えるように勧めます。数人の会員に,それぞれの考えを分かち合ってもらいます。

デビッド ・A・ベドナー「尊く,大いなる約束

定員会または扶助協会の会員がベドナー長老のメッセージについて話し合う際の助けとして,ホワイトボードに,安息日や神殿,家庭を表す絵を貼るとよいでしょう。会員に,ベドナー長老のメッセージの該当する項を読んで,安息日や神殿,家庭は,自分たちに対する神の約束に心を向けるうえで,どのように助けとなるかをホワイトボードに書いてもらいます。日々の暮らしの中で,これらの約束からわたしたちの注意をそらすこともある事柄とは何ですか。それらの約束を確実に心に留めておくために,わたしたちはどのような対策を取れるでしょうか。

ヘンリー ・B・アイリング「善を行うのを恐れてはならない

アイリング管長のメッセージは,あなたが教える人々がこの世で善を行うために勇気と信仰を見いだす助けになるでしょう。何人かの会員に,アイリング管長が紹介している忠実な人々の模範を要約してもらいます。これらの模範は,ほかの人々に仕える方法について何を教えているでしょうか。定員会または扶助協会として奉仕できる方法について,どんな提案をしているでしょうか。

このメッセージについて話し合うもう一つの方法は,アイリング管長が,モルモン書を研究するようにとのトーマス ・S・モンソン大管長の勧告に従うことで目にした祝福を復習することです。モルモン書を研究することで,わたしたちはどのような祝福を目にしてきたでしょうか。

M ・ラッセル・バラード「旅は続きます

バラード長老のメッセージについて話し合いを始めるために,だれかに,最終目標がありながら誤った道に踏み込んだことに気づいたときの経験を話してもらうとよいでしょう。こうした例は,天の御父のもとに戻るためのわたしたち個人の「旅」にどのように関連しているでしょうか。その後,バラード長老が与えている勧告と警告を調べます。それらは,わたしたちが自身の生活の中で正しい方向に向かっているかどうかを知る助けになるでしょう。会員に,自分自身の道について深く考える時間を与えます。そして,天の御父のもとに戻るためのそれぞれの「旅」において,ほかの人々を助け励ますことができる方法について話し合います。

ニール ・L・アンダーセン「主の声

定員会または扶助協会の会員は,総大会のメッセージの中で自分にとって特に意義深いと感じた経験を分かち合うとよいでしょう。それらのメッセージが意義深いものだったのはなぜですか。アンダーセン長老は,総大会のメッセージの重要性と,メッセージが準備される際の努力と過程について何を教えているでしょうか。こうした知識が,メッセージを研究し,心に留める際のわたしたちの態度に,どのような差し迫った影響力を及ぼすでしょうか。いちばん最近の大会から勧告のリストを作ることを検討してみてください。わたしたちはこれらの勧告に従って行動するために何をしてきましたか。