「9月20-26日。教義と聖約106-108章:『天が……開かれ』」『わたしに従ってきなさい—初等協会用:教義と聖約 2021年』
「9月20-26日。教義と聖約106-108章」『わたしに従ってきなさい—初等協会用:2021年』
9月20-26日
教義と聖約106-108章
「天が……開かれ」
あなたが教える子供たちに関して知っている事柄について,深く考えてください。どのような活動をすれば,子供たちを救い主に近づけることができるでしょうか。この概要にある年少の子供向けの活動は,年長の子供たち向けに応用することができ,その逆も可能であることを覚えておいてください。
印象を書き留める
分かち合うよう招く
預言者,使徒,中央初等協会会長会や,その他の中央幹部や役員など,教会指導者の写真を子供たちに見せます。この指導者たちが行っていることや,指導者たちに感謝している理由について,子供たちに分かち合ってもらいます。
教義を教える:年少の子供たち
わたしは神権のおかげで祝福を受けている
天の御父の子供たちは皆,神権によってもたらされる祝福を受けることができます。あなたが教える子供たちが,それらの祝福に感謝の気持ちを抱けるよう助ける方法を考えてください。
活動案
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神権のおかげで「天が〔わたしたち〕に開かれ〔ている〕」(教義と聖約107:19)ことを表す絵(雲の向こうから差す日光など)をホワイトボードに描いてください。バプテスマ,聖餐,神殿など,神権によってもたらされている祝福を表した絵や写真を子供たちに渡してください。子供たちに,自分が手にした絵や写真に表されている祝福に感謝している理由を分かち合ってもらい,ホワイトボードに描かれた雲の向こうから差す日光の中に,自分が持っている絵や写真を貼ってもらいます。わたしたちがこのような祝福を受けられるのは,天の御父が神権を回復してくださったからであることを証してください。
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床に通り道を設け,子供たちに必要となる神権の儀式の写真を渡し,子供たちが天の御父のもとに戻る道をたどることができるようにします(『福音の視覚資料集』103-108番,119-120番参照)。子供たちが通り道に儀式を順番に並べられるよう助けてください。
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アダムとエバの家族の絵を見せます(今週の活動ページまたは『福音の視覚資料集』5番参照)。子供たちがその絵を見ている間,アダムとエバが自分の家族に対してどのような気持ちを抱いているように見えるか子供たちに尋ねます。教義と聖約107:53-56を用いて,アダムが家族を愛していることを示すために行ったことを,子供たちに話してください。あなたや家族にとって神権がどのように祝福となってきたかについて,証を述べてください。
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教義と聖約107:42-50をもとに,アダムが神権への聖任を行った家族の名前を挙げ,アダムが聖任した人数を数えてもらいます。アダムが家族全員に神権を持たせたいと望んだ理由を子供たちが理解できるよう助けてください。自分や家族が神権を通して祝福を受けたときのことについて,子供たちに話してもらいます。
わたしはほかの人たちを強めることができる
幼い子供たちでも,「すべての生き方により,またすべての祈りにより,……すべての行いにより」ほかの人たちを強めなさい,という勧告に従うことができます。
活動案
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ホワイトボードに人の絵を描き,この人が身体的に強くなるためにするとよいことを,子供たちに挙げてもらいます。(子供たちが挙げる際,人の絵に筋肉を描き加えていくとよいでしょう。)教義と聖約108:7を読み聞かせ,子供たちに,「〔わたしたち〕の兄弟たち〔や姉妹たち〕を強め〔る〕)」方法に注意して聞いてもらいます。難しいと思われる言葉があれば説明します。
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自分の知っている人で強める必要があるかもしれない人を,子供たちが思い浮かべられるよう助けてください。そのような人に何を言い,何をしてあげることができるでしょうか。その人たちのためにメッセージカードを一緒に作るか,子供たちが個人や家族で祈る際にその人たちのことを思い起こせるよう励ましてください。
教義を教える:年長の子供たち
神権は,天の御父のもとへ帰れるようわたしを助けてくれる
メルキゼデク神権とアロン神権は,神の子供たちを神のもとに連れ戻すのを助けるために回復されました。あなたが教える子供たちが,様々な神権の義務がどのようなもので,それらがどのようにわたしたちが神のもとへと戻れるよう助けてくれるかを理解できるよう助けてください。
活動案
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教義と聖約107:1-8,13-14,18-20で,神権について教えている重要な語句を子供たちに探してもらいます。神権者にはどのような責任がありますか。神権はわたしたちが神のもとに戻るのをどのように助けてくれるでしょうか。
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「メルキゼデク神権のもう一つの名前は何ですか」など,教義と聖約107:1-8,13-14,18-20から答えを見つけられるような質問を書いてください。子供たちに数分与え,これらの聖句からできるだけ多くの質問に対する答えを見つけてもらいます。神権を通して受けてきた祝福を,子供たちと分かち合ってください。
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『聖句ガイド』(scriptures.ChurchofJesusChrist.org)から,メルキゼデクについて子供たちと一緒に読んでください。メルキゼデクの生涯から,神権の権能を行使するとはどういうことかについて,どのようなことが学べるでしょうか。
主の教会は主が選ばれた僕たちによって導かれる
あなたはどのような経験を通して教会の指導者に対する証を築いてきましたか。自分の証を築けるよう子供たちを助けるには,どうすればよいでしょうか。
活動案
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最新の『リアホナ』総大会号に掲載されている中央幹部と役員の写真を,ホワイトボードに掲示してください。子供たちが教義と聖約107:21-26,33-35,65-66を読んだら,指導者たちの責任について学んだことをホワイトボードに書いてもらいます。わたしたちが指導者たちの導きに感謝しているのはなぜでしょうか。預言者や使徒についての証をどのように得たかを,互いに分かち合ってください。
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ホワイトボードに,信頼,信仰,祈りと書きます。わたしたちの信頼と信仰と祈りによって大管長会をどのように支えることができるか,子供たちに尋ねます(教義と聖約107:22参照)。主が選ばれた僕を支持することが重要なのはなぜでしょうか。
注意深くわたしの聖約を守って生活することで,祝福がもたらされる
あなたが教える子供たちが「誓い〔すなわち聖約〕を……さらに注意深く守〔る〕」ことができるよう助けるにはどうすればよいか,深く考えてください。聖約を注意深く守ることによって,子供たちは現在も将来も,どのように祝福を受けるでしょうか。
活動案
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こぼれないようにコップに水を満たすことなど,うまく行うには注意深さが必要な事を子供たちに行ってもらいます。注意深さがなく,油断しているとどうなるでしょうか。教義と聖約108:3を読んでもらい,ライマン・シャーマンが何に対して注意深く行うよう求められたかを見つけてもらいます。バプテスマを受けるときや聖餐を取るときに天の御父と交わす約束を,子供たちと一緒に挙げてください。それらの約束を注意深く守る方法を,子供たちが思いつけるよう助けます。
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「勇者になろう」(『子供の歌集』85)など,聖約を守ることに関する歌を子供たちと歌います。聖約を守ることを思い起こさせてくれる歌の言葉を書いたポスターを作るのを手伝い,家に飾るよう勧めます。
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ベッキー・クレーブン姉妹の説教「注意深さと無頓着」(『リアホナ』2019年5月号,9-11)の一部を子供たちに渡し,より注意深く聖約を守って生活するよう促してくれることを分かち合ってもらいます。
家庭で学ぶよう励ます
時には,あなたが教える子供たちの親と連絡を取り,家庭で福音を教えようと努めている親たちを励ましてください。子供たちが家庭で学び,初等協会で分かち合ったことについて,親に伝えるとよいでしょう。