教義と聖約137－138章

「死者の贖いの示現」

これらの示現の中で，あなたが教える子供たちにとって重要だと思われる原則を探してください。これらの原則を理解できるよう助けるには，どうすればよいでしょうか。

印象を書き留める

分かち合うよう招く

霊界にいるイエス・キリストの絵を見せます。『わたしに従ってきなさい—個人と家族用』の今週の概要にあるような絵を使うとよいでしょう。子供たちに，霊界について知っていることを分かち合ってもらいます。

教義を教える：年少の子供たち

教義と聖約137：1－5

神はわたしが家族と永遠に一緒にいられる方法を与えてくださった

示現の中で，ジョセフ・スミスは日の栄えの王国に自分の家族の人たちが一緒にいる姿を見ました。家族が永遠に一緒にいられることを子供たちに教えるために，ジョセフの示現をどのように用いることができるでしょうか。

活動案

家族の写真を見せ，どれほどその人と日の栄えの王国で一緒にいたいと思っているかを話します。ジョセフ・スミスの兄アルビンは若くして亡くなり，ジョセフはアルビンのことをとても恋しく思っていたことを説明します。教義と聖約137：1，5を読んで，ジョセフ・スミスが日の栄えの王国の示現で見たのはだれであったかを子供たちに尋ねます（『教義と聖約物語』152－153も参照）。子供たちに，自分の家族をどれほど愛しているか示すために両腕を大きく広げてもらい，なぜ家族と一緒に日の栄えの王国にいたいと思うかを話してもらいます。
教義と聖約137：1－5と今週の活動ページを使って，ジョセフ・スミスの日の栄えの王国の示現に関する詳細を子供たちが見つけられるよう助けます。「家族は永遠に」（『子供の歌集』98）など，家族に関する歌を演奏するか歌っている間に，子供たちに自分と家族の絵を活動ページに描いてもらいます。

教義と聖約138：6－11

聖霊はわたしが聖文を理解できるよう助けてくださる

聖文は時に，特に子供たちにとっては，理解するのが難しいことがあります。教義と聖約138：11では，聖霊が「〔わたしたち〕の理解の目〔を〕開〔く〕」ことがおできになると教えています。

聖文を読む少年 — 聖霊は，聖文に書かれていることが理解できるよう助けてくださいます。

活動案

ジョセフ・F・スミス大管長の写真を見せます（『福音の視覚資料集』127番参照）。スミス大管長は教会の第6代大管長で，ある日聖文を読みながら（その意味について）深く考えていたことを説明します。教義と聖約138：6，11を読み聞かせながら，子供たちにスミス大管長のつもりになって，言葉に合わせて身振りをしてもらいます。
聖文に書かれていることについて深く考えたときに，それを理解できるよう聖霊が助けてくださったときのことについて子供たちに話します。「いのりながらみ言葉読む時」（『子供の歌集』66）など，聖文研究に関する歌を一緒に歌います。この歌は，聖文を理解するにはどのようなことをする必要があると伝えていますか。

教義と聖約138：18－35

天の御父のすべての子供たちに福音を聞く機会が与えられる

イエス・キリストは十字架上で亡くなられた後，霊界にいる忠実な聖徒たちのもとを訪れられました。そして，福音を受け入れなかった人たちに福音を宣べ伝えるよう指示されました。

活動案

墓の絵（『福音の視覚資料集』58番，59番，または聖書の写真14番参照）を見せるか，ホワイトボードに墓の絵を描きます。御自身の体が墓の中にあったときに，霊界におられた救い主の絵（『わたしに従ってきなさい—個人と家族用』の今週の概要にあるものなど）を見せます。絵を見せながら，イエスがだれを訪れられたか，その人たちはどう感じたか，主はその人たちに何をするように命じられたか，などの質問をし，子供たちが教義と聖約138：18－19，23－24，27－30にある重要な詳細に気づけるよう助けます。
宣教師たちの写真（『福音の視覚資料集』109番，110番参照）を見せ，宣教師たちがしていることを子供たちに話してもらいます。宣教師たちがしていることを子供たちに部分的に演じてもらうこともできるでしょう。教義と聖約138：31－34を子供たちに読み聞かせます。この地上に宣教師たちがいるように，霊界にもそこにいる人々に教えを説く宣教師たちがいることを説明します。

教義を教える：年長の子供たち

教義と聖約137：1－5

神はわたしが家族と永遠に一緒にいられる方法を与えてくださった

ジョセフ・スミスは日の栄えの王国の示現を受け，そこに両親と兄のアルビンがいるのを見ました。この示現は，もしわたしたちが義にかなっているなら，わたしたちの家族関係は来世でも続くということを教えています。

活動案

子供たちに，教義と聖約137：1－5を読んでもらい，読んだ内容を絵に描いてもらいます（今週の活動ページも参照）。日の栄えの王国に自分の家族の人たちがいるのを見たとき，ジョセフ・スミスはどのように感じたでしょうか。
「家族は永遠に」（ChurchofJesusChrist.org）というビデオを見せるか，「家族は永遠に」（『子供の歌集』』98）など，家族に関する歌を歌います。家族を永遠のものとするためにわたしたちにできることについて，このビデオや歌からどのようなことを学べますか。

3:10

教義と聖約138：1－11

聖文について深く考えるとき，聖霊はわたしが聖文を理解できるよう助けてくださる

ジョセフ・F・スミス大管長の模範から，子供たちは聖文研究の方法を改善することについて，どのようなことが学べるでしょうか。

活動案

子供たちに教義と聖約138：1－11を読んでもらい，子供たちがジョセフ・F・スミス大管長の経験を一文にまとめて書けるよう助けます。スミス大管長のどのような行動が，驚くべき示現を受けることにつながったのでしょうか。聖文に思いをはせる，または深く考えるとはどういうことでしょうか。
福音について疑問を抱いているときに何をするか，子供たちに尋ねます。聖文や自分の経験から，聖句について深く考えていたときに，御霊によって理解がもたらされた例を幾つか分かち合います（例えば，1ニーファイ11：1－6；教義と聖約76：19－24；ジョセフ・スミス—歴史1：11－12参照）。

教義と聖約138：12－35

天の御父のすべての子供たちに福音を聞く機会が与えられる

ジョセフ・F・スミス大管長は，福音を宣べ伝える業は霊界でも続けられていることを学びました。この業により，すべての人が福音を受け入れる機会を得ることになります。

活動案

ホワイトボードに，138章の参照聖句を幾つか書き出します。それから，それぞれの聖句を要約した文を，順序を変えて書き出します。子供たちに，要約文と正しい聖句の場所を結んでもらいます。次の聖句を含めるとよいでしょう。12－16節（義人の霊は，集まって，イエスが現れるのを待つ），18－19節（救い主は義人の霊に現れる），29－30節（イエスは福音を宣べ伝える使者たちを任じられる），31－35節（義人の霊は福音を宣べ伝える）など。結び終えた後，子供たちに聖句から学べることを分かち合ってもらいます。
死者たちの霊に教えられたのは，どのような福音の原則だったかを見つけるために，何人かの子供たちに教義と聖約138：33を読んでもらいます。ほかの子供たちには，信仰箇条1：4で教えられている原則を読んでもらいます。これらの聖句は，どの部分が似ていて，どの部分が異なっていますか。このことは，天の御父とその計画について，どのようなことを教えているでしょうか。

家庭で学ぶよう励ます

子供たちに，今週，読んでいる聖句について深く考える時間を計画するよう勧めます。

教え方を改善する

敬虔であるよう励ます。敬虔さの重要な部分の一つは，天の御父とイエス・キリストについて考えることであると，子供たちが理解できるよう助けてください。初等協会の歌を小さな声で歌ったり，ハミングしたり，イエスの絵を飾ったりして，敬虔になることを子供たちに思い起こしてもらうとよいでしょう。