「11月20－26日 1および2ペテロ：『言葉につくせない，輝きにみちた喜びにあふれている』」『わたしに従ってきなさい—初等協会用：新約聖書 2023年』
「11月20－26日 1および2ペテロ」『わたしに従ってきなさい—初等協会用：2023年』
「霊界で教えを説かれるイエス・キリスト」Robert T. Barrett画
11月20－26日
1および2ペテロ
「言葉につくせない，輝きにみちた喜びにあふれている」
祈りによって，1ペテロと2ペテロの研究を始めましょう。教えるための最善の準備は，あなたの個人および家族での研究だということを，忘れないでください。
分かち合うよう招く
『わたしに従ってきなさい—個人と家族用』の今週の概要にあるペテロの絵を子供たちに見せ，ペテロについて知っていることを話してもらいます。ペテロはイエスが復活された後の教会の指導者であったことを子供たちに指摘し，1ペテロと2ペテロは，ペテロから当時の教会員にあてた手紙であることを説明してください。
教義を教える：年少の子供たち
わたしはつらいときでも幸せでいることができる。
子供たちが逆境に陥ったときに救い主に頼るようになるよう，これらの聖文をどのように教えればよいか，深く考えてください。
活動案
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例えばあざけられたり，からかわれたりといったつらい仕打ちをイエスは受けました。このような，イエスが経験されたつらい仕打ちの例を，子供たちに考えてもらいます。人生にはつらいときがあることを説明します。1ペテロ1：6－7；3：14を一緒に読み，「信仰〔が〕ためされ」，その試練の中でも救い主が喜びを見いだせるよう助けてくださったときのことを，教師が話します。あるいは，リバティーの監獄での預言者ジョセフ・スミスの祈りと，神から受けた慰めについて話してもよいでしょう（教義と聖約121：1－8；123：17参照）。
「リバティーの監獄におけるジョセフ・スミス」Greg K. Olsen画
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イエスとほかの人たちが一緒にいる絵を見せてください（『福音の視覚資料集』，『わたしに従ってきなさい—個人と家族用』にたくさんあります）。子供たちに，絵の中からイエスを見つけてもらいます。救い主に頼るならば救い主はわたしたちが生活の中で喜びを見いだすことができるよう助けてくださることを証します。
天の御父は，わたしに人々の模範となるよう望んでおられる。
ペテロは，わたしたちが「神の民」であり，わたしたちの良い行いによって「神をあがめる」よう人々を導くことができると教えました。
活動案
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周りにある物の中で目立っているものについて話してください。または，目立つものの写真を見せてもよいでしょう。例えば神殿は，周囲の建物とは異なっていて目立ちますし，山は谷の上にそびえ立っています。戒めを守るとき，わたしたちは際立った存在となり，その模範は人々の目に入るようになる，と説明します。あなたが目にした，子供たちの「りっぱな行い」について幾つか話します。こうした良い行いは「神をあがめる」ことになり，人々が神に対してさらなる愛を感じ，神に仕えたいという望みを持つための助けとなることを説明してください。
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子供たちと一緒に活動ページを完成させます。絵の中の人々は，どのようにして神をあがめていますか。
霊界にいる霊たちは福音について学ぶ。
死後，イエスは霊界に行かれ，まだ福音を受け入れていないほかの霊たちを教えるために，義人の霊たちを遣わされました。
活動案
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あなたの知っている亡くなった人について子供たちに話します。人が死ぬと，その霊は肉体を離れて霊界に行くことを説明してください。1ペテロ3：19を読み，イエスは亡くなってから霊界を訪れられたことを説明します。イエスは霊界で，まだ福音を受け入れていないほかの霊たちに福音を教えるよう，義人の霊たちに命じられました（教義と聖約138：30参照）。
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神殿の写真を見せます。大きくなったら神殿に行って，地上にいる間にバプテスマを受けなかった先祖のためにバプテスマを受けることができる，と子供たちに説明します。必要に応じて助けながら，子供たちに簡単な系図に記入してもらいます。
教義を教える：年長の子供たち
わたしはつらいときでも喜びと平安を見いだすことができる。
あなたの教える子供たちは，信仰を持っているためにいじめられたり，からかわれたりした経験があるかもしれません。これらの聖句は，そのようなときに助けになるでしょう。
活動案
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イエスが迫害されたときの話を幾つかかいつまんで話すか，そのような話を子供たちに読んでもらいます。例えば，マタイ12：9－14またはルカ22：47－54を参照してください。子供たちに，イエス・キリストの教えに従って生活しているためにいじめられたり，からかわれたりしたことがあるか尋ねます。そのとき，どのように感じましたか。それから，一緒に1ペテロ3：12－14；4：13－14，16を読み，「義のために」苦しむことについてペテロが語った言葉を子供たちに探してもらいます。正しいことをしているためにほかの人からあざけられるときでもわたしたちが幸せでいられるのは，なぜでしょうか。
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試練の中にあって喜びや平安を見いだしたときのことを教師が話します。または，預言者ジョセフ・スミスがリバティーの監獄にいたときにどのようにして平安を見いだしたかを話してもよいでしょう（教義と聖約121：1－8；123：17参照）。どうすれば，試練の中にあってキリストに喜びと平安を見いだすことができるでしょうか。
わたしはいつでも福音を分かち合えるよう備えておくことができる。
あなたが教える子供たちは生涯を通じて，信仰について人々からの質問に答える機会がたくさんあることでしょう。彼らが「いつでも弁明のできる用意をして」おけるようにするために，あなたにできることを考えてください。
活動案
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だれかから教会について質問されたときのことを話してください。そのとき，質問に答える準備ができていると感じたかどうかも，話します。子供たちにも，だれかから教会について質問されたときのことについて話してもらいます。一緒に1ペテロ3：15を読みます。どうすれば，この聖句にあるペテロの勧告に従えるでしょうか。
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イエス・キリストや教会について人から尋ねられる可能性のある質問を，幾つか子供たちに考えてもらいます。「いつでも……用意をしてい〔る〕」ように，これらの質問に対してどのように答えるか，子供たちに交代で説明してもらいましょう。信仰箇条には，子供たちが教会についての質問に答えるために活用できる簡潔な真理が書かれています。
霊界にいる霊たちは福音について学ぶ。
義人は，死ぬと霊界に行き，地上にいる間に福音を受けなかった人々に福音を教えます。
活動案
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ホワイトボードに円を描き，円の中央に線を引きます。円の半分に霊のパラダイスと書き，もう一方には霊の獄と書きます。一人の子供に，1ペテロ3：18－20；4：6（ジョセフ・スミス訳1ペテロ4：6参照）を読んでもらいます。イエスは死んで霊のパラダイスに行かれたことを説明します。イエスはパラダイスにいる義人の霊たちに，霊の獄にいる霊たちに福音を教えるよう指示されました。
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一人の子供の親または年長のきょうだいを招き，神殿に行って先祖のために儀式を行うことについて話してもらいます。
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子供たちに簡単な系図に記入してもらいます。
家庭で学ぶよう励ます
子供たちに，作成した系図を家族に見せて，ほかの先祖の名前も入れられるよう助けを求めるよう勧めます。
教え方を改善する
自分の教える子供たちを理解するよう努める。あなたの教える子供たちについて知ったうえで，必要であれば，この概要にあるアイデアを彼らに合わせてアレンジすることができます。この概要で提案されている活動は，あなたが教える年齢層向けに書かれたものだけでなく，どれでも活用することができます。（『救い主の方法で教える』7参照）