「9月5-11日イザヤ1-12章:『神はわが救である』」『わたしに従ってきなさい—初等協会用:旧約聖書 2022年』(2021年)
「9月5-11日イザヤ1-12章」『わたしに従ってきなさい—初等協会用:2022年』
9月5-11日
イザヤ1-12章
「神はわが救である」
イザヤの言葉は理解するのが難しいことがあります。イザヤについて子供たちにどう教えるべきかを考えるときは,イエス・キリストを信じる彼らの信仰を強めることのできる簡潔な真理に焦点を当ててください。
印象を書き留める
分かち合うよう招く
子供たちに,祈る,だれかに親切にする,そのほかの戒めに従うなど,福音を実践するために最近行ったことを発表してもらいます。
教義を教える:年少の子供たち
神殿で,わたしたちはイエス・キリストについて学ぶ。
イザヤは,神殿,すなわち,「主の家の山」が「すべての国」から人々を引き寄せる時代を予見しました。この預言を使って,子供たちが神殿に行けるようになる日を心待ちにするよう助けることができます。
活動案
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子供たちに,自分の家の絵を描いてもらいます。次に,イザヤ2:2を一緒に読み,子供たちに「主の家」,すなわち神殿の絵を描いてもらいます。3節を一緒に読んで,子供たちに,自分の家族を含めて,神殿にやって来る多くの人々を自分の絵に描き加えてもらいます。わたしたちが主の家に行きたいと思うのは,なぜでしょうか。主の家で主について学ぶときに受ける祝福について,あなたの証を述べてください。
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神殿の写真を一人の子供に持っていてもらい,その写真に映っているものを,子供たちに言ってもらいます。神殿のどんなところが好きか子供たちに尋ねます。次に,イザヤ2:2-3を一緒に読んで,わたしたちが神殿を好きになれる理由にはほかにどんなものがあることが分かるか,子供たちに考えてもらいます。あなたが神殿を愛している理由を,子供たちに話します。
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「神殿に行きたいな」(『子供の歌集』99)など,神殿に関する歌を子供たちと一緒に歌います。必要に応じて助けながら,神殿がどのような場所で,何を行う場所なのかを教えている言葉を,歌の中から見つけてもらいます。
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ホワイトボードに1本の道を描き,道の先に神殿または救い主の絵を貼ります(『個人の成長—子供のガイドブック』2-3参照)。子供たちに代わる代わる,その道を歩く自分の絵を描いてもらいます。描きながら,イザヤ2:3の次の言葉を言ってもらいます:「われわれはその道に歩もう。」主の道を歩むために,どんなことができるでしょうか。
イザヤはイエス・キリストについて預言した。
イザヤのように,イエス・キリストがお生まれになるはるか前に生きていた人たちを含む,すべての預言者が,イエス・キリストについて証しています。イザヤ9:6に書かれているイザヤの預言から,子供たちがイエスについてどのようなことを学べるか考えてください。
活動案
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子供たちにイザヤ9:6を読み聞かせ,イエス・キリストが「となえられる」とイザヤが言っている「名」を,一つずつあなたと一緒に繰り返して言ってもらいます。
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イザヤ9:6に出てくるイエス・キリストの称号の幾つかを,細長く切った紙に書きます(今週の活動ページを参照)。それぞれの子供に,1枚ずつ選んでもらい,必要に応じて助けながら,子供に皆の前でその称号を読んでもらいます。それぞれの称号が自分にとってどういう意味を持つかを,子供たちに話します。子供の一人にキリストの絵を渡し,キリストに関することを何かを言ってもらいます。言い終ったら別の子供にその絵を渡してもらいます。すべての子供に言う機会が回るまで,この活動を続けます。
教義を教える:年長の子供たち
イエス・キリストのおかげで,わたしは悔い改めて清くなることができる。
イザヤがいた時代,その民の多くが主に背いていました。しかし,主は彼らに,悔い改めるならば,その罪は赦されると約束されました。主はこの約束をわたしたちにもしておられます。
活動案
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子供たちに,イザヤ1:2-4を読んで,主がユダの民のことを喜んでおられなかった理由を幾つか話してもらいます。次に,イザヤ1:16-19を一緒に読んで,主が民に何をするようにと言われたかを学びます。子供たちが難しい語句を理解できるよう,必要に応じて助けてください。子供たちが18節を頭の中でイメージすることができるように,何か鮮やかな赤色のものと,何か純白なものを見せてください。この聖句から,イエス・キリストの憐れみについてどのようなことが分かるでしょうか。イエス・キリストが与えてくださる赦しの賜物についてどう感じているかを,子供たちに話してもらいます。また,あなたの感じていることも話します。
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必要に応じて助けながら,イザヤ1:18を子供たちに暗記してもらいます。ホワイトボードにこの聖句を書き,子供たちに何度か声に出して言ってもらいます。言う度に1語ずつ消していき,見ないで言えるようになるまでこれを繰り返します。この聖句に出てくる言葉を細長い紙に書いたものを使ってもよいでしょう。この聖句の教えをいつも覚えておくことは,なぜ大切なのでしょうか。バプテスマを受けたり聖餐を取ったりするとどのような形でこの約束が成就するのかを,話し合います。
神殿で,わたしたちはイエス・キリストについて学ぶ。
「主の家の山」についてのイザヤの預言は,神殿での礼拝によってもたらされる祝福の幾つかと,終わりの時にもたらされるそのほかの祝福を明らかにしています。子供たちにこれらの祝福を求めるようになってもらうためにどうしたらよいか,よく考えてください。
活動案
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子供たちに,イザヤが見たことをイザヤ2:2-3で読んでもらい,その情景を想像して絵に描いてもらいます。イザヤが神殿を「主の家の山」と呼んだことを説明します。なぜ山は神殿を表すのにふさわしい象徴なのでしょうか。
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子供たちに,イザヤ2:2-3,5を読んで,いつか神殿に行きたいという気持ちにさせる事柄を各節から選んで,発表してもらいます。次に,一緒に4節を読み,神殿がなぜ,この節で述べられている平安をもたらす助けになるのかについて話し合います。いつか神殿に行くために今どのような備えができるか,子供たちに考えてもらいます。
イザヤはイエス・キリストについて預言した。
イザヤは,ダビデの王位に座して終わりのない王国を築くことになる幼子の誕生について預言しました。どのようにしたら,あなたの教える子供たちに,イエス・キリストに関するこれらの預言を理解してもらうことができるでしょうか。
活動案
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子供たちに,仕事,召し,チーム,家族に関連する称号など,人に与えられることのある称号の例を挙げてもらいます。これらの称号は,それを持つ人についてどのようなことを伝えているでしょうか。必要に応じて助けながら,子供たちに,イザヤ7:14および9:6-7の中からイエス・キリストの称号を見つけてもらいます。それぞれの称号は主についてどのようなことを教えているでしょうか。これらの節から,イエス・キリストについてほかにどのようなことが分かるでしょうか。
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マタイ1:21-23およびルカ1:31-33を一緒に読み,イエス・キリストがお生まれになったときにイザヤ7:14;9:6-7に書かれているイザヤの預言がどのような形で成就したかを話し合います。
家庭で学ぶよう励ます
主の名前のうちの一つなど,救い主について学んだことで,家庭で家族と分かち合えることを,子供たちに考えてもらいます。