4月5－11日

教義と聖約30－36章

「あなたは……わたしの福音を宣べ伝えるために召されている」

教義と聖約30－36章を読むときに，あなたが教える人々にとって関連性があると感じるメッセージはどれですか。ほかの人と福音を分かち合うようクラスの参加者を促す助けとなるのは，何でしょうか。

印象を書き留める

分かち合うよう招く

クラスの参加者が，教義と聖約30－36章の聖句を読んだときに，福音を分かち合うように促された箇所を分かち合ってもらっうとよいでしょう。

教義を教える

教義と聖約30－36章

わたしたちはイエス・キリストの福音を宣べ伝えるように召された

• 『わたしに従ってきなさい—個人と家族用』の今週の概要では，主が主の宣教師に何を求めておられ，何を約束しておられるかを教義と聖約30－36章の中で探すよう提案しています。クラスの参加者に，見つけたことを分かち合ってもらうとよいでしょう。（例として，教義と聖約30：8；31：3－5；32：1，5；35：24参照。）現在伝道中あるいは伝道の備えをしている人に向けて，これらの主の指示と約束の幾つかを含めた手紙を書いてもらってもよいでしょう。

• もしあなたが，宣教師として奉仕する備えをしている青少年を教えているのであれば，クラスの一人一人に，教義と聖約30－36章から一つの章を調べ，伝道に行く促しとなる事柄を見つけてもらうとよいでしょう。これらの章で言及されている宣教師は，教会の中でまだ新しく，経験も浅い人たちであったことを指摘するとよいでしょう。彼らを，福音を分かち合うのにふさわしい者としたのは何だったでしょうか。「その他のリソース」に列挙されているビデオの一つを見てもよいでしょう。わたしたちが伝道すべき理由，またどのように備えるかについて，これらのビデオではどのようなことが示されていますか。

• 専任宣教師として奉仕する機会は全員に与えられるわけではありませんが，わたしたちは皆，キリストのもとに来て回復のメッセージに耳を傾けるように，ほかの人を招くことができます。クラスの参加者は，「口を開〔く〕」（教義と聖約33：8－10）ための多様な方法のリストを作ることができます。ほかの人に，わたしたちが信じていることを自然に分かち合う機会には，どのようなものがありますか。教義と聖約30－36章にあるどの勧告が，これらの方法で福音を分かち合うことに当てはまりますか。福音を分かち合うことで良い経験をしたことのあるクラスの参加者の何人かに，彼らのアイデアを分かち合ってもらい，またクラスの参加者が持っているかもしれない質問に答えてもらえるようにお願いすることを検討してください。

• 主はエズラ・セアとノースロップ・スイートに，彼らが福音を宣べ伝えるために口を開くならば，「昔のニーファイのようになる」であろうと約束されました（教義と聖約33：8）。福音を分かち合うことに関連したニーファイが持つ特質とは何でしょうか（例として，1ニーファイ3：7；4：6；10：17；17：15；2ニーファイ1：27－28参照）。これらの特質は，福音を分かち合おうと努力するときに，どのような助けとなりますか。

  

  主は初期の教会同様，現代のわたしたちにも福音を宣べ伝えるよう求めておられます。

教義と聖約32－33章；35章

わたしたちに行うよう望んでおられる業のために，主はわたしたちを備えられる

• わたしたちが主の業を行うために，主はわたしたちをどのように備えてくださいましたか。これらの経験について深く考えるために，教義と聖約32－33章，35章に記された人々の生涯について話し合うことから始めると良いかもしれません。例えば，「その他のリソース」にあるエズラ・セアの示現についての話をクラスで分かち合ってから，エズラ・セアに対する預言の一部である教義と聖約33：1－13をクラスの参加者に読んでもらうとよいでしょう。主がエズラに行うよう望んでおられた業のために，主はエズラをどのように備えられたでしょうか（教義と聖約33：2参照）。クラスの参加者に，パーリー・P・プラットとシドニー・リグドンの関係に関する背景情報について，何か分かち合ってもらってもよいでしょう（『わたしに従ってきなさい—個人と家族用』の「回復の声：初期の改宗者」参照）。この二人の関係は，教会にどのような祝福をもたらしましたか。主の手がこの二人の生涯の中にあったことを示しているものは何ですか。クラスの参加者に，主が自分のことを御存じであると自覚する助けとなった似たような経験を分かち合ってもらってもよいでしょう。

その他のリソース

伝道活動に関するビデオ（ChurchofJesusChrist.org）。

「福音を分かち合う」

Sharing the Gospel

What we call “member missionary work” is not a program but an attitude of love and outreach to help those around us.

「あなたの伝道のための日」

Your Day for a Mission

19歳のシッド・ゴーイングは，ラグビーのニュージーランド代表入りが有力視されていましたが，まず宣教師になることを選択しました。

「神権の務め」

神権の務め

トーマス・S・モンソン大管長は若人に向けて若い男性にとっては義務であり，若い女性にとっては価値のある選択肢である宣教師の奉仕について話します。

エズラ・セアの示現

エズラ・セアは，バプテスマを受ける少し前に，次のような示現を見ました。「ある人が一本の巻き物を持って来てわたしに渡しました。また，ラッパも持って来て，わたしに吹くよう言いました。わたしは，生まれてから一度もラッパを〔演奏〕したことがないと言いました。彼は，〔できる〕からやってみなさいと言いました。……それは，今まで聞いた中で最も美しい音色を奏でました。」（“Revelation, October 1830–B, Revelation Book 1,” historical introductionjosephsmithpapers.org, ）後にジョセフ・スミスが，現在教義と聖約33章として記録されているエズラ・セアとノースロップ・スイートに対する啓示を受けたとき，エズラは，この啓示が，彼の示現の中の一本の巻き物だと解釈しました。

教え方を改善する

互いに尊重し合う周囲の状況を作るように励ます。「参加者一人一人がクラスの雰囲気に影響を及ぼしていることを，彼らが理解できるよう助けてください。だれもが安心して自分の経験や疑問，証を分かち合えるような，なごやかで愛と敬意に満ちた環境作りに協力してくれるよう，生徒を励まします。」（『救い主の方法で教える』15）