教義と聖約46－48章

「熱心に最善の賜物を求め〔なさい〕」

教義と聖約46－48章を読んでいるとき，聖霊があなたにこれらの章に記された真理について証するかもしれません。受けた印象を記録し見直すことは，クラスの参加者がそれらの同じ真理を見いだす方法を見つける助けとなるでしょう。

印象を書き留める

分かち合うよう招く

クラスの参加者にとって，個人や家族での聖文研究がどう進んでいるかを時折分かち合ってもらうことは，助けになるかもしれません。例えば，クラスの参加者が今週，個人や家族で見つけたことについての洞察を分かち合ってくれたら，聖文研究の間に何をしていてそれらの洞察を感じたのか質問するとよいでしょう。

教義を教える

教義と聖約46：1－7

すべての人をイエス・キリストの教会に歓迎すべきである

多くの人にとって，教会の集会で受ける印象や気持ちが，その人の教会での活発さに大きな影響を与えます。教義と聖約46：1－7にある主からの指示は，ワードの会員が，訪問者や会員同士に，もっと歓迎されていると感じてもらい，意義深い礼拝を経験してもらう機会を作る助けとなります。クラスの参加者に，これらの聖句から教会の集会にかかわる原則を探してもらい，見つけたことをホワイトボードに列挙してもらいましょう。挙げられた事柄それぞれに対して，その原則が実際にどのように行われているように思えるかを，クラスで話し合ってもらうとよいでしょう。
教義と聖約46章にある主からの指示は，クラスの参加者が，教会の集会は聖霊を感じる機会だと理解するうえでどのように助けとなるでしょうか。クラスの参加者に，教義と聖約46：2を調べてもらい，指導者や教師が聖霊によって集会を執り行うのを見たときのことを話し合ってもらうとよいでしょう。集会に参加する人の役割は何ですか。クラスの参加者に，集会が聖霊によって管理され導かれていると感じた時のことを分かち合うように勧めることを検討してください。
クラスの参加者の何人かに，初めて末日聖徒イエス・キリスト教会の集会に出席したときの経験を分かち合ってもらってもよいでしょう。歓迎されていると感じる助けになったのはどのようなことでしたか。教会の集会をもっと歓迎されていると感じられるようにするために，ほかの会員にどのような助言を与えますか。どのようにしたら，教義と聖約46：1－7にある主の勧告を応用できるでしょうか。クラスの参加者に，見知らぬ人が初めて礼拝堂に足を踏み入れてきたとしたら，その人に何と言うか練習してもらいましょう。
「たぐいなき愛を」（『賛美歌』101番）などの賛美歌も，クラスの参加者が，どうしたら教会の集会をもっと歓迎され霊を高めるものにすることができるかについて考えて話し合う助けとなるでしょう。クラス全員でその賛美歌を歌い，教会でほかの人が神の愛を感じる助けとなる方法についてのアイデアを歌詞から分かち合ってもよいでしょう。

主は，主の教会ではすべての人が歓迎されると教えられた。

教義と聖約46：7－33

天の御父は，御自分の子供たちの益となるために霊的な賜物をお与えになる

初期の聖徒たちは，聖霊の現れを固く信じていました。これらの賜物は今日のわたしたちの生活の中にも現れ得ます。そのことについての信仰をクラスの参加者が築くのを助けるにはどうしたらよいでしょうか。クラスの参加者に，二人一組か小さなグループになってもらい，教義と聖約46：7－33を読んでもらうことから始めてもよいでしょう。霊的な賜物を少なくとも5つ見つけてもらい，それらの賜物が自分の生活の中や，クラスの参加者も含め，自分の知っている人の生活の中に現れたのを見たときの様子を話し合ってもらいます。これらの賜物への信仰を築くためにクラスで分かち合えることを何か見つけましたか。
主は，御霊の賜物は，信仰ある者を益するものであり，「しるし」（9節）のためではないと宣言されました。クラスの参加者に，霊的な賜物がどのように信仰ある者に益を与えるか話し合ってもらってもよいでしょう。これらの賜物は，福音に対する証を得たり強めたりしたいと望む人をどのように助けることができるでしょうか。
神を愛し神の戒めを守ろうと努めているのに，御霊の賜物を経験したことはないと感じている人がいるかもしれません。教義と聖約46：7－33にある勧告は，どのような助けになるでしょうか。

教義と聖約47章

わたしたちが召しを果たすとき，聖霊が導いてくださる

多くの人は，自分の召しが主から来たものであるという確信を得たいと思ったジョン・ホイットマーに共感することができるでしょう。クラスの参加者の中に，同じような経験を分かち合ってくれる人がいるかもしれません。教義と聖約47章でジョン・ホイットマーに彼の召しに対する自信を与えたのは，何だったでしょうか。

教え方を改善する

教師としての役割。教えることは，ただ準備した情報を紹介するだけではありません。何よりも，教えることには，クラスの参加者が自ら真理を学び見つける環境を作り，学んだことをほかの人と分かち合うことが含まれます。例えば，レッスンの最中，クラスの参加者に家庭での聖文研究の経験を分かち合ってもらいましょう。