「ミズーリ州インディペンデンス」Al Rounds画

5月24日－30日

教義と聖約58－59章

「熱心に善いことに携わ〔る〕」

教義と聖約58－59章を読んだ後で，次の質問について考えてください。クラスでどんなことを分かち合うように促されていると感じますか。参加者にどのようなことを見いだしてほしいと思いますか。そのようなことを見いだせるように助けるには，どうすればよいでしょうか。

印象を書き留める

分かち合うよう招く

聖文研究で学んだことをクラスの参加者に分かち合ってもらえるように，ホワイトボードに次の質問を書くとよいでしょう。どのようなことを学びましたか。学んだことに従って生活するにはどうすればよいでしょうか。クラスの参加者に，教義と聖約58－59章から見つけた真理を最初の質問の下に書き出してもらいます。それから数分の間，そうした真理に従って生活するためのアイデアについて話し合ってもらい，二つ目の質問の下に自分たちのアイデアを書いてもらうとよいでしょう。

教義を教える

教義と聖約58章：1－5，26－33

祝福は，神の時とわたしたちの熱意に応じてもたらされる

• 教義と聖約58章には，試練のときにも平安をもたらすことのできる真理が教えられています。この章を研究している間に，そのような真理の一部を見いだしたクラスの参加者がいるかもしれません。見つけたことを分かち合ってもらいましょう。あるいは，クラスや個人またはグループで，1－5節，26－33節の中から，逆境に苦しんでいる人や，約束された祝福を待ち望んでいる人の助けになると思われる事柄を探してもらってもよいでしょう。見つけたことを分かち合ってもらった後で，クラスの参加者の中には，これらの聖句にある真理を確信することになった経験や，ほかの聖句を分かち合うことのできる人がいるかもしれません。

• この原則についての話し合いの一環として，ビデオ「あのね，大変だったんだよ」（ChurchofJesusChrist.org）を見せ，困難な時期を経験している人々を助けるためにできることについて話し合ってもよいでしょう。「その他のリソース」にあるリンダ・S・リーブス姉妹の言葉も，話し合いに役立つでしょう。リーブズ姉妹の言葉は，わたしたちの試練の捉え方にどのような影響を及ぼすでしょうか。

教義と聖約58：26－29

わたしたちは「自由意志によって」，「義にかなう多くのことを成し遂げ〔る〕」ことができる

• クラスの参加者は，今週教義と聖約58：26－29を研究して，どのようなことを学んだでしょうか。クラスを幾つかのグループに分け，クラスの参加者に，これらの聖句の中で重要だと感じた言葉をグループで話し合ってもらうとよいでしょう。これらの聖句は，「義にかなう多くのことを成し遂げ〔る〕」(27節）ことができるよう，わたしたちをどのように奮い立たせてくれるでしょうか。「すべてのことを強いられて行う」(26節）のを，主が望まれないのはなぜでしょうか。これらの聖句から，主がわたしたちにどのような者になってほしいと望まれているかについて，どんなことが分かりますか。

教義と聖約59：9－19

安息日は主の日である

• クラスの参加者が，主が安息日についてミズーリの初期の聖徒たちに教えられた事柄を研究できるように，教義と聖約59：9－19を調べてもらい，各聖句で安息日について教えられている事柄をホワイトボードに書き出してもらうとよいでしょう。安息日を聖く保つことで，どのように安息日についての証が育まれたかを，クラスの参加者に分かち合ってもらってもよいでしょう。Sabbath.ChurchofJesusChrist.orgには，話し合いを始めるのに役立つビデオが幾つかあります。

• 教義と聖約59章の中で主は，「喜び」や「楽しげな」（14－15節）などの言葉を使って安息日について教えられました。クラスの参加者に，そのような言葉を9－19節から探してもらうとよいでしょう。その後，安息日を喜びのあるものとするために自分がしていることをクラスの参加者に分かち合ってもらいます。これらの聖句を使って，わたしたちが安息日を尊ぶ理由をほかの人に教えるにはどうすればよいでしょうか。

• この話し合いは，自分の家庭を福音学習の中心とするために，自分と家族が安息日をどのように活用しているかについて，クラスの参加者がアイデアを分かち合う機会にもなります。「世の汚れに染まらずに……さらに十分に清く」（9節）保つうえで，各自の取り組みがどのように役立っているかを分かち合ってもらいましょう。

  

  聖餐は，安息日を尊ぶうえで欠くことのできない要素です。

その他のリソース

試練はわたしたちを救い主のもとへと導く

元中央扶助協会会長会の一員であるリンダ・S・リーブス姉妹は，次のように教えています。

「主はわたしたちが試練や試しに遭うのをお許しになります。時には限界まで試されることもあります。わたしたちは，愛する者たちが，たとえて言えば焼け落ちるのを目にしたことがありますし，自分自身そのような目に遭った人もいるでしょう。愛と思いやりにあふれた天の御父がなぜそのようなことが起きるのをお許しになるのだろうと思ったこともあります。しかし，主がわたしたちを灰の中に置き去りにされることはありません。両手を広げて立ち，わたしたちをみもとに来るようにと熱心に招いてくださいます。……

主は……贖罪の力に頼り，聖約を尊ぶわたしたちを助け，慰め，苦しみを和らげたいと切に願っておられます。わたしたちが経験する試練や逆境こそがわたしたちを主のみもとに導き，聖約に忠実であるように助けるものであるかもしれず，それがあることで，わたしたちは主の御前に帰って御父の持てるすべてを受けることができるようになるのです。」（「聖約の祝福を受けましょう」『リアホナ』2013年11月号，119－120）

教え方を改善する

真実の教義を教えるようにしてください。「繰り返し次のように自問するとよいでしょう。『わたしが教えている事柄は，クラスの参加者たちがキリストへの信仰を築き，悔い改め，神との聖約を交わし，聖約を守り，聖霊を受けるために，どのような助けになるだろうか。』」（『救い主の方法で教える』20）