復活祭

「主はとこしえに死を滅ぼし」

復活祭の日曜日に教えるための準備をするとき，クラスの参加者がイエス・キリストの贖いの犠牲と復活について深い理解と証を得るのをどのように助けられるかよく考えてください。

印象を書き留める

分かち合うよう招く

クラスの参加者に，自分や家族がイエス・キリストとその贖罪に対する信仰を強めるために，この復活祭の時季に行ったことを分かち合うよう招くとよいでしょう。

教義を教える

救い主が死に打ち勝たれたので，わたしたちも再び生きることができる

今日は復活祭の日曜日なので，最初の復活祭，つまりイエス・キリストの復活についての聖文の記述を読むとよいでしょう（ヨハネ20：1－17参照）。クラスの一人の参加者に，この話を自分の言葉で話してもらいます。ビデオ“He Is Risen”（「主はよみがえられた」）（ChurchofJesusChrist.org）を見せることもできます。救い主についての賛美歌を歌ったり，関連する聖句を読んだりすることも，クラスの参加者は楽しむかもしれません（参照聖句は『賛美歌』のそれぞれの歌の最後に挙げられています）。次に，その賛美歌の歌詞の好きな箇所や救い主についての気持ちを分かち合ってもらいます。
旧約聖書がイエス・キリストをどのように証しているかを参加者が理解するのを助けるために，『わたしに従ってきなさい—個人と家族用』の今週の概要にある表で挙げられている聖句と，その表に付いているモルモン書の聖句を読んでもらうとよいでしょう。これらの聖句から，救い主と救い主の使命についてどのようなことを学べますか。これらの預言を知ることはなぜ大切なのでしょうか。

わたしたちは救い主の贖罪を通して平安と喜びを見いだすことができる

『わたしに従ってきなさい—個人と家族用』の今週の概要には，イエス・キリストを通してもたらされる平安と喜びについて述べた聖句のリストが載っています。クラスの参加者が家庭でこれらの聖句を読んでいる場合は，それらについての自分の考えや気持ちを分かち合ってもらいます。あるいは，幾つかの聖句をクラス全員で読み，救い主とその贖罪のおかげで感じられる平安と喜びについて話します。これらの祝福を，生活の中で平安や喜びを見いだそうともがいているかもしれない人々とどのように分かち合うことができるでしょうか。また，クラスの一人の参加者に，ラッセル・M・ネルソン大管長のメッセージ「喜び—霊的に生き抜く道」（『リアホナ』2016年11月号，81－84）をクラスの前の週に読み，このメッセージが救い主に喜びを見いだすことについて教えていることを分かち合えるように用意してクラスに来てもらってもよいでしょう。
あなたは，ほかの人々がキリストに平安と喜びを見いだすのを助ける方法について話し合うよう霊感を受けるかもしれません。クラスの参加者に，自分の知っている人，恐らく自分がミニスタリングをする人のことを思い浮かべてもらいます。その人は支援や奉仕を必要としているかもしれませんし，あるいはただキリストと主の贖罪ついての証を聞くことを必要としているかもしれません。クラスの参加者に，自分の周りの人たちを強めるために行う奉仕や分かち合う証について考えるときには，聖句（「その他のリソース」にあるものなど）を参照するように励ましてください。クラスの数人の参加者に，イエスがなさったように仕えることについて考えを分かち合ってもらいます。

［十字架上のキリスト］ — 「ゴルゴタ灰色の日」J. Kirk Richards画

イエス・キリストはその贖罪によって，わたしたちが罪，死，試練，弱点を克服するのを助ける力を持っておられる

クラスの参加者が救い主の贖罪によりもたらされる祝福を深く考えるのを助ける一つの方法として，ホワイトボードに，罪，死，試練，および弱点という見出しを書きます。クラスの各参加者に，「その他のリソース」にある聖句の一つを読み，どのようにして救い主はわたしたちがホワイトボードに書かれたことを克服するのを助けてくださるか深く考えてもらいます。クラスの参加者に，ホワイトボードの一つ以上の見出しの下に参照聖句の場所を書き，救い主とその贖罪について証を分かち合ってもらいます。
物語やたとえは，イエス・キリストの贖罪を理解する助けとなります。例えば，クラスの一人の参加者に次のメッセージの中の物語やたとえの一つを分かち合ってもらいます：ウォルター・F・ゴンザレス長老のメッセージ「救い主の御手」（『リアホナ』2019年11月号，90－92），あるいは，ニール・F・マリオット姉妹のメッセージ「神とつながり，破れを繕う」（『リアホナ』2017年11月号，10－12）。これらの物語やたとえは，キリストの贖罪についてわたしたちにどのようなことを教えているでしょうか。クラスの参加者に，二人一組で自分たち自身の物語やたとえを考えてもらいます。
イエス・キリストがわたしたちの救いのために払ってくださった代価について，次の節から何を学べるでしょうか：イザヤ53：3－5；モーサヤ3：7；教義と聖約19：16－19。天の御父はどんな代価を払われたでしょうか（ヨハネ3：16参照）。

その他のリソース

イエス・キリストの贖罪についての聖句

教え方を改善する

あなたが教えている人々に感謝を述べる。「レッスンのことで頭がいっぱいになり，生徒たちの貢献に感謝するのを忘れないでください。生徒たちは自分の意見や証を喜んで分かち合うことに対して，あなたが感謝していることを知る必要があります。」（『救い主の方法で教える』33）