9.戒めマスター教義に関する基本文書(2018年)
9. 戒め
9.1.戒めとは,わたしたちが進歩し神のようになる助けとして神から与えられた律法であり要件です。戒めは,神がわたしたちに抱いておられる愛の現れです。わたしたちは神の戒めを守ることにより,神を愛していることを証明します(ヨハネ14:15参照)。戒めを守ることは,主から幸福と祝福を常にもたらすことができます(モーサヤ2:41;アルマ41:10参照)。神は戒めを与えると同時に,それに従う手段も備えてくださいました(1 ニーファイ3:7参照)。
9.2.最も偉大で基本的な二つの戒めは,「心をつくし,精神をつくし,思いをつくして,主なるあなたの神を愛せよ」と「自分を愛するようにあなたの隣り人を愛せよ」です(マタイ22:36-39参照)。わたしたちはほかの人々を愛し,仕えることにより神を愛し,神に仕えることができます(モーサヤ2:17;モロナイ7:45,47-48参照)。
9.3.初期に人類に与えられた戒めの一つは,安息日を聖く保つという戒めです。神はその子らに,安息日には自分のしたいことではなく,主の御心を行うことにより主を尊ぶよう命じられました。そして,主の日を聖く保つ人々に大いなる祝福を約束しておられます(イザヤ58:13-14参照)。
9.4.十戒は,福音においてきわめて重要であり,昇栄するために必要な永遠の原則です(出エジプト20:3-17参照)。主は昔,モーセに十戒を啓示されました。そして,末日の啓示の中で再び十戒について述べておられます。
9.5.神の戒めに含まれるのは,日々祈ること,神の言葉を研究すること,悔い改めること,純潔の律法に従うこと,完全に什分の一を納めること(マラキ3:8-10参照),断食すること(イザヤ58:6-7参照),人を赦すこと(教義と聖約64:9-11参照),知恵の言葉を守ること(教義と聖約89:18-21参照),福音を人々に教えること(マタイ5:14-16;教義と聖約18:15-16参照)です。
関連聖句—創世39:9;2 テモテ3:15-17;ヤコブの手紙1:5-6;2 ニーファイ 32:3;2 ニーファイ32:8-9;モーサヤ18:8-10;アルマ39:9;3 ニーファイ18:15,20-21;教義と聖約58:42-43;教義と聖約82:10
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