「第70課―マスター教義の実践4:霊的な知識を得るための原則を応用する」『教義と聖約 セミナリー教師用手引き』(2025年)
「マスター教義の実践4」『教義と聖約 セミナリー教師用手引き』
第70課:教義と聖約51-57章
マスター教義の実践4
霊的な知識を得るための原則を応用する
マスター教義は,生徒がイエス・キリストとその福音の上に生活の礎を築くのに役立ちます。この課では,マスター教義聖句と,その聖句が教える教義を学ぶ機会を生徒に提供します。生徒はまた,霊的な知識を得るための神聖な原則を学び,その原則を応用します。
学習活動案
マスター教義の復習:応用する
-
わたしが良い人だった場合,どの教会に入るかは重要でしょうか。
-
個人的に啓示を受けたかどうかは,どうすれば分かるでしょうか。
-
なぜ友人や家族に福音を分かち合うべきなのでしょうか。
-
どうして総大会に参加する必要があるのでしょうか。
-
どうすればイエス・キリストとのきずなを強くすることができるでしょうか。
学ぶことができるスキルの一つは,聖文を実生活での状況に応用する方法です。上記の質問のそれぞれについて,疑念を抱いている人の助けになるマスター教義聖句を一つ選んでください。マスター教義聖句と重要語句のリストについては,『マスター教義に関する基本文書』(2023年)を参照してください。
-
あなたが焦点を当てた状況に当てはまると感じるマスター教義聖句はどれですか。
-
これらのマスター教義聖句は,その状況にどのように役立つでしょうか。
霊的な知識を得るための原則を学び,応用する
トロイの両親は,彼が幼いころに離婚しました。トロイは両親のどちらとも仲良くしていますが,両親はいずれも,結婚しなければよかったと思っているようにトロイには感じられます。彼はまた,たくさんの夫婦げんかやストレスも目にしてきました。彼は,結婚に価値があるかどうか,疑問に思っています。彼は,自分が結婚したいかどうか,よく分かりません。
スペース1
課題:どのような視点が,結婚や家族に対するこの人の気持ちに影響を与えているでしょうか。この状況で,永遠の視点から見ることが難しいのはなぜだと思いますか。
助ける方法の例:この人に,天の御父の救いの計画について何を理解してほしいと思いますか。永遠の視点は,あなたが見つけた課題にどのように役立ちますか。
『マスター教義に関する基本文書』の「霊的な知識を得る」の項の第8-10段落を復習し,さらに役立つ真理の記述を見つけてください。
スペース2
課題:この人は,どこでそのような考えに遭遇したのでしょうか。そのような考えが説得力を持つのはなぜでしょうか。
助ける方法の例:結婚と家族に関する情報を求めるときに,神が定められた情報源に頼ることが大切なのはなぜでしょうか。この状況に役立つ聖句または預言者の言葉を一つか二つ見つけてください。
『マスター教義に関する基本文書』の「霊的な知識を得る」の項の第11-12段落を復習し,さらに役立つ真理の記述を見つけてください。
スペース3
課題:どのような理由で,この人は信仰をもって行動することが難しくなっているのでしょうか。
助ける方法の例:この人に,信仰をもって行動するために何をするよう招きますか。その行動をすると,この人はどのようにイエス・キリストに対する信頼を深め,これらの困難を乗り越えていけるでしょうか。
『マスター教義に関する基本文書』の「霊的な知識を得る」の項の第5-7段落を復習し,さらに役立つ真理の記述を見つけてください。
あなたが学んだこと
-
今日学んだことから,結婚と家族に関する天の御父の教義について疑問を持っている人に,何を伝えますか。
-
霊的な知識を得ることについて学んだことの中で,福音に関する疑問に答えるのに役立つものは何ですか。