集会所の計画に関する原則と指針
「教会は，教会に入るすべての人が以下を行えるよう集会所を提供しています。
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神聖な儀式を通して聖約を交わし，聖約を新たにする（教義と聖約20：75，59：9－12参照）。
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ともに集う（3ニーファイ18：22－23参照）。
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互いに教え，互いにミニスタリングを行う（モロナイ6：4－5参照）。
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「総合手引き」の第35章に記載されている，その他の承認された用途に関与する。
集会所は，地元の状況や必要に応じて，様々な形態をとることができます。」（『総合手引き—末日聖徒イエス・キリスト教会における奉仕』35.1）。
「教会を強めるために，地域は，集会所の場所を新たに設けるか移転する決定を行う前に長期のマスタープランを準備します。」（『集会所を提供するための原則と指針』〔2021年〕，ChurchofJesusChrist.org）。以下の原則と指針は，この目的を達成するうえで，地域職員が地域およびステークの神権指導者を支援する際の助けとなります。
原則
ユニットの強化
ユニットの規模と境界線を調整して教会を強化する責任は，神権指導者にあります。神権指導者はこの責任を，地域会長会の指示を仰ぎながら果たします。ユニットの境界線を変更することより，集会所の活用率を改善できる場合もあります。
集会所の活用率
「新たな集会所の場所を提供する前に，指導者は，妥当な移動時間内にある利用可能な集会所が収容人数いっぱいまで活用されていることを確認します。」（『集会所を提供するための原則と指針』）集会所の許容量には，集会所が収容できる会員数（出席者許容数）とユニット数（ユニット許容数）があります。会員数の変動が激しい地域では，十分に活用されていない集会所や資産の処分（売却または転用）について検討することができます。
適切な成長予測
会員数と出席者数の成長予測は，効果的で適切な集会所のマスタープランを立てるうえで欠かせません。会員数と出席者数の予想は，承認された手法を用いて計算します。
戦略的配置計画
どのような集会施設も，ステークの境界線とは無関係に，最適な数の会員を効果的に収容するために，最も適切な場所に設置するべきです。集会所の場所を戦略的に決めるには，会員数の増加傾向や会員の転出入の動向，利用可能な移動手段を把握する必要があります。
無理のない財政計画
「地域および地元の指導者は，集会所の必要に対して，経済的に適切で，長期的かつ持続可能な解決策を模索します。」（『集会所を提供するための原則と指針』）
各地域は，地元の状況に合った実現可能な選択肢をすべて検討するべきです。適切な解決策としては，会員の自宅，地元の学校，公民館，賃貸物件，教会が建設あるいは購入した物件，またはその他の選択肢が考えられます。
指針
神権指導者は、集会所を幾つのワードが占めるかを判断する際に、以下の事柄を考慮する必要があります
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日曜日の集会は，すべての家族が家庭で福音を学べるように，無理のない時間に開始し，午後半ばまでには終了するスケジュールにする。
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会員は集会所まで適切な移動時間の範囲内に居住している。
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集会所の調整が必要であれば，小規模かつ低コストで行う。
各地域は，集会所の場所を新たに設けるか処分するかの決定を下す前に，集会所計画の原則に従って5年間のマスタープランを立てます。
複数のステークまたは調整評議会によるマスタープラン
以下に当てはまる場合，複数のステークまたは調整評議会レベルで，マスタープランを作成することができます。
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既存の施設または提案されている施設を複数のステークが共用する可能性がある。
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境界線の変更が，複数のステークに影響を与える可能性がある。
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予想される会員の増加と施設の活用状況を考えると，新しい場所が必要である。
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会員数の変動によって使用されない場所が生じ，処分の可否を考えなければならない。
地域プランニングマネージャーは，地域七十人および関係するステークのステーク会長と協力して提案書を作成し，地域会長会に提出して承認を求めます。
ステークレベルでの計画
複数のステークまたは調整評議会によるマスタープランに含まれていない集会所スペースの増築または処分の必要性を検討する際，地域プランニングマネージャーは，関係するステークのステーク会長と協力して提案書を作成し，地域会長会に提出して承認を求めます。
プロジェクトの承認と財源
計画の過程でスペースの新設または処分の必要性が明らかになった場合，その旨を年間計画の一部として，または追加承認プロセスを通じて提出することができます。
役割と責任
地域会長会
地域会長会は，集会所の計画に関する戦略，判断，望ましい成果について導きを与えます。地域会長会は，地域の具体的な懸案事項を指摘し，教義と原則について地域七十人に教え，マスタープランの優先度と最終的な提案書の承認を行います。
地域七十人と地元の神権指導者
地域七十人は，教義と原則をステーク会長と伝道部会長に教え，地域職員と相談します。地域七十人，ステーク会長，伝道部会長は，集会所のマスタープランを確認し，フィードバックを提供します。また，ユニットの境界線の変更があれば，変更案を地域会長会に提出して確認を求めます。
実務ディレクター（DTA）と地域職員
実務ディレクター（DTA）と地域職員は，宗務指導者に，正確なデータ，報告書，分析結果，提案書を提供します。地域会長会の指示と地域集会所プログラムに沿って，地域プランニングマネージャーが，調整評議会，複数のステーク，ステークレベルの計画事項を含む5年間のマスタープランを作成します。プランニングマネージャーは神権指導者と協力して，十分な情報を得た上で決定を下し，最終的な提案書を作成します。
注：ここでの「ステーク会長会」という言葉は，「地方部会長会」のことも指しています。