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第5章:家族から情報を集める


第5章

家族から情報を集める

家族の努力

神殿・家族歴史活動は,家族のために行うものであり,複数の家族で行うとしばしば非常に効率よく行えます。複数の家族が協力して先祖を調べるときに,神殿・家族歴史活動の祝福が増します。あなたを快く助けてくれる近親家族がいなければ,友人や拡大家族など,助けてくれるほかの人々を見つけるとよいでしょう。

家族はしばしば分かち合う情報を持っているものです。あるいは,情報を探すのを快く手伝ってくれるかもしれません。あなたの親族と,あなたの先祖を知っているそのほかの人々が,記録にない重要な出来事と日付を覚えている可能性があります。先祖から受け継いでいる家宝,記録,記念品,写真,そのほかの貴重品を持っているかもしれません。興味深い家族の話をしてくれるかもしれません。また,時には,あなたの先祖を知っていた人や,あなたが知らない別の親族を紹介してくれることもあります。

家族から聞き取る

個人への聞き取りは,親族から家族歴史の情報を少しずつ集める最も良い方法です。できれば直接に会って尋ねます。それができなければ,電話や手紙,電子メールで親族と連絡を取ります。次の情報を使えば,家族から聞き取るときに役立つでしょう。

家族と連絡を取る

まず,家族と連絡を取る場合,次のことを行います。

  1. 自分の身元と,相手との関係を伝えます。

  2. 家族歴史すなわち系図探求を行っていることを説明します。どの家族について,何を知りたいかを伝えます。相手が教会の会員ではなく,あなたが家族歴史の情報を集めている理由を尋ねてきたら,家族の関係はこの世だけでなく永遠に存続できると信じていることを伝えるとよいでしょう。末日聖徒は先祖を確認し,神殿で行われる儀式,すなわち家族を永遠に結び合わせる儀式によって先祖に祝福をもたらそうとしていることを説明します。

  3. 聞き取りができる時間を設定します。相手が書類や記録を見つけたり,覚えていることについて考えたりする十分な時間を与えます。

聞き取りの準備をする

次のことを行って,事前に聞き取りの準備を整えます。

  1. 質問したい事項を書き留めます。「はい」や「いいえ」ではなく,それ以上の返答を引き出す質問が通常最も効果的です。質問の例については,付録Bを参照してください。

  2. あなたがもっと多くのことを知りたい家族や個人についてすでに分かっている情報,すなわち記入済みの「家族の記録」と「系図表」などを集めておきます。この情報を伝え,それが正確かどうか尋ねるように計画します。

  3. 個人的な訪問を計画している場合,必要な文具や機器を準備しておきます。鉛筆と紙,録音機器,カメラ,ビデオカメラを使って,分かったことを記録するようにします。

  4. 口述歴史家や村の長老に聞き取りをする場合は,その人と良い関係を築く適切な方法を学びます。

聞き取りを行う

聞き取りを最も効果的に行う助けとして,次の指針を使います。

  1. 家族の写真を持参するか送付し,写真の中のあなたが知らない人々のことが分かるかどうか尋ねます。

  2. 急がせてはなりません。話したいことについて考える時間を与えます。相手のペースで答えてもらいます。

  3. 家族の記録や証明書,写真について尋ねます。それについて聞いた情報を書き留めます。記録をコピーする許可を求めます。できれば,それらの物を写真やビデオに撮影します。

  4. 相手が過去95年以内に生まれた亡き先祖の最も近い親族関係にある人であれば,先祖のために神殿の儀式を行う許可をその人に求めます。

  5. 受け取った情報について感謝を述べます。後日再訪問するか,追加の連絡をする準備をします。

情報を使う

聞き取りの後,集めた情報を必ず使ってください。

  1. 新しい情報で記録を更新します。

  2. 聞き取りの日付と場所を記録して,聞き取り内容の写しやレポートを作成します。聞き取りをした相手にそのレポートを読んでもらい,訂正してもらいます。そのレポートをコピーして家族に配付する許可を求めます。聞き取りをした相手にコピーを渡します。

  3. あなたが知ったその他の親族と連絡を取ります。

  4. 神殿の儀式を行うのに十分な情報があるかどうか確認します。

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