学習を評価する 11
1テモテ-1ヨハネ
この課では,生徒に,新約聖書の研究を通して自分が設定した目標にどれだけ近づけたか,個人的にどう成長したかを自己評価してもらいます。
よりイエス・キリストのようになる
以前のレッスンで,イエス・キリストのようになることを高い山に登ることと比較しました。
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山登りが良いたとえである理由はどこにあるでしょうか。
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イエス・キリストのようになることで困難なことは何ですか。あなたにとって,それを克服するだけの価値があるのはなぜでしょうか。
登山経験のある人は,頂上に達したときの気持ちを思い出してみましょう。登山経験のない人も,登山がどのような感じか想像してみてください。
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最後のゴールを常に意識することが,どのように霊的な上昇への動機づけになりますか。
2ペテロ 1章についての課を以前に終えている人は,学習帳に描いた山の図を見てください。まだ描いていない人は,以下の図を見てください:
ここで,図に書かれた神の特質について少し考えてみましょう。
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これらの特質の中で,あなたが伸ばしたいと思うものはどれですか。うまくいってますか。
あなたのイエス・キリストへの愛と,イエスをよりよく知るようになった経緯を振り返ってみてください。
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よりキリストらしくあり続けるために,あなたは何ができますか。
イエス・キリストのように教える
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救い主が教えを説かれた状況と設定には,どのようなものがありますか。
『救い主の方法で教える』には次のように指摘されています:
「救い主の教えの大部分は会堂の中ではなく,弟子たちと食事をしているとき,井戸から水をくんでいるとき,イチジクの木の傍らを通りがかったときなど,普段のごく日常的な場面で与えられました。」
(「偶発的に訪れる『教える瞬間』を活用する」『救い主の方法で教える』〔2016年〕16)
福音の原則を教えたり,だれかに信仰を説明する機会があったとしましょう。
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救い主について最近学んだことや感じたことを,あなたならいつどこで分かち合えると思いますか。
使徒ペテロは,イエス・キリストのようになる方法を,わたしたちに次のように教えています。「あなたがたのうちにある望みについて説明を求める人には,いつでも弁明のできる用意をしていなさい。」( 1ペテロ3:15 )自分が信じていることを説明する練習をしているうちに,わたしたちは教える瞬間が訪れたときに備えることができます。
1. 学習帳を使って以下の活動を行いましょう:
この数週間で学んだ次のトピックの中から一つ選び,次の各ステップを行ってください。
イエス・キリストの贖罪( ヘブル 9:11-15, 24,28 ; 10:10-17 参照)
イエス・キリストを信じる信仰( ヘブル11章 ; ヤコブの手紙2:17-18 )
神はわたしたちのたましいの父である( ヘブル12:9 参照。 ヨハネ20:17 ; 使徒17:29 ; ローマ8:16- 17 も参照)
a. あなたがこのトピックについて,救い主のようにだれかに教えるか質問に答える可能性のある,現実的な状況を書いてください。
b. このトピックに関連して,だれかが尋ねそうな質問を一つ書いてください。
c. このトピックをどのように説明し,質問に答えるかを計画してください。説明には少なくとも一つの聖句を使用してください(あなたが学んだことを思い出すことができるよう,括弧内に聖句リストが表示されています)。
聖典を学ぶ努力と祈りについて
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新約聖書やジョセフ・スミスの体験を学んだことで,聖典研究や祈りについて何を学びましたか。
2. 学習帳を使って,以下の活動を行いましょう:
現在していること,しようと努力していること,または祈りと聖典研究に努力するうえで改善したいことを書いてください。これには,自分で設定した子供と青少年の目標か,セミナリーに特化した目標が含まれるでしょう。
その目標までの進捗状況を視覚化するために,学習帳に次の図を描いてください:4つの図の上に,次の見出しを一つずつ書きます:レッスン;祝福;障害;将来の成長。各見出しの下に次の質問への回答を書き,自分の進捗状況を評価して,改善を続けるのに役立ててください:
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祈りと聖典研究を通して,自分は何を学んできたか。
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自分がこれまでに,どのような祝福または答えに気が付いたか。
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自分の聖典研究の目標達成のうえで,何らかの障害があるか。もしあれば,克服するために主に心を向けるにはどうすれば良いか。
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祈りと聖典研究において,自分はこれからどのような成長を期待しているか。
この目標がまだない場合は,今ここで考えて,これからの数週間から数か月でそれを評価してもよいでしょう。祈りと聖書を研究する努力を主がどのように喜んでいただけるか知るために,聖霊の導きを求めましょう。また,祝福を体験し,主があなたに与えたいと望む答えを受けるために,自分がどのように変わるべきかを知ろうと努めましょう。