セミナリー
マスター教義:理解度調査1


マスター教義:理解度調査1

マタイ5:14-16からヨハネ17:3

このコースの前半で,生徒はマタイ,ルカ,ヨハネから11のマスター教義聖句を学習しました。この理解度調査は,生徒がこれらの聖句を見つけ,実際の状況で使う能力を評価することを目的としています。また,霊的な知識を得ることに関する原則への理解度も評価します。

マタイ,ルカ,ヨハネにあるすべてのマスター教義聖句を教えた後,いつでもこのマスター教義理解度調査を実施することができます。学期が終わる前に理解度調査を実施できるように,マスター教義レッスンの幾つかを聖典の学んでいる順序より前に教える必要があるかもしれません。

可能であれば,この理解度調査を直接対面で実施し,生徒が理解度調査を完了した後すぐにクラス全体で正しい回答を確認できるようにします。

生徒の現在の知識を評価することに加え,理解度調査を受けて,回答を確認することが,生徒にとって有意義で証を築く経験となるようにと意図されています。質問7-12を確認しながら,なぜ自分の答えを選んだのかを生徒に発表してもらい,選んだ聖句が理解度調査で説明されている状況にどのように役立つかを説明してもらいます。生徒が誤って答えた質問に関しては,それが理解できるように助けます。生徒が持っているかもしれない,その他の質問に答えるための時間を取ってください。

New Testament Seminary Teacher Manual - 2023

新約聖書マスター教義:理解度調査 1

マスター教義の参照箇所

質問1-3では,それぞれの文章の横にある空欄に,該当する参照聖句を表すアルファベットを記入します。この部分の理解度調査では聖典を使用しないでください:

1. ____「だれでも,水と霊とから生れなければ,神の国にはいることはできない。」

a. マタイ11:28-30

2. ____ イエス・キリストは,「わたしを記念するため」に聖餐を取るよう命じられた。

b. ルカ 2:10-12

3. ____「すべて重荷を負うて苦労している者は,わたしのもとにきなさい。あなたがたを休ませてあげよう。」

c. ルカ22:19-20

d. ヨハネ3:5

e. ヨハネ3:16

重要語句

質問4-6については,マスター教義の重要語句の中の抜けている言葉を書き込んでください。この部分の理解度調査では聖典を使用しないでください:

4. イエスは,「わたしは,あなたに__________の__________を__________よう」と言われました。( マタイ16:15-19 )5. 「きょうダビデの町に,あなたがたのために__________が__________ になった。このかたこそ__________ なるキリストである。」( ルカ2:10-12 )6. 「__________には__________や__________はないが,あなたがたが見るとおり,わたしにはあるのだ。」( ルカ24:36-39

この理解度調査の残りの部分では,聖典を使うことができます。

質問7-9では,次のような状況にある人の助けとなるマスター教義聖句を一つ以上見つけてください:

7. 宣教師といるときに,だれかが,ほんとうにバプテスマを受ける必要があるか,それとも単に心の中でイエス・キリストを受け入れるだけで良いのかと尋ねます。

8. 日曜学校で,あなたのワードの会員が,教会で教えられている教義が神から出ていることをどのように知ることができるか尋ねます。

9. イエス・キリストのより良い弟子となる方法について,家庭の夕べのレッスンを準備している人がいます。

10-11の質問では,霊的な知識を得るための原則についての知識と使う能力を示します:

10. 霊的な知識を得るための次の3つの原則を,その人になじみのない人にどのように説明しますか。

  • 信仰をもって行動する。

  • 永遠の視点から概念や疑問について調べる。

  • 神が定められた情報源を通してさらに理解を深める。

11. 天の御父とイエス・キリストが自分を愛しておられ,自分との関係を望んでおられると信じるのに苦労している友達がいます。次の質問に答えてください:

  • 彼女が信仰をもって行動できるよう,具体的に何をするよう勧めますか。

  • 彼女が自分の問題を永遠の視点から見られるように,あなたはどのように助けますか。

  • マスター教義聖句は,神が定められた情報源の例です。彼女とどのマスター教義聖句を分かち合いますか。それはなぜでしょうか。

12. これまで研究した11のマスター教義聖句の中で,あなたに最も影響を与えた聖句はどれですか。この聖句は,天の御父とイエス・キリストについてどのようなことを教えているでしょうか。

生徒が理解度調査表を書き終えるために,十分な時間を取ってください。生徒が答えを書き終わってから,クラス全員で答え合わせをしてください。教師として,生徒が自分で自分の作業の答え合わせをするのか,それともクラスメートに渡して答え合わせをするのか,どちらを行うのが有効かを判断してやり方を決めます。

答え

1. d. ヨハネ3:5

2. c. ルカ22:19-20

3. a. マタイ11:28-30

4. 天国,かぎ,授け

5. 救主,お生れ,主

6. 霊,肉,骨

7. 考えられる答えの一つは ヨハネ3:5 ですが,適切な神権の権能を通して神と聖約を交わし,守る必要性を説明するのに役立つマスター教義聖句を使うことで,生徒は単位を得ることができます。

8. 考えられる答えの一つは ヨハネ7:17 ですが,生徒は真の教義の証を得る方法を説明するためにどのマスター教義聖句を使っても単位を得ることができます。

9. 多くのマスター教義聖句は,生徒がイエス・キリストのより良い弟子になる方法を説明するのに役立つでしょう。生徒が使用した聖句には, マタイ5:14-16マタイ22:36-39ルカ22:19-20 ;ヨハネ 17:3 が含まれています。

10. 霊的な知識を得るための原則を,生徒が簡潔に説明することができるべきです。生徒に,『マスター教義に関する基本文書』(2022)の第5-12段落にある「霊的な知識を得る」の項と自分の答えを比較してもらうことを検討してください。

11. 生徒は,信仰をもって行動し,永遠の視点から概念や疑問について調べるといった行動について説明できるべきです。また,神の愛と,わたしたちと個人的な関係を持つことに対する神の望みを理解させてくれるマスター教義聖句を見つけられるようにするべきです。生徒が使用した聖句には, マタイ11:28-30ヨハネ3:16 ;ヨハネ 17:3 が含まれているかもしれません。

12. 生徒がこの質問に誠実かつ完全に答えているのであれば,単位が与えられるべきです。これは自由な回答ができる質問であり,答え方は生徒に任せられるべきです。

生徒が説明し,分かち合い,証するのを助けるために,質問 12で選んだマスター教義聖句と,それを選んだ理由について話し合ってもらいます。残りの時間にできるだけ多くの生徒に分かち合ってもらうと効果的かもしれません。選んだ聖句が,天の御父とイエス・キリストについて教えていることを分かち合ってもらうよう招いてください。教師として,意義深いマスター教義聖句を分かち合ってもよいでしょう。

イエス・キリストの聖文に見いだされるとおりのイエス・キリストの教義を知り,それを実際の状況で応用できるよう備えることで得られる力について証を述べて,理解度調査を終えます。