「学んでいることに従って生活するよう生徒を招く」『教師養成スキル:熱心に学ぶよう招く』(2023年)
「学んでいることに従って生活するよう生徒を招く」『教師養成スキル:熱心に学ぶよう招く』
キリストのような教え方の原則:熱心に学ぶよう招く
学んでいることに従って生活するよう,学習者を招く。
スキル
前のクラスで行った招きに対するフォローアップをして,学んだことに従って生活した経験について話すよう生徒を招く計画を立てる。
定義する
学んでいることを応用するよう生徒を招く準備をする際,フォローアップの計画を立てることもできます。これらのフォローアップは,次のクラスの冒頭やクラス外のコミュニケーション,ディボーショナル,または生徒同士の交流の中で行われることがあります。フォローアップのタイミングを計画するために,次のように自問します。
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以前のクラスで学んだ真理に従って生活した経験について生徒に話してもらうために,どのような招きをすることができるだろうか。
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フォローアップをするのに適したタイミングはいつだろう。
これらの質問をすると,フォローアップの計画を立てる際に聖霊の導きを受けることができます。生徒へのフォローアップを計画することで,生徒は責任感を感じ,決意したことを果たしたいと思うようになり,それがイエス・キリストへの改心へとつながります。
モデル
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ダルトン兄弟は,生徒の次の学習体験のため,よく祈って準備する際にこのように自問します。「生徒が以前のクラスで学んだ真理に従って生活した経験について話せるよう,どのような招きをすることができるだろうか。次回のクラスでフォローアップするのに良いタイミングはいつだろうか。」次のレッスンの最初に時間を取って,前回のレッスンで生徒が学んだ真理に基づいて行動しようと努めたことについて学習帳に書いてもらうことが浮かびました。
ここをクリックして,このモデルのビデオを御覧ください。
練習する
次のレッスンを準備する際に,次の質問をする練習をしてください。
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以前のクラスで学んだ真理に従って生活した経験について生徒に話してもらえるよう,どのような招きをすることができるだろうか。
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フォローアップをするのに適したタイミングはいつだろう。
話し合う,または深く考える
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継続的にフォローアップすることにより,あなたの教える若人の改心はどのように深まるでしょうか。
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学んだことに従って生活した経験について生徒に話してもらえるようにするため,これまでに聖霊が霊感を与えて教えてくださった方法にはどのようなものがありますか。
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学期を通して,福音に従って生活するよう努力していることについて生徒が互いに話し合う習慣を築くには,どうすれば良いでしょうか。
取り入れる
レッスンの準備の一環として,次の質問をする時間を設けてください。
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「以前のクラスで学んだ真理に従って生活した経験を生徒に話してもらうために,どのような招きをすればよいだろうか。」
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「フォローアップをするのに適したタイミングはいつだろう。」
さらに深く知る
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M・ラッセル・バラード「フォローアップ」『リアホナ』2014年5月号,78-81
スキル
神がどのような御方か,また神が自分にどのような祝福を授けてくださるかを,学習者が考えられるような,探求を促す質問をする。
定義する
教師は,神がどのような御方で,神が自分にどのような祝福を与えてくださるのかを生徒が考えられるような質問をすることで,生徒が学んでいることに従って生活したいという望めを持てるよう助けることができます。これらの探求を促す質問には,聖句と,神の特質や約束された祝福を見つけるようにという生徒への招きを含める必要があります。生徒が聖句を読む前に,探求を促す質問を尋ねましょう。神と,神が与えてくださるものを知れば知るほど,生徒は進んで行動するようになります。
以下のモデルと練習は一般的な例です。モデルや練習の機会を,次に扱う教科課程のレッスンと結びつけると,訓練の効果が高まります。
モデル
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教義と聖約19:16-19で約束されている祝福の中で,イエス・キリストに従うようあなたを鼓舞してくれるものはどれですか。
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ヨハネ14:6を研究してイエス・キリストについて学んだことの中で,主の約束に確信を抱く助けとなるのはどのようなことですか。
練習する
以下の聖句に対して,神がどのような御方で,どのような祝福を与えてくださるかを学習者が考える助けとなる,探求を促す質問を書いてください。
話し合う,または深く考える
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これらの探求を促す質問を練習して,何を学びましたか。
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聖文のどの箇所で,神とその約束に関する知識があったために,信仰をもって行動した人々が登場しますか。
取り入れる
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これからの数週間,レッスンを教えるたびに少なくとも1回はこのような,探求を促す質問を使う機会を見つけてください。
さらに深く知る
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1ニーファイ3:7(イエス・キリストについての知識があったので,ニーファイは行って行う強い気持ちがあった。)
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ジョセフ・スミス歴史1:13(ジョセフ・スミスは,神が自分のために何がおできになるかをよく考え,思い切って神に尋ねてもよいことが分かった。)