13.使徒パウロの伝道の旅
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ガザ ピリポはガザへ向かうエチオピヤ人の
宦 官 にキリストのことを説き,彼にバプテスマを施した(使徒8:26-39)。 -
エルサレム エルサレムでの出来事については地図12を参照。
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ヨッパ ペテロは,神が異邦人に悔い改めの
賜 物 を与えられる示現を受けた(使徒10章;11:5-18)。ペテロはタビタを死から生き返らせた(使徒9:36-42)。 -
サマリヤ ピリポはサマリヤで教えを説き(使徒8:5-13),後にペテロとヨハネがここで教えた(使徒8:14-25)。彼らが聖霊の
賜 物 を授けた後,魔術師シモンは彼らからこの賜 物 を買おうとした(使徒8:9-24)。 -
カイザリヤ ここで天使がコルネリオという名の百卒長に御告げを述べた後,ペテロは彼がバプテスマを受けることを認めた(使徒10章)。パウロはアグリッパの前で弁明した(使徒25-26章。ジ—歴史1:24-25も参照)。
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ダマスコ イエスはサウロに御姿を現された(使徒9:1-7)。アナニヤがサウロの視力を回復させた後,サウロはバプテスマを受け,教導の業を始めた(使徒9:10-27)。
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アンテオケ(スリヤの) 弟子たちはここで初めてクリスチャンと呼ばれた(使徒11:26)。アガボは飢饉を預言した(使徒11:27-28)。割礼に関してアンテオケで激しい議論が起こった(使徒14:26-28;15:1-9)。アンテオケで,パウロは,シラス,バルナバ,およびバルサバというユダとともに2回目の伝道を始めた(使徒15:22,30,35)。
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タルソ パウロの故郷。パウロは兄弟たちによりここに送り出され,命を守られた(使徒9:29-30)。
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クプロ ある聖徒たちは,迫害された後,この島に逃れた(使徒11:19)。パウロは最初の伝道の旅でクプロを通って旅をした(使徒13:4-5)。後に,バルナバとマルコもここを訪れた(使徒15:39)。
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パポス パウロはここで魔術師をのろった(使徒13:6-11)。
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デルベ パウロとバルナバはこの町で福音を
宣 べ伝えた(使徒14:6-7,20-21)。 -
ルステラ パウロが足の不自由な人を
癒 したとき,彼とバルナバは神々と呼ばれた。パウロは石で打たれて死んだようになったが,快復して,宣 べ伝えることを続けた(使徒14:6-21)。テモテの故郷(使徒16:1-3)。 -
イコニオム パウロとバルナバは,最初の伝道中にここで教えを説き,石で打たれそうになった(使徒13:51-14:7)。
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ラオデキヤとコロサイ ラオデキヤはパウロが訪れた教会の支部の一つである。パウロはここからの手紙を受け取った(コロ4:16)。黙示録にあげられている7つの町の一つである(ほかの町は,エペソ,スミルナ,ペルガモ,テアテラ,サルデス,ヒラデルヒヤ。黙示1:11参照)。コロサイはラオデキヤの東方18kmにある。パウロはここに住んでいる聖徒たちに手紙を書いた。
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アンテオケ(ピシデヤの) パウロとバルナバは,最初の伝道中に,キリストがダビデの子孫から出るとユダヤ人に教えた。パウロは福音をイスラエルに伝え,その後,異邦人に伝えた。パウロとバルナバは迫害され,追い出された(使徒13:14-50)。
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ミレト パウロは,3回目の伝道でここにいたとき,教会の長老たちに,「狂暴なおおかみ」が群れに入って来ると警告した(使徒20:29-31)。
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パトモス ヨハネはこの島に囚われていたとき,現在の黙示録に記されている数々な示現を受けた(黙示1:9)。
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エペソ アポロはここで力強く教えを説いた(使徒18:24-28)。パウロは,3回目の伝道中に2年間エペソで教え,多くの人々を改宗した(使徒19:10,18)。パウロはここで按手によって聖霊の賜物を授け(使徒19:1-7),また悪霊を追い出すなど,多くの奇跡を行った(使徒19:8-21)。ここで,アルテミスを礼拝する者たちがパウロに対して騒動を起こした(使徒19:22-41)。黙示録の一部はエペソの教会にあてられたものである(黙示1:11)。
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トロアス パウロは,2回目の伝道の旅でここにいたとき,マケドニヤの人が助けを求める示現を見た(使徒16:9-12)。パウロは,3回目の伝道中にユテコを死から生き返らせた(使徒20:6-12)。
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ピリピ パウロ,シラス,テモテはルデヤという名の女を改宗し,悪霊を追い出し,むち打たれた(使徒16:11-23)。彼らは神からの助けを受け,獄から救い出された(使徒16:23-26)。
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アテネ パウロは,アテネへの2回目の伝道中に,アレオパゴスの評議所で「知られない神」について教えを説いた(使徒17:22-34)。
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コリント パウロは,2回目の伝道でコリントへ行き,アクラとプリスキラとともにそこにとどまった。彼はここで教えを説き,多くの人々にバプテスマを施した(使徒18:1-18)。パウロはコリントからローマ人にあてて手紙を書いた。
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テサロニケ パウロは,2回目の伝道の旅をしていたとき,ここで教えを説いた。彼の伝道者の一行は,ユダヤ人に安全を脅かされたために,ベレヤに向かって出発した(使徒17:1-10)。
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ベレヤ パウロとシラスとテモテは,パウロの2回目の伝道の旅のときに,身分の高い人々を見つけて教えた。テサロニケから来たユダヤ人が,彼らを追って来て迫害した(使徒17:10-13)。
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マケドニヤ パウロは,2回目と3回目の旅のときに,ここで教えた(使徒16:9-40;19:21)。パウロは,自分やエルサレムの貧しい聖徒たちを援助してくれたマケドニヤの聖徒たちの寛大さをたたえた(ロマ15:26;2コリ8:1-5;11:9)。
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メリタ パウロの乗った舟はローマへ行く途中この島で座礁した(使徒26:32;27:1,41-44)。彼は蛇にかまれても害を受けず,またメリタにいる病気の人々を大勢
癒 した(使徒28:1-9)。 -
ローマ パウロは家に幽閉された状態で,2年間ここで教えを説いた(使徒28:16-31)。彼はまたローマで囚われの状態にあった間,エペソ人,ピリピ人,コロサイ人,またテモテとピレモンに手紙を書いた。ペテロは,紀元64年にクリスチャンに対してネロが迫害を開始して間もなく,「バビロン」(恐らくローマと思われる)から最初の手紙を書き送った。ペテロとパウロはここで殉教したと一般に信じられている。