第10章 1 アハシュエロス王おうはその国くにおよび海うみに沿そった国々くにぐににみつぎを課かした。 2 彼かれの権力けんりょくと勢力せいりょくによるすべての事業じぎょう、および王おうがモルデカイを高たかい地位ちいにのぼらせた事ことの詳くわしい話はなしはメデアとペルシャの王おうたちの日誌にっしの書しょにしるされているではないか。 3 ユダヤ人じんモルデカイはアハシュエロス王おうに次つぐ者ものとなり、ユダヤ人じんの中なかにあって大おおいなる者ものとなり、その多おおくの兄弟きょうだいに喜よろこばれた。彼かれはその民たみの幸福こうふくを求もとめ、すべての国民こくみんに平和へいわを述のべたからである。