主はヤコブに故郷に戻るよう命じられました。ヤコブは緊張しました。兄のエサウと仲が良くないまま故郷を出てきたからです。しかし,主は大丈夫だと約束され,「わたしはあなたと共にいるであろう」と言われました(創世31:3)。
ヤコブは家が近くなったころに,エサウが自分に会いに来ることを知りました。しかも400人もの男性を引き連れて来るというのです!それを聞いてヤコブはほんとうに緊張しました。和やかに会うなら,普通はそんな後ろ盾を連れてくることはないでしょう。
創世32章には,ヤコブがどんなことをしたか書かれています:
それからどうなったでしょうか。何もかもうまくいったのです!創世33章の初めには,この兄弟たちのすばらしい再会について記されています。
この物語から学べることがたくさんあります。何か難しいことをするときに緊張するのは自然なことであると学べるでしょう。信仰に欠けているという意味ではありません。偉大な預言者ヤコブが後押しを必要としていれば,わたしたちも時々それを必要とするのは驚くには当たらないのです。困難に直面するときはいつでも,最悪の事態に備え,最善を尽くして祈ることが賢明です。