「『ほかに,なにものをも神とし〔ない〕』とはどういう意味でしょうか」『For the Strength of Youth—青少年の強さのために』2022年4月号
そこが知りたい
「ほかに,なにものをも神とし〔ない〕」とはどういう意味でしょうか
イエスは,「いちばん大切な,第一のいましめ」は,「心をつくし,精神をつくし,思いをつくして,主なるあなたの神を愛〔する〕」(マタイ22:37-38)ことであると言われました。この戒めの一部は,「〔主〕のほかに,なにものをも神とし〔ない〕」という意味です(出エジプト20:3)。
主は御自分の民が,御自分よりほかの何かに心と精神と思いをささげることを望まれなかったのです。主は,富や友人,結婚相手が,主に心を向ける妨げとなりかねないと警告されました(申命7:3-6;8:11-14;13:6参照)。主は御自分の民の思いや望みや行いが主によって導かれることを望んでおられます。そうすればわたしたちが最大の幸福を得られることを,主は御存じなのです。
今日,預言者たちはわたしたちに「偽りの神々」について警告しています。例えば,大管長会第一顧問のダリン・H・オークス管長はかつて次のように言っています。
「人が……神より優先して『仕え』る対象には,どのようなものがあるでしょうか。次のようなものの可能性について考えてみましょう。どれもわたしたちの世界には普通のものです。
-
文化的な伝統や家族の伝統
-
政治的公正
-
出世願望
-
物の所有
-
娯楽の追及
-
権力,名声,地位。」(2013年10月総大会〔『リアホナ』2013年11月号,72-73〕)