総大会
前進する
2020年10月総大会


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前進する

主の業は着実に前進しています。

愛する兄弟姉妹の皆さん,末日聖徒イエス・キリスト教会の第190回半期総大会を始めるに当たり,皆さんとともにいられるのは,何という喜びでしょう。預言者,聖見者,啓示者をはじめとする教会指導者のメッセージを,自宅やいろいろな場所にいる皆さんと一緒に聴けることをとても楽しみにしています。

わたしたちがイエス・キリストの弟子として一つとなり,世界中でともに集うことができるのはテクノロジーのおかげです。前回の4月の総大会の視聴回数は過去最高でした。今回はさらにそれを上回ることでしょう。

過去数か月の間に,世界的規模のパンデミックや猛威を振るう山火事,その他の自然災害が,世界に大きな変化と衝撃を与えてきました。この間に愛する人を亡くされたお一人お一人に哀悼の意を表します。そして今も苦しんでおられる方々のために祈ります。

それでも,主の業は着実に前進しています。ソーシャルディスタンス,マスク,ズームミーティングなど,わたしたちは従来とは異なる方法で物事を行うこと,またもっと効果的に行うことを学んできました。普通でない状況は普通でない報いをもたらす可能性があります。

宣教師と伝道部会長夫妻は,機知に富み,打たれても負けず,実にすばらしい働きをしています。ほとんどの宣教師が新しく工夫を凝らした方法で伝道する必要に迫られながらも,多くの伝道部から,教える機会はこれまでにないほど増えたと報告を受けています。

神殿もしばらくの間,閉館を余儀なくされました。一時的に中断された建設プロジェクトもありましたが,現在はすべて進行中です。2020年度内に,20の新しい神殿の鍬入れ式が行われる予定です。

家族歴史活動は飛躍的に進みました。多くの新しいワードとステークが設立されました。また,教会は150の国で,895に及ぶ感染症関連の人道支援プロジェクトを立ち上げ,支援を提供しました。

多くの家庭で福音研究の時間が増えたことで,証と家族の結びつきがさらに強まりました。ある母親がこう書いています。「毎週日曜日にズームで集まるようになり,子供たちや孫たちをもっと身近に感じます。皆が順番に『わたしに従ってきなさい』について自分の思いを話してくれます。家族の必要をよりよく理解できるので,家族のための祈りが変わりました。」

わたしたちが一つの民として,この時期を霊的に成長する機会とできるよう祈っています。わたしたちがこの地上にいるのは試されるため,つまり,イエス・キリストに従い,悔い改めを続け,学び,進歩することを選べるか証明するためです。わたしたちの霊は進歩することを切望しています。その最善の方法は,聖約の道にしっかりととどまることです。

その間ずっと,天の御父と御子イエス・キリストはわたしたちを愛してくださいます。心にかけてくださいます。御二方と聖なる天使たちはわたしたちを見守っておられます。1わたしはそれが真実であることを知っています。

主の僕たちが主の霊感を受けて伝える言葉を聞くために,わたしたちは集まっています。主の約束について深く考えてみましょう。主はこう述べておられます。「望む者はだれでも,神の言葉を手に入れることができる……。この神の言葉は生きていて力があり,悪魔の悪知恵と……策略をことごとく断つ。また,……細くて狭い道にあって,キリストの〔弟子〕を導〔く〕。」2

この総大会で述べられる神の御言葉を手に入れるという選びを皆さんがされますように。そして主の完全な愛を皆さんが感じられるよう祈っています。3イエス・キリストの神聖な御名により,アーメン。