前進する
あなたは自分がどこへ向かっているか，どこに行き着きたいかを考えたことがありますか。2016年のミューチャルのテーマは，ニーファイ第二書31章20節です。この一つの節に，あなたの人生の方向に関する7つの勧告があります。神から命じられた方向と行い，態度，学習，ならびに努力に対して約束された報いが分かります。この節にある幾つかの鍵となる言葉を見てみましょう。
力強く進むという言葉は，反対の力に対抗するために現実の努力が求められることを暗に意味しています。わたしたちは神の戒めに敵対する世界に取り囲まれているため，福音に従って生活するためには力を注がなければなりません。
キリストを確固として信じていますか。キリストへの忠実さにおいて揺るぎないと言えますか。
もし「キリストにつながって」いて（ヨハネ15：4参照）主の教えに従っているならば，あなたは真に確固としており，必ず祝福を受けることでしょう。
神の愛を自分で理解し，感じるときに，希望と神と人への愛は深まるでしょう。キリストの言葉をよく味わう，すなわちキリストの言葉を感謝と目的をもって生活に生かすとき，さらに神の愛を理解するようになります。
最後に，堪え忍ばなければなりません。退屈で過酷なことのように思えますか。実際，堪え忍ぶとは，行っている善を続けること，すなわち力強く進む努力を一貫して続けることだと言えます。福音の道にしっかりとどまるならば，堪え忍んでいると言えます。
その価値があるのでしょうか。はい！愛にあふれた天の御父は，わたしたちがみもとに戻り，御父とともに永遠の命を得ることを望んでおられます。なぜなら，そこは，わたしたちが現在想像できる範囲を超えた真実の永続する幸福と喜びのある場所であるということを，御父は御存じだからです。ニーファイ第二書31章20節で，御父がきわめて明確かつ具体的に，みもとに戻るためにしなければならないことを述べられたのは，このためです。主の助けがあれば，わたしたちはそれができます。御父は，お命じになったことをわたしたちが行えるように，常に方法を備えてくださいます。