また会う日まで
創造の目的
「日の光栄の結婚と永遠の家族」『聖徒の道』1980年9月号，20－24から。表記法は標準化。
わたしたち一人一人が自分の家庭を地上の天国とすることができます。
地球が創造された目的を考えてみましょう。聖典で明らかにされているのは次のことです。それは，神の息子，娘が死すべき世に住み，戒めを守ることによって，自分たちがかつていた神のもとへ帰るにふさわしいことを証明する，そのための場所を提供する目的で，地球が創造されたということです。
神は地球を創造した後にこう言われました。「『われわれのかたちに，われわれにかたどって人を造〔ろう。〕』……
神は自分のかたちに人を創造された。すなわち，神のかたちに創造し，男と女とに創造された。
神は彼らを祝福して言われた，『生めよ，ふえよ，地に満ちよ，地を従わせよ。』」（創世1：26－28）
神は女を創造し，彼女を男のもとに連れて来て，こう言われました。
「それで人はその父と母を離れて，妻と結び合い，一体となるのである。」（創世2：24）
そうです。結婚は神が定められたものです。夫と妻について最初に言及されたあの聖句以来，男と女が結婚式で夫婦となった実例は，聖典に度々登場します。……わたしたちはただ「飲み食いし，楽し」むためにこの地上に生きているのではありません（2ニーファイ28：7）。
聖文で言われているように，神が永遠であって，その被造物も永遠であり，神の真理も永遠であることを理解するのは，わたしたちにとって大切なことです。ですから，神がエバをアダムに妻として与えられたとき，その結びつきも永遠のものとなったのです。……
……まず両親が，なぜ自分たちが存在するのか，その目的を理解すれば，つまり，自分たちが文字どおり天の御父の霊の子供であって，ほかの霊の子供たちに肉体を与える責任を負っていることを理解すれば，誕生という奇跡に大きな喜びを感じます。それは，その家庭にやって来る子供の創造に際して，自分たちが神の協同者であることを自覚するからです。……
わたしたちはイエス・キリストの福音により，また神の戒めや神と交わした聖約を守ることにより，親子ともども天の御父のもとに帰る備えをしながら，家庭を地上の天国にすることができるのです。