福音の基本
今日,神はわたしたちに語りかけられる
天の御父はわたしたちを助けたいと望んでおられます。わたしたちは御父に耳を傾けているでしょうか。
200年前,天の御父とイエス・キリストは,ジョセフ・スミスという名の10代の若者に御姿を現されました。この最初の示現は,わたしたちに数々の重要な真理を教えています。イエスは再び,地上における教会を導いておられます。いにしえの時代と同じように,今日も預言者たちがいます。そして神はわたしたち一人一人の名前を御存じで,わたしたちの祈りを聞いておられます。主の声を聞こうと日々努めるとき,わたしたちは祝福を受けます。
啓示とは何でしょうか
神が御自分の子供たちに話しかけられることを「啓示」と呼びます。啓示には様々な種類があります。
個人の啓示とは,神が聖霊を通してわたしたち個人に語りかけられることです。神はわたしたちを慰め,導いてくださいます。
わたしたちはまた,自分が導くよう召されている人たちをどのように助けたらよいかについても啓示を受けることができます。例えば,親は自分の家族についての啓示を,ビショップは自分のワードについての啓示を受けることができます。
教会全体のために啓示を受けることができるのは預言者だけですが,わたしたちは皆,自分の指導者の教えが真実であるかどうかを知るために祈ることができます。
どうしたら啓示を受けられるでしょうか
わたしたちは,愛にあふれた全知全能の天の御父に,祈りを通していつでも語りかけることができます。御父がわたしたちに望んでおられるのは,祝福について御父に感謝し,自分の生活について御父に語り,必要なものを求めることです。そしてわたしたちは,聖霊からもたらされる思いや感情に注意を払うべきです。聖霊とは,天の御父からの使者のような御方です。
啓示はどのように聞こえるのでしょうか
啓示は一つの方法で描写できるものではありません。神はわたしたち一人一人に,わたしたちが理解できる方法で語られます(教義と聖約1:24参照)。時には,夢や示現を見る人もいます。しかしもっと多くの場合,温かさ,平安,喜びなど,聖霊からもたらされる穏やかな感情を通して,神はわたしたちに語りかけられます。
今月の教義と聖約の研究では,オリバー・カウドリについて読みます。オリバーは,啓示は思いと心の両方にもたらされると教わりました(教義と聖約8:2参照)。
聖文に記されている啓示の例にはどのようなものがありますか
聖文の数多くの話に,神が御自分の民に語っておられる描写があります。