親のために
預言者と啓示
親愛なる親の皆さん,
教義と聖約は主からの啓示を集めたものです。これらの啓示を学ぶことは,救い主が語られる声を知るまたとない機会となります。その声は預言者だけでなく,預言者を通して,わたしたちのような一般の教会員にも語りかけているのです。
今月号の機関誌では,啓示について子供たちと話す様々な機会を提供します。啓示はどのようにして受けるのか,啓示にはどんな働きがあるのかを彼らに話し,神は子供たちに喜んで語ろうとしておられることを伝えてください。
福音についての話し合い
主の約束によって平安を得る(教義と聖約6章)
2ページの絵を見せて,6章からの救い主の言葉を読みます。この約束は,1829年4月にジョセフ・スミスとオリバー・カウドリに与えられました。当時,ジョセフはわずか23歳でしたが,すでに人々から拒まれ,迫害を受けていました。この言葉はジョセフとオリバーにとってどのような助けになったと思われるでしょうか。この言葉はあなたの生活における困難にどのように当てはまるでしょうか。この約束された祝福を受けるために,わたしたちは何をすることができるでしょうか。
預言者と個人の啓示(教義と聖約1章)
主はわたしたちに個人的に語りかけられる場合と,預言者を通して語りかけられる場合があります(1章参照)。10ページの「福音の基本」を活用して,子供たちが啓示についてさらに学べるよう助けてください。6ページのラッセル・M・ネルソン大管長のメッセージを一緒に読むとよいでしょう。神は預言者を通してあなたにどのようなことを告げておられると感じますか。預言者の助言に従うことは,「子供と青少年」プログラムでの目標の設定につながるかもしれません。(このテーマについてより詳しく知るために,ネルソン大管長の次の説教を視聴するか読むのもよいでしょう。「教会のための啓示,わたしたちの人生のための啓示」『リアホナ』2018年5月号,93-96)
『わたしに従ってきなさい』の学習サポート
26ページにある『わたしに従ってきなさい』の毎週の学習をサポートするアイデアも,ぜひ御覧ください。
家族で楽しく学ぶ
キリストを見つける
エズラ・タフト・ベンソン大管長(1899-1994年)は,「教義と聖約……のほとんどのページ〔では,〕救い主について……述べられて〔いる〕」と教えています。1
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タイマーを2分に設定します。
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家族全員で,教義と聖約の最初の部分に素早く目を通し,キリストについて述べている箇所が幾つあるかを数えます。序文から始めて,9章で終えます。
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時間が来たら,さらに時間を取って,見つけたものの中からそれぞれ自分にとって特に意義深い聖句を一つ選びます。順番に分かち合います。
話し合い:今年の教義と聖約の研究をキリストを中心としたものには,どうしたらよいでしょうか。主の声を「聴く」ために,どのようなことができるでしょうか。
1,2,3,主はわたしに語りかけられる
教義と聖約は聖書とモルモン書とともに,キリストと,キリストがわたしたちに与えておられる啓示について教えています。教義と聖約の序文では,わたしたちはこの書に収められている啓示から「主イエス・キリストの優しい,それでいて確固とした声」を聞くことができると説明されています。
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家族一人一人に,内緒で番号を割り当てます。(1)聖書,(2)モルモン書,(3)教義と聖約。
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各自で,割り当てられた聖典から,わたしたちに原則を教えたり,説明したりしている主の「優しくて確固とした声」が記されている意義深い聖句を一つ見つけます。
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聖句の場所を明かさずに,順番に声に出して聖句を分かち合います。ほかの人たちは,指を1本か2本か3本立てて,それぞれの聖句がどの聖典からのものかを当てます。
話し合い:昔の時代の聖文は教義と聖約に収められている現代の啓示とともに,わたしたちがキリストについてさらに学び,キリストの声を聞くうえでどのような助けとなるでしょうか。今年,教義と聖約を研究しながら,わたしたちはどうすれば主の声を聞く力をつけることができるでしょうか。